予選はロズベルグ、ハミルトン、ボッタス。
決勝はハミルトン、マッサ、ボッタス。
ハミルトンに順位差をつけて勝てれば、ロズベルグが逆転チャンピオンのシチュエーション。
しかし、スタートでヒョロっとハミルトンが前に出て、そのままレースをコントロール。追いかけるロズベルグのマシンは故障してペースダウン。あっさりと勝負は決まってしまった。
マシントラブルで決着というのは、やや盛り上がりに欠けるけれど、こういうのも含めてF1というものだよなと。
まぁロズベルグのトラブルを見て、やや慎重な走りに変えたにもかかわらず、2位のマッサを寄せつけなかったハミルトン。もしロズベルグがトラブルがなく走って優勝していたとしても、ロズベルグとハミルトンの間に、マッサたちが割り込めたとは思えない。順位差が開かない以上、やはりハミルトンのチャンピオンは変わらなかっただろう。
シーズン前、『仮に過去のシーズンでダブルポイント制が取られていたとしても、最終戦で逆転チャンピオンになれたケースはほとんどない』『だからダブルポイント制度による影響はほとんどない』と日記に書いたことがあった。実際、今年のチャンピオン争いも、ダブルポイントでの逆転はなかった。
しかし、今回7位に入ったペレスは、ライコネンとマグヌッセンを抜いて、総合10位という逆転劇。よく考えれば当たり前なのだけれど、僅差の争いになりがちな中堅層ほど、ダブルポイントの影響が大きかったよなと。
レース後に互いを讃え合うハミルトンとロズベルグ。もちろん心の底では別の感情もあるのだろうけれど、それでも試合後は仲良くしてみせるのが、スポーツマンであり、プロであり、大人だ。アブダビでの二人の振る舞いは、本当にパーフェクトだったと思う。
可夢偉の最終戦はリタイア。可夢偉が頑張ってどうにかなる話でもなかったので、仕方ない。
もっと良いマシンに乗れていればとか、もっと遅いドライバーがいるのにとか、思う所は色々あるけれど、同じようにして才能のあるドライバーがシートを失っていく姿を、過去に何度も見ている。「これがF1というものだ」としか言い様がない。
チャンピオンドライバーの大移動に、ホンダ参戦。来年は色々と変化はあるわけで、それが面白さにつながればいいなとは思う。
とりえあず、マクラーレン・ホンダの1年目からの大躍進と、来年もケータハムがレースを続けていることだけは、全く信じてない。
月末までにフジネクスト解約しよう…。また来年。
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