今日は1日雨
そういえばあの時も、
何日も雨が降り続いたっけ...
とても哀しい雨だった
あれからもう4年が経ったんだね...
新潟中越沖地震。あの大惨事から昨日で4年の歳月が過ぎた。
あの時オレは、
現地の小学校の崩れ落ちそうな校舎の脇の校庭で、
被災者の方達と一緒にテントで寝起きしながらボランティアしてた。
ほんの少しの間だったけど、なんだかいろんなことがあったような気がする。
そしてたくさんの人たちとふれあった。
配給所で一緒に働いたにーちゃんやおいちゃん達も、実は家が被害にあっていてほんとはとても大変な人たちだった。
避難所暮らしがみょーに違和感のあるヤンキー姉ちゃんが、食糧を貰いにくる時に「すみませーん」ととても殊勝にしてて、なんだかめっちゃ可愛いかった。
仲良くなった被災者のおばちゃんたちと「あ。オレ、明日帰るんです」と話したら、「あれ?どこに?」とキョトンとされた。
地元民だと思われてたらしい
おばあちゃんが、配給のおにぎりを受け取り涙ぐみながら言ってくれた「ありがとう」には、とてつもない辛さがにじみ出ていて、言葉を失うオレも思わず涙がでそうになった...
みんなどうしてるのかな?
元気でやってるのかな?
傷跡は、もう、癒えたのかな?...
人はこんなふうに、助け合いながら生きていくんだね
炊き出しを手伝ってくれた地元の中学生が言ってたよ。
「東京で地震が起きたら、ぜったいボランティアにいくよ」って。
ま、その後に、
「ヤバイよねー東京!遊ぶとこたくさんあって、めっちゃ行きたいし!
」
って言ってたけど
でも、それでいいんだよ。
きっとそこには、同じあたたかな思いが通じあってる...
4年前の雨...
どうしようもない不安と辛さのなか、
出逢った人々の笑顔とあたたかさをきっといつまでも忘れないだろう。
夜中に校庭のテントをうつ雨の音が、
なんだかとても哀しく切なく響いた、
そんな夜...
そんな日々達だった...
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