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2009年12月28日21:04

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第二次満州軽便攻略作戦 5月 3

2より  http://mixi.jp/view_diary.pl?owner_id=1335677&id=1373769543

5月21日午前遅く・・・

門達を発って約1時間、白市近くの双遼の町に到着。白市はここから国鉄駅で1駅分戻る形になります。

事前の解り難い衛星写真による調査では3月の車窓から確認した軌道の方角を見ると、どうやら同方向に2箇所の鉱山が存在するようです。奥の鉱山まで軌道が延びているとすれば約4km、途中の鉱山からだと約1kmの輸送距離という事になります。それより白市は旅行会社を通した調査でも全く連絡先が解らなかったので、せっかく来ても動いてるかどうか解りません。門達のように動いてると思って来ても数日間運休という事もあります。

双遼には大きな火力発電所があり、白市は町から見ると発電所を挟んだ反対側に位置するようです。街中から幹線道路を外れて集落の中を通る道はあいも変わらずワヤクチャのダート道を進み、少し迷いながらも国鉄の踏切を渡ると目指す軌道が見えました。軌道の踏切まで行くと近くの鉱山で砂を積込んでいる列車が見えますわーい(嬉しい顔) 少なくても本日は動いており、現鉱山に位置から輸送距離が約1kmという事も判明指でOK
カメラをセットアップすると間もなく列車が出発しました。

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「機関車」は他の砂鉱山でも見られた同タイプのトラックタイプ。

従業員がナニをしてるんだ?って顔でこちらに来ますが怒ってはいない感じです。ガイド氏が説明してますが、このような地方で鉄道の写真を撮るなんて習慣はありませんから趣味で撮影している事が理解してもらえるかどうか解りません。まぁとりあえずは納得したような顔になったので良しと手(チョキ)わーい(嬉しい顔)
しかし午前中はこれで終了という事で、荷降しした列車から機関車だけ離れて車庫に入っていくのが遠目で見えます。午後は14時からという事でみんな自宅へ戻っていくようです。とりあえず我々は先に少しロケーションをしようとなり、国鉄白市駅裏の積替え施設を見に行きます。

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その途中で車庫の前を通るので軽く偵察。お昼なのか誰もいません。

途中に止められている貨車列車を観ると、連結器はよくある朝顔型ですがリンクの代りにぺーシ(レール継ぎ板)が差し込まれてます。これだとピンとリンクの隙間による列車の振動が少なくなり、上手く考えたものだと感心うれしい顔 日本でも真似てみては?・・・とはいえ、イマドキ朝顔型連結器なんて使っているところは殆どありませんがウッシッシ

駅裏に車で行くと、なんと砂にタイヤを取られてスタック。幸い深みに入る前に押し出しに成功したので事無きを得ましたが。鉱山地区以外のロケーションは終ったので、昼食に向います。とはいえ、近くの集落には食堂が無いので、双遼まで行く事に。大きな火力発電所の横の畑の中のダート道を通り、発電所正門前付近の食堂へ。移動距離はそんなに無いのですが、道が悪いので30分近くかかります。町の手前では中国に来て初めてお寺も見かけました。廟などは文化大革命時にことごとく破壊されつくされたので、おそらく近年の再建かと思われます。前を通る時に中もチラリと見えましたが、映画「少林寺」みたいなお坊さん達が見えました。

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発電所の前周辺は新しい団地が建っており、食堂の前も中国版星型棟が建ってますほっとした顔

再び砂軌道へ戻り、駅裏で午後の列車が動き出すのを待ちます。車の中で寝る者もいれば・・・

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あまり国鉄列車を撮影した事が無い私メなどは、駅を通る列車を撮影してたり・・・わーい(嬉しい顔)

ン・・・と気付くと機関車が車庫から出てきて砂列車も出発し始めました。
全線がたった1km、大きなカーブも1箇所しかないので、カーブの途中に立つと、ほぼ全線が見渡せてしまいます。

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手前は畑ですが、まだ作付けが行われて無い様で見通しは抜群です指でOK

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白市駅での荷降し、人海戦術です(中国らしいウッシッシ)。まだ荷物を受け入れる余裕はあるようです。

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トラック型機関車。後部1軸が動力軸なので「荷台」には死重が積まれているようです。

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午後の2便目。少し風が出てきて場所によっては砂塵状態になってきました。

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振り返ると、上手く客車列車とすれ違い手(チョキ)

次は鉱山地区へ行ってみます。行き違い設備なども無く線路も1本だけのあっさりしたレイアウト。

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一番奥は線路が途切れておりましたが、この先にも明らかに軌道跡と思われる痕跡が観られたので、やはりかっては4km先の鉱山まで軌道が延びていたと思われます。
線路の先に池が見えてますが、これが採掘地区で製品である砂をポンプで水ごと吸い上げ集積地で水を抜いて運んでます。場所によっては吸い込んだ送水管のまま国鉄駅に送っている所もあるようなので、軌道を使っている場所はそれなりに古い施設というところなんでしょうか?

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列車が到着すると、積込みはブルドーザーです。荷降しとは対照的に機械化されてます。
従業員氏に砂の上からの景色が良いヨ・・・と聞いてたので、かなり自由に撮影できます。
ウルサイヤツ・・・もいるのかいないのか・・・こんなトロッコを撮りに来た者は初めてだ、とも言われましたが概ね好感的です。

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鉱山を列車が出発。風が強くなってきており、場所によってはサンドブラスト状態がまん顔

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車庫前を通過する列車。

夕方になり本日の輸送列車も終了、機関庫の中も見てみたいので機関車をしまう時に一緒に雪崩れ込む作戦にでますウッシッシ

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門のところで貨車を切り離します。門扉は壊れていて閉まらないのだとかむふっ

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入庫する為に扉を開けたところで一緒に雪崩れ込みわーい(嬉しい顔)

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中には予備車のもう1台が。

聞いたところでは、運んでいるのはガラスの原料の硅砂で長春方面へ出荷。鉱山自体は満州時代からあったそうですが、その頃の輸送手段は馬車。1950年代に軌道が敷かれ現在のような列車輸送になったそうです。機関車はその当時のものか、せいぜい1世代変ったくらいではないでしょうか? 機関車を製作した工場も今では無いだろうとの事。しかしその軌道も送水管化やトラック化の波がきており、ここ白市軌道もあと1〜2年ではないかとの事もうやだ〜(悲しい顔)
軌道幅は762mm、白市の動力車は予備も含めて2台。1日ごとに交互に使っているそうです。と言うことは、翌日は左の機関車が動くという事です。

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機関庫の横。

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同じ場所の方向違い。クレーン台に付けられたスローガンと星が味をだしてますあっかんべー
表にはガードマンがいるという事だったので、出る時も裏から・・・ウッシッシ

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本日終了・・・ですが、とりあえず駅の一番奥に止められている積替えマシーンも観に行きます。車輪が赤と白に塗られているあたりが中国的わーい(嬉しい顔) 奥の赤い建物は白市駅舎。

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積替え施設全景。溝の両脇に軌道が敷かれています。まだ余裕はあるぞハート達(複数ハート)

本日の宿泊は双遼。発電所付近で一番大きなホテルにします。布団は清潔でしたが床の絨毯が少し臭う・・・ウッシッシ が、まぁ我慢のできる範疇ですが。ホテル周りに高いビルが無いので景色は抜群。

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窓から廃工場が見えます。周りが落ち着いた住宅地になっているようなので、ちょっと違和感?があります。

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夜は鍋料理店へ。きのこ鍋だそうですが、きのこの中に「菌」んって、アンタたらーっ(汗)

翌日も白市軌道へ行きます。

続く 4
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