雨の日は下を向いて

雨の中、朝いちでかかりつけの整形外科に行ってきた。
MRIの断層写真を貰い、大学病院に紹介状を書いてもらうため。

まっすぐ前を見ると首が痛いので、叱られた子供のようにうなだれて歩く。
雨の公園は、そんな私にも優しくて
地上がこんなに色とりどりだということを教えてくれる。

ケータイの荒い画像じゃなあ。デジカメ持ってくるんだった。


　　　　　　　　　　色とりどりの葉っぱを乗せれば、アスファルトの色だってきれい。




　　　　　　　　　　根っこと落ち葉のハーモニー。




　　　　　　　　　　　　　　ああ、葉っぱってこんな風に染まってゆくんだ。



　　　　　　　　　　　　　　しんとした雨の公園は思いのほか明るくて、



　　　　　　　　　　　　　　弁財天の朱色に負けないぐらいの紅葉。

　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　雨の公園には誰もいなくて、
　　　　　　　　　　　　　　こんな美しい景色を独り占め。

　　　　　　　　　　　　　　飛行機に13時間も乗っていった異国よりも
　　　　　　　　　　　　　　歩いて10分の景色の美しさのほうが上なように思う。

　　　　　　　　　　　　　　日本の秋の色はあまりに美しくて
　　　　　　　　　　　　　　貧相でちいさな私の心には収まり切れない。


　　　　　　　　　　　　　　帰ったら、熱いコーヒーを飲もう。