蛇王再臨

私が高校の頃にはまっていた小説に「アルスラーン戦記」という作品がありました。
中世ペルシア風の異世界を舞台にした異世界ファンタジーで戦記もので、当時田中芳樹さんの作品が大好きだった私は超読み漁ったものでした。

人間同士の覇権を巡る争いを中心にした第一部、全７巻は順調に完結したのです。ところが第２部、超常的な力を持った魔道士やらが蛇王を復活させようと目論むエピソードになると大幅にペースダウン。
数年に１度の新刊というペースになりまして。さすがに当時ほどの田中芳樹熱はなくなってもきたのですが、のんきに追いかけ続けてきていたのです。

で、このほど新刊で出てたんですよ。そしてそのサブタイトルがなんと「蛇王再臨」！！

これは、往年のアルスラーン戦記のファンからすると、「ついに来たか！」のサブタイトルなんです。
第１部の頃から、タイトルだけは決まっていると予告されていたものなのです。
しかもこの巻でついに、「アルスラーンの十六翼将」が勢ぞろいするようです！
この「アルスラーンの十六翼将」、第１部の終了の時に、アルスラーンの十六翼将のうち１５人までが揃っている、という記述を読んでから、１６人目は誰で、いつ、どんな形で加わるのかと、気になって仕方なかったものでした。
そんな第１部の完結が１９９０年の出来事ですから、あれから１８年ですよ。待ちすぎです。待たせすぎです。でもついに出た！

これから読むのが楽しみです。でももったいなくて、つい他の本から読んでしまったり（苦笑）

……逆にこの次の巻からは、だんだんやられてく人も出るって噂だしなぁ……死亡フラグ立てにきちゃってる人たちもいるしなぁ……この先は楽しみなような、読むのが辛くなりそうな、そんな予感もしているのでした。