７０歳のナイチンゲールの声

https://archive.org/details/FlorenceNightingaleVoice

これは　ナイチンゲールが７０歳の時に蝋管に記録した１分間の言葉。

最初にエイティーン　ハンドレッド　ナインティ　ナイティンゲール　ハウス　とか言ってる。
（この部分は　書き起こしに書いてない。１８９０年は記録した年）
書き起こしを読みながらでないと、とても聞き取れない。

When I am no longer even a memory, just a name,
I hope my voice may perpetuate　the great work of my life,
God bless my dear old comrades of Balaclava, and
bring them safe to shore. Florence Nightingale

パーペテュエイトは　不滅にする、で、皆の記憶に残したいということ。

日本語版のウィキには、２００７年に東大の協力で再生に成功となってるが、
イギリス版のウィキには、東大の名が出ないのが面白い。

ウィキには、彼女の人生を深く掘り下げた伝記映画は載ってないようだ。
彼女の人生は、１５歳あたりから３４歳あたりを描かねばならない。
彼女が最も苦しんだのは、その時期だ。
クリミアの苦しみは、彼女の本心を実現しうる場所での苦しみだから
理解の無い家族から逃れられない苦しみとは、比較にならない。

しかし、彼女は不思議な人。
有能な男達の愛を沢山手に入れたのだから。
彼らは、死ぬまで彼女に尽くした。

一番、感心するのは、本当は彼女と結婚したかったのに、
彼女の姉と結婚した、ハリー　バーニー卿。
バーニー卿は、彼女の姉が未婚ゆえに、彼女の障害になっていると見抜いて
再婚ではあったけど、姉と結婚した。
勿論、姉は幸せな結婚生活を送った。