少女まんが「氷の女王」

少女マンガには　最初の数ページを読んだだけで「失礼しました」と挨拶をせざるを得ない作品が多い。　ただ時々「おぉっ！！これは！！」と驚愕する作品や、なんとはなしにスゥ〜〜ッと読み続けてしまう不思議な作品が存在するので、頭から嫌いだとは言えないのです。

この「氷の女王」は、なんとはなしに読み続けてさせてしまう魅力が　どこかに有るらしく　で、ここに紹介いたします。

前半に登場した引っ込み思案の女の子がヒロインかと思ったら、後半に出てきた「明らかにライバル」の外弁慶タイプの少女が主人公になってしまってビックリ。　
　この娘が確かに面白く、１０代の少女なのに「性格は両津 勘吉？ブルマ？・・・・・・（本人）俺はヤダ、（周りの皆）　ならオレがやる、オレがやる、　（本人）それなら俺がヤル、　（周り）どうぞどうぞ　の時の「上島竜兵」？が一番近いか。

可愛い女の子が上記の性格で、しかも日本フィギュアスケートのトップ選手・・・設定のバランスがとれてる。

ヒロインのキャラが上出来なのに、男子側はもう一つだ。　でもそれが少女マンガでもある。（少年マンガに登場する女子も　大体がワンパターンだもの）

ヒロインのキャラだけで読ませ続けられるのは立派。　７０点です。