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2023年05月28日13:41

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自宅で観た映画(影なき淫獣、サンバーン、ザ・キープ)

3本レビュー行きます!
今回はかなりマイナーな3本に(存在すら忘れられてそうな作品かも)

5/22(月)
「影なき淫獣」Torso(1973年)
主演 スージー・ケンドール 
監督 セルジオ・マルチーノ 
スカパーの録画で鑑賞。
ミラノの学生街で次々と女学生が変質者に殺害される事件が続発。
主人公であるヒロインは3人の友人と別荘に行くが、そこで友人は殺されて遂に彼女にも…
作品自体は知っていたが未見で、今回が初鑑賞。
この時代によく作られたイタリアンジャーロを代表する1本。
殺人鬼が特に女性を次々と変質的に惨殺していくスプラッター映画の元祖とも言えよう。
前にレビューした事のあるマリオ・バーバ監督の「血みどろの入り江」なんて「13日の金曜日」の元ネタが見られる内容だし、
そういう点でもこの本作も興味深い。
冒頭からお姉ちゃんたちの全裸が登場♪
ジャーロと言えば、エロ。これも欠かせない。
出てくる女優陣が美女揃いなのもいいし脱いでくれる。
但し、ヒロインのスージー・ケンドールは脱がないんだよね。
こういう所も後のスプラッター物に通ずるかもしれない。
後半は山の崖にある別荘が舞台で、友人が皆殺しで一人生き残ったヒロインと殺人鬼の攻防戦が見もの。
この殺人鬼が何故に精神異常者になったのも子供の時のトラウマ…というのも、
ジャーロのよくある手で、ダリオ・アルジェント作品でも見かける。

5/23(火)
「サンバーン」Sunburn(1979年)
主演 ファラ・フォーセット チャールズ・グローディン 
監督 リチャード・C・サラフィアン 
スカパーの録画で鑑賞。
アカプルコで謎の自動車事故をした男。
その男から多額の保険金が出ることに不信を抱いた保険会社は1人の調査員をアカプルコを派遣する。
調査員は1人の美女を妻に仕立てて、夫婦として調査するが。
作品自体は知ってはいたが未見でこれが初鑑賞。
主演が懐かしい当時一世風靡をした美人女優ファラ・フォーセット。
私が彼女を知ったのは当時放送してた海外ドラマ「チャーリーズ・エンジェル」
当時は日曜の22時半からという中途半端な放送時間で、
この頃は21時からの日曜洋画劇場が終わるとチャンネル変えて見た覚え。
後に再放送も何回もしたから見た覚えはある。
アメリカ版「プレイガール」のような感じだが、あんまりエロくない(脱ぎません)
今回見た「サンバーン」は内容が殆ど「チャーリーズ・エンジェル」そのもの。
保健調査員という役柄だが探偵もので、音楽から雰囲気もそのもの。
どこかノンビリした感じで、そんなに緊張感もなく退屈にも感じるけど。
但し、ファラ・フォーセットを堪能する上ではいいかもしれない。
この作品自体、何かもうファラ・フォーセットありきで作ったような映画。
それでも脱ぎませんが…(オッパイは出ないという事か)
際どいドレス姿や昔彼女のピンナップでよく見た、
胸元が思いっ切り開いたダイビングスーツ姿(画像参照)とセクシーな姿は十分拝めます。
相手役の保健調査員を演じるチャールズ・グローディンは、私が好きなロードムービーの1本である「ミッドナイト・ラン」でデニーロと同行する会計士役をやってた役者。
監督のリチャード・C・サラフィアンは「バニシングポイント」の監督で、この本作でも後半は派手なカーチェイスを見せるが、見せ場作りで取ってつけたような感じだった。

5/24(水)
「ザ・キープ」The Keep(1983年)
主演 スコット・グレン イアン・マッケラン 
監督 マイケル・マン 
スカパーの録画で鑑賞。
第二次世界大戦、ルーマニアのトランシルヴァニアにある城塞を占拠したドイツ軍兵士だったが、そこに潜む何かに次々と惨殺される。
その城塞を調べるために連れて来られるユダヤ人学者とその娘。
また一方で城塞で目覚めた者を退治するために、ある男も城塞へ向かう。
初鑑賞は、東宝敷島で前にレビューした「13日の金曜日 完結編」との同時上映で鑑賞。
見た順は13金の次にこの本作。
この当時はまだマイケル・マン監督の事は殆ど知らず、
何の予備知識も無しで見たのだが、今までに見た事の無いような新感覚のホラーといった印象だった。
タイプは違えど13金よりこの本作の方が印象に残ったほど。
そのマイケル・マン監督らしさもある事ながら、彼の作品の中では異質な存在感を感じる。
この後、アクション系路線が続くわけだが、マン監督のホラー路線ももっと見たかったと思うほど。
映像がとにかく強烈で、何というか舞台となる城塞がある種の異空間を醸し出し、
そこへドイツのプログレッシブバンドのタンジェリン・ドリームによるシンセサウンドをバックに独特の映像に世界観を全編に堪能する作品だ。
城塞にいる謎の怪物、それを退治するために現れたスコット・グレン演じる謎の男(人間ではなさそう)とか、それらに関しての説明は一切ないが、それらの表現で見てる者に想像力をかき立たせるものがある。
そのキャストもスコット・グレンにイアン・マッケランやユルゲン・プロホノフにガブリエル・バーンなど役者の顔ぶれもまたいい。
マイケル・マン監督の作品群の中では、あまり語られない埋もれた存在で、
ソフトや動画配信もされてないのも大きいが、
もっと再評価して欲しいと思う1本なのは間違いない。
この本作、当時劇場で見たのは今に思えば貴重であった。
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