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2013年04月15日06:24

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大河「八重の桜」第11〜15回と、東西格差

 3月17日。夕食を摂りながら大河「八重の桜」第11回を鑑賞。

 会津。八重の弟・三郎が、京に派遣される部隊へ志願し父・権八から激怒される。八重も驚くが、後に彼の真意(川崎の作った新式銃の採用を藩上層部に訴えるため、早く一人前になりたい)を知ってその成長を喜ぶ。

 京。病の容保。象山が暗殺される。会津は、慶喜や朝廷に働きかけ、長州討伐の勅を得る。蛤御門の変まであと数日。

→ 覚馬らが変装して長州本陣の神社を偵察するって、それは無理があるでしょ。当時は髷が武士と町人で形が違うんだから。すぐバレるに決まってる。

 あと、女性誌などで「会津弁が分からない」という声があるらしー。そうかなぁ?ちゃんと分かるけど。そりゃ細かいニュアンスは分からないけど、そんなことを言ったら他の方言・他の番組だって一緒だし。みんな、カンが悪いんじゃない?

 ただ、面白いドラマか?と言うと、やっぱり疑問。八重を演じる綾瀬はるかの、ヘン顔も辞さない熱演は光るんだけど、相変わらずシナリオが。。。イマイチ。




 3月24日。夕食を摂りながら、大河「八重の桜」第12回を鑑賞。

 1864(元治元)年7月、禁門(蛤御門)の変。会津藩が主力の幕府軍は劣勢だったが、そこへ西郷率いる薩摩藩が現れる。新式のライフル銃を持つ彼らのおかげで幕府軍辛くも勝利。しかし覚馬は目を負傷する。

 一方、会津では八重が、開戦直前に覚馬から手紙で勧められた尚之助との縁談に悩み戸惑っていた。

→ ドラマ本線が会津目線なのを、最後の「町人達からの罵り」でバランスをとり長州にも配慮したのかな?にしても、あの時期は長州が過激派のようで間違っていたと思うけどー。




 3月31日。夕食を摂りながら、大河「八重の桜」第13回を鑑賞。

 会津。覚馬からの伝言「尚之助が他藩へ移籍を望むのであれば応援する、その場合は八重との縁談提案は取り消す」を聞き、八重と尚之助の心は揺れる。数日後、尚之助は八重に求婚する。

 京。勝の影響を受けた西郷ら薩摩藩の翻意により、長州攻めはまず和平の道を探ることに。下関戦争での完敗で考えが変わり始めていた長州が幕府に詫びを入れ、長州征伐は中止。

→ 縦長顔の西郷さんに違和感。にしても、相変わらず幕末ダイジェスト。




 4月7日。夕食を摂りながら、大河「八重の桜」第14回を鑑賞。

 会津。披露宴で酔いつぶれた尚之助を、八重は担いで2人の新居に運び込む。その後も、一風変わった夫婦は、新しい夫婦の姿を模索し合う。

 その年。アメリカでは南北戦争が終結。これにより余った武器が日本に流れることになる。

 京。覚馬は医者から“白そこひ(白内障)”と診断されいずれ失明すると告げられる。また、会津藩への幕府からの手当が停止されてしまう。一方、薩摩は岩倉具視と接触し「長州も幕府も勝たせてはならない」と言われ...

→ 京では会津藩がますます貧乏くじを引き始める。っていうか、容保があまりに不器用でくそ真面目過ぎる。普通、あんな損な役目からは逃げ出すでしょ。政治家じゃなく徳川幕府教の信者みたい。対する長州は、勤皇教の信者で、宗教戦争みたいな。

 会津国元。この時期の八重については伝えられている事情が乏しいせいか、ほとんど話が進まない。それはともかく、尚之助の顔が個性的で面白い。男子は顔が個性的でも魅力的に見えて良いよね。女子は、美人とされる人は皆、顔が似てきてしまう。




 14日。夕食を摂りながら、大河「八重の桜」第15回を鑑賞。

 1865(慶応元)年、密航した新島がボストン港に降り立った。南北戦争終結から3月後。

 翌慶応2年6月、第二次長州征伐。前年、龍馬の仲介で薩摩から新型鉄砲ミニエー銃を買っていた長州に、火縄銃かゲベール銃しか持たない幕府勢は敗戦が続く。その頃、覚馬の目も悪化。

 そんな中、脚気で?将軍家茂が没し、徳川宗家を慶喜が継ぐ(将軍職はまだ継がず)。慶喜は、一旦決意した自らの出陣を数日後翻し長州との和睦を目指し、会津などを混乱させる。

 会津。覚馬の妻・うらが、夫が4年も帰国出来ない苛立ちを一人娘のみねにぶつけるようになる。

→ ツマラナイのをここまでガマンして観て来たけど、やっぱ間延びし過ぎてる。だって、戊辰戦争直前までは、視聴者は概ね知ってる歴史なんだから、倍のペースで進めなきゃ。3割(全50回中、15回)が終わっても、まだ第二次長州征伐だなんて、進行が遅すぎ。視聴者の多くは、戊辰戦争前後およびその後の八重の人生を観たいんだと思うよ。普通の幕末なんて他のドラマでさんざ観たんだから。

 なので、ここまでは8回程度で描いてないと、後半が慌ただしいと思う。

 あと、綾瀬はるかって、そんなに美人じゃないよねぇ。そこそこの美人ではあるけれど、絶世の、というほどじゃない。例えば、眉をひそめた顔を本作ではしょっちゅうするけど。その顔は、ちょっと男顔で、ハンサムではあるけれど美人には見えない。ただ、とても好ましい印象はあって、そこが魅力な人?




 週刊ポスト4/5号。大河「八重の桜」で山口県人が激怒、「会津の人は、こんな風に思っていたのか」だそう。

 私は福島とも会津とも縁がない者だけど。なんであれで山口の人が激怒するのか分からない。幕末の長州が無茶苦茶で、現代で喩えるなら左翼過激派みたいだったのは、会津人だけじゃなく多くの人が思っていることでしょ。それを、長州人にばかり都合の良い幕末ドラマなんか多い(なにせ、最終的には勝った側だからね)のに、会津人に都合の良い珍しいドラマを観たからと言って、怒ることはない。

 会津(や、会津が使っていた新撰組)が右翼(新撰組は右翼過激派)なら、長州は左翼過激派。どっちもどっち。最終的に勝った長州は良いけれど、何も悪いことはしていない、左翼過激派をキビシク取り締まっただけなのに悲惨な目に遭った会津には強い恨みが残ってる。なので、どちらの味方をするか?と問われれば、そりゃ会津の味方をしたくなる。


 にしても、東西格差はあるよねぇ。西日本の人たちには「自分たちは虐げられている!」と誤解して東日本に対抗心を燃やしている人も少なくないけど。そりゃ首都・東京と比較するからで、東京以外(北海道・東北・東京を除く関東・北信越)と比較するなら西日本の方が恵まれている面が多いんじゃないかしらん。

 それに東京にしたって、代々住んでる「江戸っ子」はもう絶滅寸前だし。明治以降の東京は、薩摩長州など地方出身者による植民地。今の総理も長州出身だし。そう言う意味では、東京を考えても今の日本は西日本人の天下(私自身、東京生まれだけど父母は西日本の出身だし)。

 参考)東西格差関連日記↓
  http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1897793997&owner_id=2129235
  http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1898087820&owner_id=2129235
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