私が巨大高齢者介護施設の“LSA:営繕”の仕事をしているのは、何度も書きました。
日々設備やシステムのメンテナンスの改修もすれば、トイレがつまった、や水が止まらない
等のお困りごとの連絡も入ります。
先日は「お風呂の栓が開かず湯が捨てられない!」と言う救済を望む声が
届きました。
現場を見ると栓を吊り下げている鎖が取れているのです。
じっくり見ると、栓と鎖をつないでいるネジの♂と♀が外れているのです。
ネジの♂自体はすり減っていません。つまり接続部分が緩んだ状態なのを気にせず
栓をしていて、それを抜こうとしたが水圧に負けて外れたのが原因です。
それにしても、湯の深さは1mくらいあり、直接抜くには裸で入浴して潜る必要が
あります。
最後はこの方法しかないと意を決します。
しかし、ネジの♂♀は正常。 ひょっとすると? と鎖を持って外れた栓のネジ
の所まで吊り下げ、♂を♀に下し、ゆっくりと回してみる。
もちろんうまくいきませんが、1分ほど繰り返してみると、「?!」手応えを
感じました。
慎重に右に回転させます。
これなら大丈夫だろう、と鎖を引き上げます。
みごと風呂の栓が外れました。
わずか2分 不可能と思われた“入浴”無しで問題が解決!!
これで、またLSAの実績が確実なものとなったのです。 ワハハハ
∞
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