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2024年03月08日21:08

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漫画界のスターがまた一人……

鳥山明さん3月1日死去、68歳 急性硬膜下血腫で「Dr.スランプ」「ドラゴンボール」など
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=8&from=diary&id=7778875

正直なところ、鳥山先生の漫画を全巻持っているわけではない。
ただ、それでもドクタースランプのアニメ(リメイク版)は子供の頃めっちゃ観てたしドラゴンボールアニメもちょくちょく観ていた。
ドラクエもよくやっていた。
鳥山先生の描いたものには頻繁に触れていた。
思い出があった。
それだけに、今回の訃報はあまりにも悲しかった。
つらすぎた。
あまりにもつらい。
漫画界、いや創作の世界の大きな損失といってもいいのではないかと思う。

鳥山先生の何がいいのかというと、あの独特な絵柄。
マッチョの筋肉はあいまいにせずハッキリと描くスタイル。
そして温和な時の表情と怒っているときの表情をハッキリを描き分ける目の描き方。
そして個性豊かなキャラの造形。
あれらは誰にも真似はできないだろう。
もし、鳥山さんに影響を受けた人がいたならば、確実に鳥山さんにインスピレーションを受けているとわかってしまう位には、鳥山先生の絵柄は独創的である。

また、彼の魅力は漫画界の大先輩という立ち位置でありながら、めちゃくちゃ絵や作品にこだわりがあるかというとそうでもないっていうところにある。
建物を描きたくないからアラレちゃんの舞台は田舎になり、市街地を描きたくないから爆発して即吹っ飛ばすかすぐに戦いの場を荒野に移したり、ベタ塗削減のためにサイヤ人を金髪にしたり。
デジタル画に移行したのも、作画の負担を減らすため。
さらには登場人物のことを忘れていたり、原稿用紙を冷蔵庫に突っ込んだりといったエピソードすらある。
そんなものぐさエピソードに事欠かない彼がここまで続けてこられたのは言うまでもなくセンスがあるからなのだろう。
才能というのは恐ろしいものであると実感する。
ただそうはいっても責任感は非常に強い人でもあったと思う。
締め切りは守るのが当たり前と言って、睡眠時間1日2〜3時間、6日連続徹夜、疲れすぎて信号の明かりが認識できない、そんな中でも決して仕事をおろそかにすることはなかった。
また、あるインタビューでは「強がって飄々とした態度をとっているが、何となくでこの仕事は続けられない。毎日が勉強だと思っている」とも語っている。
ドラゴンボール連載とドラクエのキャラデザを両立していた時は、ほんとつらかったと思う。
それでも仕事は忠実にこなしてきたわけだから、とんでもない方だと思う。
センスと責任感。
この二つを兼ね備えていたからこそ、鳥山先生はここまで躍進してこれたのだろう。

他の方でも言っている人はいるが、正直なところ鳥山先生が亡くなった実感は全くわかない。
ただ、一つ言えることは今後鳥山先生の新しく描いたイラストは今後観られなくなってしまうという事である。
運命とは言え悲しい。
鳥山先生も界王様のところにいるのだろうか。
向こうでも楽しくやっていてほしい。

今まで素敵な作品をありがとうございました。
ご冥福をお祈りいたします。
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