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2023年12月23日17:43

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温和なブクロ

カミさんがスペインに飛び立って1週間、彼女の旅も折り返しのターンを切った。

留守を守る一人と二匹も気楽に楽しくやってるよ。

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食事もバッチリ。まあ、相変わらず炒飯が中心のメニューなんだけどさ。

サブディッシュにした小女子の佃煮も美味かったし

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中国の女子の物語も面白かった。

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デザートに昔の作品も見たしね。

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どのぐらい昔かというと1998年、つまり前世紀の作品だ。

おいらがネコ好きになるはるか前。なので、白黒ネコが活躍しても反応は薄かったんじゃないかと思う。

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しかし、今は違う。ルカとアン、うちとこの兄妹ネコにおいらはメロメロなんでね。

一方、ネコたちは岩合さんのネコ番組が大好物。

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特にルカは自分と同じ白黒ネコが出てきたので触ろうとした。

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最後はおいらの膝の上で番組を見届けた。

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このようにおいらはアニメだけでなくて実写もよく見る。

こないだは、アラン・j・パクラの作品を見た。

これは新聞の編集会議のシーン。

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編集長は手前で机に足をテーブルに投げ出している男。会議の席上だけでなく、常に足をぶん投げている。

ジェイソン・ロバーツはこの演技でオスカーの助演賞を獲得した。

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わからない人もいるだろうな、なにしろ、やけに古い映画だからね。


All the President's Men カール・バーンスタインとボブ・ウッドワードの物語だ。

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もちろん、家の中に引きこもってテレビばっかり見てるわけじゃないよ。

保護ネコハウスやらピアノのお稽古やら外にもやることはてんこ盛り。

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こないだの水曜は昭和の特撮師匠のへろへろさんと再会した。

わざわざ浦和に出てきてもらってね。

というのも、おいらは家でネコたちが待っているんでね。そうそう遠出は出来ないんだよ。

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へろへろさんは浦和は初めてだという。

その割には大宮の土呂なんていうちっさな街にはかつて来たことがあるという。

なんでかというと、その当時彼は古本集めに躍起になっていてね。

全国古書店なんとかいう日本中の古本屋が載っている秘伝書を元にあちこちを歩き回っていたんだよ。

うちらが東横線の綱島に住んでいて夫婦で街を散歩してたら、へろへろさんとばったり会ってびっくりしたこともある。

そのときも彼は古本屋巡りをしていた。

で、土呂にも知る人ぞ知るの店があったんだって。

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そういうへろへろさんとPARCOの入り口でお昼に待ち合わせた。

で、さて、どこに行くかと相談した。

彼は酒はあまり飲まない。年取って弱くなったという。

こないだ、新宿で「ゴジラ-1.0」を一緒に見た後、反省会に行ったときもおいらばっかりガパガパ飲んだ。 

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へろへろさんはビールとチュウハイを1杯ずつ飲んだだけだったのに、帰りの途中の駅(たしか新百合ヶ丘)でへたり込んで、奥さんに迎えに来てもらったという。

そういう相手と割り勘にするからにはなるべく安くあげたい。

おいらはサイゼリヤを提案した。 へろへろさんも速攻で同意した。

で、ピザやらドリアやらパスタやらなんやらかんやらを食べながら楽しく歓談した。

ランチメニューを頼めば、スープが飲み放題だったしドリンクコーナーも99円で利用できる。 さすが、サイゼだったよ。

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まず、ビールで乾杯した。

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で、ゴジラやらスタートレックやらなんやらかんやらのことをダベッた。

「イヤミはひとり風の中」のことなんかも話題にした。

へろへろさんによると、あの名作がこの世から消失してしまったのだという。

もちろん、単行本は今でも手に入るけど、それは一部修正が入ったもの。 元々のオリジナルは流通から消えてしまったそうだ。

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そういうことを話すときの彼の凄さには目を見張るものがある。

まさにマシンガン・トーク。

まあ、相手にもよるんだろうけどね。おいらもその道ではそこそこの者なので、きちんと受け答えができる。

そんなんで、気分よく白のデカンタをお代わりした。おいらとの飲みの比率は6対4ぐらいだったと思う。

で、しっかりした足取りで、湘南新宿ラインのホームに向かっていった。

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ところで、へろへろさんは最初、月曜か火曜に会いたいとオファーしてきたんだけど、こっちの都合で水曜にしてもらった。

火曜はおいらはピアノレッスンがあるのでダメ。

そして、月曜は先約があったのだった。


別系列のヲタ仲間、総帥と池袋で待ち合わせていたんでね。

そこのTOHOシネマズがダブルヘッダーを組むのに適していたからなんだけど。

おいらにとって池袋は土地勘のない街。総帥も同じだった。

しかし、彼は言った。

ヲタクにとって池袋は避けては通れない場所である。

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おいらは湘南新宿ラインに乗った。

いつもはそれで新宿に行くんだけど、こないだの月曜は手前の池袋で降りた。

別名エキブクロ。なんだかデカくてよくわからない駅だ。

大体なんで東口に西武デパートがあって、西口に東武デパートがあるんだよ。

紛らわしいこと、おびただしい。


しかし、おいらの手には文明の利器Google マップがある。

いつだったかは新文芸坐もそれに従って歩いてすぐに着けた。 あそこよりもはるかにデカい映画館のTOHOシネマズにたどり着けないことはなかろう。

と思って、ロクに下調べをしなかったのが甘かった。


東口から地上に出てGoogle マップをアクセスモードにしたんだけど、よくわからん。

行き先が不透明なまま歩くと疲れる。

たいした距離を歩いたわけでもないのにおいらはへとへとになった。

そしたら、正面に赤い看板が見えた。あれに違いない。

おいらはエスカレーターに乗った。

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grand scape IKEBUKURO?

聞いたことない名前だけど、このシネコンの雰囲気はTOHOシネマズに違いない。

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と、思ったんだけど、肝心の映画の上映時間が違っていた。

総帥が2時半で予約を取ってくれている「ゲゲゲの鬼太郎」がここでは夜しか上映していない。

おいらはそこに至って間違ったシネコンに来ていることに気がついた。

で、案内係の若い人にTOHOシネマズはどこなのか尋ねた。

若者は丁寧にマップを示しながら教えてくれた。

「東宝さんならここを出たら右に折れてまっすぐいけばありますよ」


Google マップも右方向を示している。

こうして、おいらはようやく目的地にたどり着いたのだった。

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おお、これだ、これ、これこそがTOHOシネマズのロビーだ。

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そこでは先に着いた総帥が待ってくれていた。シニア用のチケットを受け取る。

ダブルヘッダーの第一弾はこれだった。

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俺らは二人とも最初は今さらゲゲゲでもないだろうと思っていた。

しかし、やけに評判がいい。

総帥はラジオの解説を聴いて、見るべしと思ったそうだ。


そういう評判の高い映画なんだけど、、最初の方の画風を見て、たしかに水木しげるのタッチだ、アニメ的な美少女だけ余計だけど、、、と思いながら。

おいらは寝落ちしてしまった。 なにしろ、見知らぬ街をぐるぐる歩いて疲れちまっていたし、映画館のシートは心地いいしでねえ。

はっと気が付いたときには物語はある程度進んでしまっていた。

でも、そこからは目を凝らして見たよ。

けっこう面白かったからね。


ただ、どうにもね。

あまりにも起承転結がはっきりしすぎているように思った。

おいらは貸本時代の「鬼太郎夜話」は後追いで見たけれど。

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少年マガジンに連載された「鬼太郎」は子供の時分にリアルタイムで読んだ。

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で、なんか変な話だけど、魅せられるなと思った。

今、あらためて考えるにその「なんか変な話」こそが水木しげるの持ち味なのだと思う。

つまり、話がすっきりしてないんだよ。

当時の漫画界は手塚治虫の独壇場だった。そして、その世界は理屈が通っていることが大前提だった。 

そりゃあ、漫画だからね。ライオンが日本語を話したり、注射を打つと人が大きくなったりなんだりで、現実離れしてはいるんだけどさ。

その現実離れした世界の中での理屈はすっきり通っていたんだよ。


しかし、その漫画の神様と喧嘩別れしたマガジンが打倒、手塚治虫!の旗印の下に貸本業界から連れてきた水木しげるの描いた世界はねえ。

なんか変なんだよ。変なんだけど魅力がある。

おいらはゲゲゲに改題される前の「墓場の鬼太郎」時代の「吸血鬼エリート」を八王子にあった自宅の畳の上に寝っ転がって読みながらそう感じた。

筋は穴ぼこだらけ。一本で通ってない。でも魅力がある。

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それが映画の方は筋が通っていた。通り過ぎていたというのがおいらの印象なんだよ。

まあ、最初の方は寝落ちしていただけにあんまり偉そうなことは言えないんだけどね


一方、総帥の方は映画もさることながら、その客層に瞠目したという。


ああ、そういえば俺らの真ん前に映画が終わってもポップコーンを食ってる女がいたな。

そんな個別のことじゃない。客層のことだ。


その後の総帥の説明を聞いて、おいらもなるほどと思った。

水木しげるの世界の再現だというのに客は若者ばかりだった。

しかも、女子率が異様に高い。

うーむとおいらは唸った後聞いた。 腐女子?

総帥が頷いた。 然り。

場所が池袋だった影響もあるんだろうけど、客層は明らかだった。

これは俺らの次の回を見にシアターに吸い込まれていく女子群。

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おいら「俺らの知らないイケボが出てるのかな」 

総帥「多分な。こういうのをバディもんと呼ぶ」

おいら「パチモン?」

総帥「違う。バディもん」

そういえば、シアターに吸い込まれるお客は女子の二人連れが多かった。

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うーむ、おいらが若かった頃はバディー(相棒)と言えばこういう者同士を指したけど、今は大分様相が変わってきているようだ。

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ダブルヘッダーの第2弾の上映開始までには多少時間があった。

なので、俺らは隣の書店で時間をつぶすことにした。

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1階の書籍類はやおい色満載。腐女子の巣窟。

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なので、俺らは2階に上がった。そこでオノ・ナツメの新刊本を見つけたので、買おうと思ったんだけど、おいらはレジの前で目をむいた。

買い物客の長ーい行列が出来ていたもんだからさ。


で、結局、二人とも何も買わずにTOHOシネマズのロビーに戻った。

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後半戦は面白いの確定のシリーズ物の新作だった。

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客層も若いのばっかりだったけど、野郎が中心だ。

おいらはなんとなくホッとした。

映画自体も安定した面白さだった。

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中身の説明は省くけど、メガネ属性の総帥に頼まれてシアターの入り口で渡されたシークレットを交換したことだけ記しておく。

おいらは特にそういう属性はないので、こっちで十分だった。

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ちなみにこっちが総帥の好みの人。

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で、俺らは来年早々に見るべき作品のポスターがでっかく貼ってあるTOHOシネマズを後にして、反省会会場に向かった。

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まず、ビールで乾杯。

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ワインも料理も美味し。

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美味し、美味し。

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メインディッシュはワイン造りで余るブドウの皮を食べて育ったブタのステーキ。

もちろん、美味し。

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こうして、俺らの池袋の夜は美味しく楽しく終わったのだった。

池袋の夜 青江三奈


https://www.youtube.com/watch?v=w395Y9Ey_Sw&pp=ygUb5rGg6KKL44Gu5aSc44CB6Z2S5rGf5LiJ5aWI



ところで、なんでこの日記のタイトルが「温和なブクロ」なのかというとだね。

俺ら二人とも池袋は随分ぶりで行った。

で、これまた総帥が言い出して、おいらもなるほどと思ったことなんだよ。

なにかというと、道行く人々がみんな温和な顔立ちなんだよ。

若者、若者、若者。それが皆さん、温和そうなんだなあ。

まあ、これは単なる印象だし、ウェスト・ゲート・パークのある西口方面はまた別なのかもしれないけどね。

少なくとも、おいらがよく行く新宿とはかなり違っていた。

新宿は人種、年齢がさまざまなごった煮で、ひと目で危ない人とわかる者たちも跋扈している。

これに対して、池袋東口は日本の若者ばっかりでそれがみんな温和な雰囲気なんだよ。


これはけっこうな発見だった。

というのも、おいらにとっての池袋は危ない街というイメージがあったんでね。

たぶん、実際に昔はそうだったんだと思う。

でも、今の池袋はそうでない街に変貌しているみたいなんだよ。


なので、日記のタイトルにしたわけだ。


さて、そろそろ晩飯の支度をせねば。

といっても、レンジでチンものが中心なんだけどね。

昨日の冷凍シュウマイは美味かった。半分残してある。それを食べよう。

冷凍コロッケもあったな。昨日はソーセージを焼いたけど、今日はあれにしよう。

あと、カボチャの切り身がある。あれに食用酒を垂らしてレンチンすると美味いそうだ。

お供には実写版を見るか。「ブギウギ」の金曜の分の録画をまだ見てないからな。

あとはこのバディものも見ねば。

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ビバップも見たいし、見たいものが満載だ。

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そして、明日はクリスマス・イブ。

ローストチキンと赤ワインでお祝いしたるでえexclamation

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ということで、〆は赤ワインの歌。

へろへろさんとも総帥とも、そして明日の一人と二匹のイブ会も赤ワインは欠かせないアイテムなんでね。

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安全地帯 ワインレッドの心


https://www.youtube.com/watch?v=sSEZRTMVdJE&pp=ygUY44Ov44Kk44Oz44Os44OD44OJ44Gu5b-D


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