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2023年09月21日09:44

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アライグマに気に入られる我が家(^^;

この春、我が家の天井裏で、アライグマさんが出産をした。ずいぶんと騒がしくて、こりゃ参ったなと思っていたけど、しばらくしたら一家で引っ越していったようで、ほっとしていた。それがまた、同じアライさん一家か、別の家族かわからないけど、我が家にやってきて、どうやら本格的に住み着くつもりみたいなのだ。大人しく暮らし、排せつを外でしてくれるなら、同居しても構わないと思うのだけど、喧嘩しているのかジャレ合っているのか、はたまたネズミなどを追っているのか、とにかく騒がしい。それに、我がボロ屋の雨漏り後の天井穴から、顔を覗かせたり、手を突き出してきたりするので、いつかうちのニャンコたちと出会って、うちの子たちを傷つけないかが心配でならない。私自身だって、突然天井から舞い降りてこられたらと考えると、正直こわい。

でも、思うのだ・・・きっと、我が家はアライさん一家にとって、居心地のいい家なんだろうなと・・・

我が家の在る地域、かつてはY村とよはれていたY町には6つの地区があって、そのうち北端の我らがN地区は最も貧しい地区で・・・ただ、そのおかげで、どこよりも早く区画整理をし、どこよりも開発に積極的で、外部の人の流入を歓迎したため、一番近代化(大げさだが)が進んだ。だから、N地区には古い家が、もうほとんどない。"地の人"と言われる古くから住んでいる人たちのお宅も、たいてい立派に今風の家に建て替えられている。我が家のような、良く言えば古民家的、悪く言えば時代遅れのボロ屋・・・隙間がいっぱいあって、野生動物さんたちの出入りが自由な建物は、なかなか見当たらない。

その、野生動物さんたちの楽園である我が家・・・人間にとっては、住みづらい・・・ところもある・・・が、わたしは嫌いじゃない。『百年名家』で紹介してもらえるほどの名建築ではないが、一番古いエリアは100年越えの古い建物で、大黒柱や梁は、今の建物では考えられないほど太くで立派だ。縁側の戸や網戸は今時みられない木枠だけど、今も歪みなく、当時の職人さんの技術の高さが偲ばれる。大きな板戸も、手の込んだ組子障子や、障子にはめられた山水の摺り模様のある硝子なども、とても好ましい。中二階はあるが、基本は平屋で階段を使わない暮らしはとても快適だ。

とはいえ、繰り返した改築増築部分が脆弱で、天井は雨漏りのせいでペコペコで、ところどころ穴も開いているし、壁も雨漏りのシミだらけで、あちこち剝がれかけている。床もペコペコで、ガムテープや壁紙材を張って罅割れ部分を補強しているが、いつかどこかを踏み抜いて怪我をしないか心配だ。きっと天井裏はカビだらけ、縁の下はシロアリに食い荒らされたりしてスカスカなのかもしれない。それでも、アライさん一家は気に入ってくれているし・・・わたしも、たまらなく気に入っているのだ。

もうそう長くない余生・・・いろいろ難を抱えていても、このままこの家で最後を迎えられたらと思う。まあ、体が動かなくなったり、認知症になったら、施設で最後を迎えるしかないとは思うが・・・自立して生活できる間は、ここで過ごせればと思う。雨漏りも、シミだらけの壁も、床が抜けそうなのもそのままでいいから(^^;。

ということは・・・アライさんたちや、イタチさんたちとも、共存していくべきなのかな・・・お互い、他にいくべき場所もないのなら・・・(^^;。
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