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2023年10月31日17:26

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追悼 犬塚弘

 犬塚弘氏の死を悼み、久しぶりにクレージー映画を鑑賞しました。といっても犬塚氏主演の東宝クレージー映画はなく、何にしようか迷ったんですが、好きな作品の一つである「クレージーだよ 奇想天外」にしました。シリーズ唯一の谷啓主演作であり、「クレージーだよ」と名乗っている割には他のクレージー作品と比べると「らしさ」が薄いし、ましてや犬塚氏は一出演者に過ぎないのですがね。

 ご存じですか、「クレージーだよ 奇想天外」。コメディーながら日本映画にしては珍しいSFファンタジーですが、後に「へんしん!ポンポコ玉」のメイン監督になった坪島孝の本領発揮の作品です。反戦や風刺も謳っている映画ですが、全般的には「平和な映画」です。

 言うまでもなくとても面白い映画なのですが、今更ながら気になった点がいくつか。全体的なストーリーの流れが、いくつかのSF作品に影響を受けているか、またそれを与えているのではと感じました。

 戦争を止めさせる為に遊星アルファ人・ミステークセブン(M7)が地球に送られるのですが、これって・・・・・「W3」ですよね。1年間という予定期間や、最終的にM7が地球人になるという所も同じです。M7は地球人に乗り移って活動するのですが、それは「ウルトラマン」ですね。本作の公開は'66年5月であり「ウルトラマン」の放映開始前ではありますが、同じ東宝系会社の作品である「マン」の制作はすでに始まっており、類似性は感じられます。M7は地球に来てドタバタ行動をする宇宙人なのですが、翌年放映の「コメットさん」とも印象が似てますね。パクり、パクられではないでしょうが。
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