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2016年01月11日20:18

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ビクトリアの聖母のミサ

ヴォーカル・アンサンブルカペラ定期公演で行われた表記の演奏会を聴きに、目黒教会へ行ってきた。このアンサンブルは、通常は4声×2名の8名で構成されているのだが、今回は6声×2名で12名でサポートにハルモニアのソプラノ田村さんなどが加わっていた。

このプログラムは、ミサ曲の間に斉唱のグレゴリオ聖歌が入った式典の様式で行われ、最後にこのミサ曲のオリジナルになっているモテットの演奏を行った。そして、その解説を実演付きで演奏前に音楽監督の花井氏が行った。

演奏形式は、各自が楽譜を持つのではなく大きな楽譜(写真参照)を皆で見ながら歌うという形式だった。演奏が行われた目黒教会は、西洋式を真似た天井の高い様式で音響は、少人数のアカペラにぴったりの感じで心地よく響いていた。

演奏は、さしがにほぼプロの演奏者によるものだけあって、とても美しい演奏だった。古典のポリフォニーはこのように歌うという良い見本だったと思う。私自身もTCMCの4/10教会コンサートで同じビクトリアの曲を歌うことになっているため、大変参考になった。

発声面で言えば、ほぼノンヴィブラートでレガートの歌唱、この中で重要なのはハーモニー感覚とフレージングの感覚が両方必要という感じだった。

今年の初鑑賞は、なかなか良い出だしだったのではないだろうか・・・来週の日曜日は、ガラッと変わって東京シティフィルとコーアによるオペレッタ「こうもり」の演奏会となっている。
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