ピアノ練習曲＿乙女の祈り

　乙女の祈りを聴いてみたくて、ネット検索して、適当に選んで聴いてみた。ところが、自分のイメージに残っている感じとは、あまりにも違って、平坦できらきら感のないものであった。

　演奏者の違いとはこういうものかと、改めて思った。そこで、辻井伸行のものを探してみたが、見つからない。練習曲なので、彼が成人してからのものは在り得ないのだろうが、青年期のものはあるのではと、探したが無かった。

　そこで、牛田智大という中学生と思われるものを聴いてみた。これが、実に繊細、かつきらきらした響きで、大いに満足した。誠に感受性豊かな演奏で、大きな広がりを感じられる。
　
　次に辻井伸行の「コルトナの朝」を聴いてみたところ、これが、実に穏やかな癒しを与えてくれる演奏で、とてもいい。この曲は彼が作曲したもので、イタリアの田舎町コルトナでの素晴らしい情感を表現したものとのこと。

　しばし、ピアノの演奏に聴き入っていた。