当事者の会から「最後の」と銘打った要請書が出されました。
全文読みましたが、本当にこれで「最後」にしてね、というような内容。
言葉を選ばずに述べれば、「これ以上何がしたいの?」「ジャニーズ殺したんだから本望でしょ」という感じ。
新会社に関して、「犯罪の渦中で得たと想定される利益はすべて被害者の救済や補償に充てるべきと考えます」ということが書かれています。
つまるところ、彼が社長であった時代に育てたタレント・楽曲・グッズ・すべての活動から得られる利益は、補償に当てるべき、という主張と読み取れます。
また、被害者だけでなく家族もそれによって傷ついたのだから補償の対象に含めるべきとも書いています。
ちょっと待って・・。
確かにオーディションで彼らを選んだのはジャニー氏。
そしてグループに誰を入れるか最終決定したのもジャニー氏。
だけど、そこからは彼らの努力。タレント個人の価値、楽曲やパフォーマンスの価値は、彼らのもの。ファンのものでもある。
タレントには罪はない、これが大前提。
だからこそ、ジャニーズを補償会社として残して、新会社を立ち上げる。
新会社の利益にまで手を突っ込もうなんて許せないんですけど・・。
そもそも「法を超えた救済」と言っていますが、それは時効や証拠不十分なものにも対応します、ということであって、「未来永劫利益を供与する」ということではないはず。
それは補償ではなくて恐喝と言うのでは・・?
本来ならば各自が裁判を起こし、司法の手の元で決められるべきもの。
それを超えて補償すると言っているわけです。
そんなに言うなら裁判起こしてもらっていいんですけど・・。
その方がファンもすっきりするんですけど・・。
補償の金額を決めるのも裁判官しか名前が公表されていないから嫌、とか言ってますけど、じゃあ誰が決めるんですか?
心理カウンセラーが決めるの?精神科医が決めるの?
そんなことあり得ない。司法の知識がある人が、公正に決める、それ以外の選択肢ないでしょ。
そもそも裁判にするべき案件なんですよ・・。
調子に乗るなよ・・。
裁判になって、補償金が釣り上がる、被害者が倍増する、新会社にも責任があると判断される、それなら納得がいく。
でもそうではない。世論だけで進もうとしている。危険すぎます。
今後、同様の事案が起きた時に、証言だけで断罪され、会社が潰され、基金が設立され、永久にお金が引き出せるシステムができ、被害者の家族丸ごと補償され、それで食べていけるようになる。
本当にこれを目指しているの?
被害者が救われ、タレントが救われ、ファンが救われることを目指していたのではないの?
事務所は法的な責任の範囲内で、補償額を決めるべきだし、真摯に被害者と向き合うべき。それ以上でもそれ以下でもない。
最初から信用していないけれど、当事者の会には不信感しかないなあ・・。
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