五時五分前に家を出る 春休みだが順調に大宮へ 旧中山道から ぼつぼつ混んで 駅近く1キロはちょっと混んでいたが 35分には駐庫 のんびり茜屋珈琲店へ あんまり春らしい服を着た女性が少ないね 地味な服装がおおし
茜屋に入り いつもの奥から二番目の席に 埼玉新聞を取りゆっくり読み始める さすが県内のことが書かれてあるね 今日も六分七分で出てきた漆黒の黒い珈琲 まだ熱いので しばらく新聞に耽る
やがて訪れる至福のとき 思い切り香りを嗅いで馥郁たるアロマを楽しみ 徐に口に入れて飲む 前回いただいた帝国ホテルのチョコがまだカバンにあるので取り出して珈琲とともにいただく 珈琲とチョコの見事な融解に口の中が喜んでいる しばし師父の時を経て帰宅の途に
今宵一枚目の音楽は ベートーヴェン 弦楽四重奏曲
弦楽四重奏曲 第7番 ヘ長調 Op.59-1「ラズモフスキー第1番」
弦楽四重奏曲 第11番 ヘ短調 作品95「セリオーソ」
ブタペスト弦楽四重奏団
録音は1959年と60年
ベートーベンという人はあらゆるジャンルの音楽を書いた 交響曲とピアノソナタ そして弦楽四重奏はその生涯を通じて書き続けた とりわけ 弦楽四重奏というジャンルは第10番「ハープ」と第11番「セリオーソ」が中期から後期への過渡的な性格を持っている 弦楽四重奏というのは最も「聞き手」を意識しないですむという性格を持っている
そういう意味では 彼がその生涯において書き残した16曲の弦楽四重奏曲を聞き通すと言うことは ベートーベンという稀代の天才の一番奥深いところにある心の内面をたどることになるのかもしれない
桜花は美しいがまた雨が降るようだ 新古金の歌人式市内新王にこんなのがある
花は散りてその色となくながむればむなしき空に春雨ぞふる
散る花もまた美しいね 我が家の二期ザクラもほぼ満開だな
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