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2013年04月19日07:11

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第172回志らく一門会

 「第172回志らく一門会」。開場前、持っていったパンをかじる。


開口一番・らく人さん(前座) 「牛ほめ」

 まくらで「見習いがまた2人、入った。他にも入りそうな人がいる」と言っていた。この一門、めったやたらと弟子が多すぎ。良いことなんだけどさー。一門会に出られない人が増えそうな。弟子が集まるのは、志らく師が「教え方の分かり易い談志」みたいだからかな?20年後には落語界で一大勢力になっていたりして。

 それはともかく、落語。元気は良いけれど、平板で、空手の"型"の演技みたいな。でも、前座としてはそれで良いのかな。



二番手 ・志奄さん (二つ目)「勘定板」

 ご本人も言っていたけど、久しぶり。もっと数を演じられた方が良いのでは?

 落語は、二つ目として普通のレベル。先に二つ目になった人達は、ここからどうしたら良いか?混迷する人が多かったけど。彼も、このままでは混迷しそう。



中トリ ・こしらさん(真打) 「湯屋番」

 相変わらず下手だけど面白い。下手と言っても、昔よりはだいぶ上手くなってるし。

 彼の「湯屋番」は「主観若旦那」みたい。「この噺のポイントは、思い込みの激しい若旦那だっ!」と見たんでしょうね。カタチはまったく談志・志らく流とはかけ離れている(ご本人がまくらで言っていたけど、師匠・志らくにもあまり好かれず、真打ち披露以外では、師匠の会にほとんど使って貰えなかったとか)んだけど。噺のポイントだと見た部分を強調しようとする点は、やはり談志・志らくのDNAを引き継いでいるのかも。



四番手 ・志ららさん(二つ目)「親子酒」

 だいぶ久しぶり。そのせいか、以前より随分上手になっておられて感心しました。ただ、やっぱり二つ目の壁「オリジナリティ」で苦しんでおられそう。



膝代わり・志らべさん(二つ目)「宿屋の仇討ち」

 ヒザ代わりで40分近くかかる大ネタを演るかーふつー苦笑。そこにまずビックリ。

 出来は、ところどころ上手だけどところどころ息切れしてはった。退屈はしなかたけれど、時々ダレがあったよな。テンポ良く、一気に押し切る勢いが無いとこのネタは難しいのでは。



大トリ ・志らく師 (真打) 「崇徳院」

 最近、高座に必ずお茶が出るようになった。喉を炒めておられるのかしらん。

 まくら。5月からスカパー!で新番組を持つことになったそうな。懐メロ系?

 落語。当然ながらダントツに上手く面白い。今夜は時間が押してるせいか、実験的試みは抑えて普通に(と言っても志らく流の普通)演じておられたけど、それでも抜けている。


 終演21:25。ダッシュで帰る。
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