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2024年01月17日19:25

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大山鳴動して・・・

 自民党安倍派(清和政策研究会)の政治資金パーティーを巡る事件で、
 東京地検特捜部が実力者「5人組」や事務総長経験者ら
 幹部議員の立件を見送る方向で検討していることが報じられています。
 今回の特捜部の捜査は、当初から内容が報じられていて、
 特捜部からのリークが噂されていました。
 そうした報道から、パーティー券の収入の一部が
 政治資金として報告されずに裏金となっていた事が分かり、
 改めて政治と金の問題に脚光が当たったと思いました。
 しかし、パーティー券の販売ノルマ超過分を議員側に還流させた際の支出を、
 派閥の政治資金収支報告書に記載しなかった政治資金規正法違反容疑について、
 客観的な証拠が乏しく、
 派閥の会計責任者との共謀を問うのは難しいとみているようです。

 こうした報道を見ていて、
 正に「泰山鳴動して鼠一匹」だなぁと思いました。
 この言葉、「泰山」が出て来るので、中国の諺だと思っていました。
 「泰山」は、山東省泰安市にある山で、
 封禅の儀式が行われる山として名高く、道教の聖地である五つの山の1つです。
 封禅は、帝王が天と地に王の即位を知らせ、
 天下が泰平であることを感謝する儀式です。
 『史記』によると、三皇五帝以来、
 秦の始皇帝の前まで72人の皇帝がこの儀式を行ったとの事です。
 更に、始皇帝をはじめ、有名な皇帝としては、
 前漢の武帝、後漢の光武帝、髄の文帝、唐の高宗、玄宗などが行っています。

 この日記に、出典などを書こうと思い、ネットで調べてみました。
 そうしたら、
 「大山鳴動して鼠一匹」と「大山」の字が使われているのが多かったです。
 あれ?と思ってさらに調べていたら、
 「ことわざを知る辞典」に次のような説明がありました。
 「西洋では、イソップ寓話と一体のもので、
  大口をたたきながら実行の伴わない個人に対する批判として使われます。
  これに対し、日本では、寓話との関係がすっかり忘れられ、
  主として社会的な事件の論評によく使われています。
  古代ローマの詩人ホラティウスの「詩論」を出典とする説がありますが、
  当時からことわざとして通用していた表現とみられます。
  プルタルコス「英雄伝」にも類似の表現があり、
  ディオゲネスまで遡るともいわれますが、
  個人の著作というより、民衆の間にひろまっていた寓話が起源と思われます。
  日本にも、安土桃山時代にイソップ寓話とともに入ってきた可能性がありますが、
  今のところ確認できるのは幕末以降に英語やフランス語などから入った痕跡です。」

 僕が知っていると思っていた事でも、間違って覚えている事がかなりありそうです。
 日記等で使う時には、キチンと確認して使わないといけないなぁと改めて思いました。


【今日の一句】
 探します スマホに鍵に 老眼鏡
 どこに置いたかな〜

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