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2024年05月10日23:15

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札幌市交通資料館

地下鉄南北線の終点・真駒内駅から一つ手前の自衛隊前駅には隣接して札幌市交通資料館があります。
(駅降りるといきなり広大な陸上自衛隊真駒内駐屯地があります。)

高架区間の地下鉄路線の真下に1975年に作られたものですが、2017年からのリニューアル工事のために長期間閉館し、今月1日にやっとオープンしました。

資料館の建物も完全に新築に建替えられたのですが、2階建てのうち資料館は1階だけで2階は地下鉄乗務員の詰所になっています。

また以前からの展示を継承し、屋外車両展示として地下鉄高架下にも車両が展示されています。

再オープンまで7年という大変に長い年月が掛かっていますが、これは資料館新築だけではなくて、地下鉄の高架橋の耐震工事が伴ったためです。

もしかしたらコロナの影響、昨今の建設業界の人手不足もあるかもしれません。

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展示室の中の非常にレトロな電車は大正7年に札幌の街を走り始め、廃車は昭和11年、その後は旧資料館で展示されていましたが2013年からは愛知県の明治村で特別展示され、2023年に札幌に戻ったそうです。

なぜ愛知県か、ですが販売元が名古屋電気鉄道株式会社だったからです。

なお製造元は分かりません。
名古屋電気鉄道は現在の名古屋鉄道と名古屋市交通局の前身企業だそうです。
(名古屋電気鉄道は大正11年に解散して現存せず)


屋外展示は路面電車を中心に札幌地下鉄の一番最初の車両、雪国ならではの名物"ササラ電車"もかなり古いものが展示されています。

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↓札幌地下鉄の1番最初の車両。とても54年前(1970年)とは思えないデザイン。札幌地下鉄は全てゴムタイヤ車両です。

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ボンネットバスもありますがバスコーナーは工事がまだ終わっていないようで入れません。

かなり充実した施設ですが入場無料、自衛隊前駅隣接、札幌駅から地下鉄南北線でわずか15分の場所にあります。

別の日記で展示車両を掘り下げたものも書きます。


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