とにかく全然ダメダメと評判だった劇場版、実写版のデビルマン。
でも気になってました。デビルマンだから。
劇場公開時は気になりつつも、評判のせいもあって、見に行くには至りませんでした。
しかし興味は尽きません。
コミック版のデビルマンといえば、子供心にトラウマを植えつけかねないほどの強烈なメッセージと破壊力を持った名作です。
すっごい大雑把なあらすじ。
主人公不動明は悪魔と融合しても人の心を持ち続けて人のために悪魔族と戦う。けれど、人が突然に悪魔に変異してしまう悪魔化現象に人類は恐怖におののき悪魔狩りをはじめ、悪魔でなくても怪しいと思われるだけで狩られてしまうパニック状態に。
人類を守るために戦っていたはずのデビルマンも人類によって大切な人を奪われ、人を守る意味を失い、悪魔族にも与せず、人でも悪魔でもない、デビルマンとして悪魔族との最終決戦に挑む。
それをどんな風にダメ料理したのかを見てみたい。
レンタル150円ならダメ映画でも痛くなかろうと借りてきて見てみました。
そして愕然とした。
な、なんだこれわ。
だ……ダメだ。ダメすぎるうぅぅぅ〜〜〜
へっぽこな演出、へっぽこなアレンジ、変なトコだけ漫画っぽさを残した唐突な展開と台詞回し。
どうすればこんなにつまんなく作れるんだって思ってしまったよ。
確かにストーリーの基本ラインに大きな手は加えていませんでした。
シレーヌも出ます。ジンメンも出ます。悪魔狩りもあります。美樹ちゃんもああなっちゃいます。
ラストもだいたいあんな感じです。
でも明らかに違う。これは違う。
原作至上主義ってわけじゃありません。でもだって、つまんないんだもんとしか言えない(苦笑)
全国の実写版デビルマン好きな人すみません。私はダメでした。
確かに150円程度、気になる駄作のためなら痛くない。
しかしまあなんと言いますか、「俺の時間を返せ」と言ってもいいような気がする、そんなレベルの作品でしたよ。
見たことは一寸たりとも後悔してないがな!!(血涙)
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