SPEEDIと避難距離

　AERA4/2号（3/26売）。SPEEDIについての記事。

・3/15深夜から16日未明に、枝野は文科省の官僚にSPEEDI結果の発表を指示。これを受け、3/23に一応の発表がなされた。

・もっと早く活用すべきだったと言う批判が多いが、全電源喪失で放射性物質の放出時期と放出量が不明であったため、本来の情報加工経路が聞かなくなったため、計算出来なかった。風向きも、当日は福島県浜通ではクルクルと360°変わっており、放出時期が分からないと予測が出来なかった。

・飯舘の高濃度汚染が明らかになったのは、3/23朝、米軍の実測情報から。

・と言うワケで、SPEEDIはそもそも欠陥品。


...と言う内容。SPEEDIの限界については私もその通りだと思うし、実際昨年４月頃の日記にはそう書いた。

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　ただ、記事の後段「3/23まで分からなかった」は嘘でしょ。実測はその前にもなされていた、と朝日本紙の連載「プロメテウス〜」は報じているし。米軍のシミュもあったし。

　そもそも、風向きが分からなくても、順次「大人は30km圏、子どもと妊婦は50km圏」からの退避を指示するべきだった。これは私ですら当時の日記に何度もそう書いた（最初は大人は20km圏としてたけど、子どもなどは最初から50km圏の避難を推奨）。

　菅（と枝野）の失政でしょう。

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