mixiユーザー(id:1417947)

2024年03月07日19:27

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吾妻鏡・・・

 昨日は、午後用事が立て込んで、夕刻に人が来りしたので、
 日記などを休んでしまいました。

 しばらく前から、現代語訳の吾妻鏡を読んでいます。
 吾妻鏡は、鎌倉時代に成立した日本の歴史書です。
 鎌倉幕府の初代将軍源頼朝から第6代将軍宗尊親王まで6代の将軍記の構成で、
 治承4年(1180年)から文永3年(1266年)までの幕府の事績を
 編年体で記しています。
 成立時期は鎌倉時代末期の正安2年(1300年)頃で、
 編纂者は幕府中枢の複数の者と見られています。
 後世に編纂された目録から全52巻(ただし第45巻欠)と言われていますが、
 吾妻鏡は、空白期間の存在が知られていて、
 1196年から源頼朝が死去した1199年までの重要な約3年間の記録がなく、
 他に1183年、1242年、1249年、1255年、1259年、1262年、1264年の記述も
 ほぼ欠落しています。
 編纂当時の権力者である北条得宗家の側からの記述であることや、
 あくまでも編纂当時に残る記録、伝承などからの編纂であることに
 注意は必要なものの、鎌倉時代研究の前提となる基本史料です。

 この吾妻鏡を五味文彦さんと本郷和人さんが16巻に分けて編纂し、
 吉川弘文館から出版されています。
 購入した訳ではなく、他の本と同じように図書館から借りて読んでいます。
 詳しい注釈が付いていて、出て来る人物などが記述されていますが、
 記載されている人の数が多いので注釈を当たるのが大変です。
 本文は何とか拡大鏡なしで読めるのですが、
 注釈の部分は、夜は読みづらいです。
 そんな事から、読むのに時間が掛かっていて、概ね1月1冊位のペースです。
 いつまでに読まなくてはならないと言う事がないので、慌てていません。
 現在、5巻の建久元年(1190年)から建久3年(1192年)を読んでいます。

 歴史で学ぶような事も当然記述されていますが、
 その経過などが述べられていて面白いです。
 しかし、歴史上は重要な事でないのが面白いのです。
 例えば、源頼家が生まれる時、
 頼朝はじめ御家人が、鎌倉の八幡宮前の段葛を造成した事や、
 多くの神社などに使者を派遣して安産を祈願していた事なども
 親心は変わらないものだと思ったりしました。
 また、頼朝が初めて上洛した時、後白河上皇が密かにその行列を見に行った事など、
 後白河上皇は頼朝に会った事がありませんでしたから、
 どんな奴か見て置こうと言う好奇心の現れなのかも知れません。

 僕の能力では、原文を直接読めませんので、
 現代語訳に頼らざるを得ないのですが、
 それでも原典に当たる事は面白いものだと思って、楽しんでいます。

 休み癖がついたようですが、
 明日も所用のため日記等を休ませて頂きますので、お含み置き下さい。


【今日の一句】
 まだまだだ 春は先だと 雪予報


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