『アラヤシキの住人たち』

長野県小谷村にある真木共働学舎の人々の暮らしを
1年間かけてを追ったドキュメンタリー。
監督は『ナミイと唄えば』『バオバブの記憶』『ナージャの村』
『アレクセイと泉』の本橋成一。
『ある精肉店のはなし』を手掛けた大槻貴宏がプロデュースした。

豊かな自然に恵まれた北アルプスの山並に抱かれた長野県小谷村。
そのさらに山奥にある真木共働学舎は、
「共に働く学び舎」＝「共働学舎」の思想のもと、
自由学園の教師をしていた宮嶋眞一郎さんによって1974年に創設された。
大きなかやぶき屋根の二階建ての古家。
ここで自然と共に自給自足の共同生活を送る
20〜60代の男女数十人の姿を淡々と描く。

頼ってやってくる者、出ていく者、
伴侶を見つけそこで結婚するもの。
田畑を耕し、道を作り、山羊を飼い、みんなで食事をしながら語り合う。
生きるために働き、働くために生きる。
生に直結したシンプルな生活が心地よい。
山羊の出産シーンが見もの。

監督： 本橋成一
プロデューサー 大槻貴宏
撮影 一之瀬正史
編集 石川翔平
録音・MA 石川雄三
制作進行 中植きさら
助監督　佐久間愛生
スチール　本橋成一
ナレーション　渡邉早紀
出演　宮嶋信 ほか

5/23より自然と人間の関わりとして公開