mixiユーザー(id:1417947)

2015年06月05日20:53

368 view

違憲・・・

 昨日は、友達と酒飲みをしていたため、日記などは休んでしみました。

 昨日、衆議院の憲法審査会に招かれた憲法学者3人が、
 それぞれ、「集団的自衛権の行使は違憲」との発言をして、大騒ぎになっています。
 この日の憲法審査会は本来、立憲主義や憲法制定過程を巡る議論について、
 各党推薦の専門家から意見を聴く参考人質疑だったそうです。
 しかし、野党議員の質問をきっかけに議論は
 衆院特別委で審議中の安保法案をめぐる議論に集中したとの事です。
 小林節慶応大学名誉教授は、今の安保関連法案の本質について
 「国際法上の戦争に参加することになる以上は戦争法だ」と断じたとの事ですし、
 自民党や公明党などが推薦した早稲田大の長谷部恭男教授は、
 安保法案について
 「憲法違反だ。従来の政府見解の基本的な論理の枠内では説明がつかない」と
 明言したと報じられています。

 自民党内部では、人選ミスとの声が上がっているとの事ですが、
 自分たちに都合の良い人だけを集めて意見を聞く、
 これまでのやり方を自ら認めた事になります。
 審査会幹事の船田元自民党憲法改正推進本部長に対し、
 佐藤勉自民党国会対策委員長から
 「自分たちが呼んだ参考人の発言だから影響は大きい。
  安保法制の議論に十分配慮してほしい」と注意を受けたと報じられています。
 因みに船田本部長も佐藤委員長も栃木県選出の衆議院議員です。

 憲法や安全保障についての考え方が異なる3人の参考人だったそうですが、
 そろって問題視したのは、昨夏の閣議決定で認めた集団的自衛権の行使でした。
 多分憲法学者としての良心に基づいての事なのでしょう。

 3人の学者達は、新たな安保関連法案が、「戦闘現場」以外ならアメリカ軍などへの
 後方支援を拡充する点についても問題点を指摘し、
 小林名誉教授は、戦争への協力を銀行強盗を手伝うことに喩えて、
 「長谷部先生が銀行強盗して、僕が車で送迎すれば、一緒に強盗したことになる」と
 述べたそうです。

 菅義偉官房長官は昨日の記者会見で、
 「法的安定性や論理的整合性は確保されている。全く違憲との指摘はあたらない」と
 述べたと報じられていますが、
 銀行強盗の喩えについて、説明出来るのでしょうか?
 少なくても、学者達が指摘した事項について、明確に説明する責任があると思います。

 この3名の憲法学者の皆さん、僕は知らない方ばかりでしたし、
 裁判官とは違いますから、指摘に法的な効果は発生しません。
 しかし、なし崩し的に戦争への道を歩みつつあると感じる人の多くは、
 久しぶりに胸のすく思いをされたのではないでしょうか?
 この発言などを野党はしっかりと受け止めて、
 政府を追及していって欲しいと思います。


6 16

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する

<2015年06月>
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
282930    

最近の日記

もっと見る