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2015年07月02日22:29

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末世思想の世に近い

東北地方に甚大なる被害を及ぼした東日本大震災。

この震災での地震と津波のレベルは、平安時代末期の貞観地震に匹敵するものと言われており、1000年に一度の大災害であった。

平安時代末期には、この貞観地震以降、天変地異が続き、いわゆる末世思想が世に広がったと言われている。

具体的に、貞観地震前後から続いた天変地異と言える現象を、20年ぐらいのスパンで記載してみる。

864年(貞観6年5月)
富士山噴火(青木ヶ原樹海を作った貞観大噴火)、阿蘇山噴火

868年7月30日(8月3日)(貞観10年7月8日)
播磨国地震- M 7台

869年7月9日(7月13日)(貞観11年5月26日夜)
貞観地震 - M 8.3〜8.6

878年10月28日(11月1日)(元慶2年9月29日)
相模・武蔵地震 - M 7.4

886年6月29日(7月3日)(仁和2年5月24日)
伊豆諸島噴火

887年 7月29日8月22日(8月26日)(仁和3年7月30日)
仁和地震(南海トラフ連動型地震説あり) - M 8〜8.5

しかも、この時期に箱根山が噴火し、鎌倉時代初期(1200年ごろ)まで噴火が続いたと言われている。



時系列に前後はあるものの、昨今の地震や噴火と、あまりにも類似していないだろうか?

1.阪神大震災 1995年1月7日発生・・・播磨国地震に相当?
2.東日本大震災 2011年3月11日
3.阿蘇中岳、木曽御岳山、新燃岳、口之島噴火など、比較的規模の大きな噴火の連続。
4.小笠原諸島 西島の大規模噴火の継続

そして、今回の箱根の噴火である。

もし、現在起こっていることが平安時代の再現であるとすれば、今後15年程度の間に、富士山の噴火、関東での大規模地震、南海トラフ巨大地震の覚悟が必要と言う事になる。



文化レベルも科学レベルも低かった平安時代ゆえに、釈迦入滅後に訪れると言われていた末世の世が来たと解釈され、貴族らは宴に狂奔しながら、立派な社寺を建立した。

そして、庶民は、心のよりどころを宗教に求め、雑多な宗派が生まれたともいわれている。

事実、富士山の噴火などにより、気候変動による飢饉も発生していたことから、宗教にしか逃げ場がなかったのだろう。


我々は、少なくともこの時よりも科学的知見を持っているのだから、大災害に備える心の準備と物質的な準備を備えるべきである。


しかし、東京オリンピック、大丈夫か?


■噴気孔、新たに三つ=箱根山地下で活動高まり―気象庁
(時事通信社 - 07月02日 20:01)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=4&from=diary&id=3496919
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