今日の出来事：１６００年−関ヶ原の戦い：宮崎城の戦い、関ヶ原首謀者処刑、１８６８年−会津戊辰戦争：鶴ヶ城落城、１９９４年−ナリタブライアンが菊花賞を勝ち、シンボリルドルフ以来１０年ぶり、日本競馬史上５頭目の三冠馬となる
今日は、関ヶ原の戦い：宮崎城の戦い、関ヶ原首謀者処刑です。
宮崎城の戦い：日向の伊東氏の家臣・稲津重政は、伊東祐兵によって家老職に抜擢されました。清武城主に任じられ、朝鮮出兵にも参陣して重用されました。石田三成と徳川家康の対立が激化すると、大坂にいた当主・伊東祐兵の命によって嫡男・祐慶が飫肥に戻されました。さらに伊東祐兵の工作により、黒田官兵衛の軍使・宮川某が飫肥に使わされました。稲津重政は宮川某と相談して東軍へ味方の証として、西軍・高橋元種の持城である宮崎城を攻略する計画を立てました。伊東軍の総大将として３千の兵を率いて宮崎城を攻撃しました。宮崎城の城代・権藤種盛は５００の兵で防戦しましたが、伊東軍の攻撃により落城、自刃しました。しかし、この時「大垣城の戦い」に参陣していた高橋元種は徳川方に恭順しており、本領安堵を約束されていました。このため、宮崎城は高橋元種に返還される事になりました。稲津重政は伊東祐兵が病死したため、伊東祐慶に東軍を攻めた咎で詰問状を送られ、切腹を命じられました。これを聞いた稲津重政は、わずかな手勢で清武城に籠城しましたが、伊東軍の兵に攻められ討死しました。
関ヶ原首謀者処刑（石田三成）：「関ヶ原本戦」で小早川秀秋らの裏切りによって西軍は総崩れとなり、石田三成は戦場から逃走して伊吹山に逃れました。その後、伊吹山の東にある相川山を越えて春日村に逃れました。その後、春日村から新穂峠を迂回して姉川に出た石田三成は、曲谷を出て七廻り峠から草野谷に入りました。そして、小谷山の谷口から高時川の上流に出て、古橋に逃れました。しかし、徳川家康の命令を受けて石田三成を捜索していた、田中吉政の追捕隊に捕縛されました。一方、東軍の攻撃を受けて石田三成の居城・佐和山城は落城し、三成の父・正継をはじめとする石田一族の多くが討死しました。石田三成は大津城に護送され、城の門前で生き曝しにされました。徳川家康と会見し、大坂に護送されました。そして、小西行長、安国寺恵瓊らと共に大坂・堺を罪人として引き回されました。その後、京都に護送されて奥平信昌（京都所司代）の監視下に置かれました。そして１１月６日、家康の命により六条河原で斬首されました。首は三条河原に晒された後、生前親交のあった春屋宗園・沢庵宗彭に引き取られ、京都大徳寺の三玄院に葬られました。
関ヶ原首謀者処刑（小西行長）：小西行長は、石田三成に呼応して西軍の将として参戦しました。「関ヶ原本戦」では、東軍の田中吉政、筒井定次らの部隊と交戦し、奮戦しました。しかし、小早川秀秋らの裏切りで大谷吉継隊が壊滅すると、小西行長隊・宇喜多秀家隊も崩れ、伊吹山中に逃れました。そして、関ヶ原の庄屋・林蔵主に匿われました。小西行長はキリシタンのために切腹が出来ず、自らを捕縛して褒美をもらうように林蔵主に薦めました。しかし、林蔵主はこれを受けずに、竹中重門の家臣・伊藤源左衛門、山田杢之丞の両名に事情を話し、共に小西行長を護衛して草津の村越直吉の陣に連れて行きました。１１月６日に市中引き回しの後、六条河原において石田三成・安国寺恵瓊と共に斬首され、三条河原に晒されました。
関ヶ原首謀者処刑（安国寺恵瓊）：安国寺恵瓊は、豊臣秀吉と小早川隆景との間を連絡する外交僧として、交渉窓口になっていました。しかし、小早川隆景が死去すると吉川広家と対立しました。「関ヶ原の戦い」では懇意であった石田三成と通じて西軍に与し、毛利一族の当主・毛利輝元を西軍の総大将として担ぎ出す事に成功しました。「関ヶ原本戦」では、毛利秀元・吉川広家とともに徳川家康軍の後方に騎馬７００、足軽３０００の部隊で陣取りました。しかし、前に布陣する吉川広家が家康と密かに通じて毛利軍の参戦を阻んだため、家臣・椎野道季を派遣して問い質しましたが、吉川広家に言い抜けられて戦闘に参加する事なく、西軍は敗北しました。敗北後、安国寺恵瓊は毛利本家の陣に赴きましたが、吉川広家に諭されて逃亡しました。その後、鞍馬寺から、下間頼廉の婿・端坊明正が住持である本願寺に匿われ、京都の六条辺に潜んでいましたが、奥平信昌隊の鳥居信商（長篠城攻防戦で使者として高名の鳥居強右衛門の子）に捕縛されました。西軍首脳の１人として、六条河原にて斬首され、石田三成・小西行長と共に梟首に処せられました。
次に、会津戊辰戦争：鶴ヶ城落城です。新政府軍は鶴ヶ城の融通寺町口、川原町口、花畑口等を抑えて包囲網を縮め、総攻撃を開始しました。さらに「奥羽越列藩同盟」は長岡藩、米沢藩、仙台藩をはじめ各藩が続々と降伏しました。このため、会津藩は孤立し「一ノ堰の戦い」、「会津高田の戦い」により鶴ヶ城は完全包囲されました。これにより食糧・武器弾薬の補給が途絶え、「鳥羽・伏見の戦い」以来、会津軍の戦死者は２９７７人を数え、城下の３分の２が焼け野原となってしまいました。このような状況で会津藩はついに、降伏を決意しました。会津藩は、手代木直右衛門・小森一貫斉・秋月悌次郎を、塩川村に進軍していた米沢藩陣営に遣わしました。その後、米沢藩を通じて土佐藩に降伏の意向を伝えました。１１月５日、会津藩主・松平容保は開城を伝えました。これに悲憤慷慨した秋山左衛門、庄田久右衛門、遠山豊三郎の３名は、この日に自刃しました。城内の白布はすべて負傷者の包帯として使い尽くされていたため、婦女子達はその晩に白布の断片をかき集めて、涙ながらに縫い合わせて白旗を作りました。そして、翌日の朝１０時、その白旗を鈴木爲輔・安藤熊之助らが北追手門に掲揚しました。こうして、１ヵ月間にわたる「鶴ヶ城籠城戦」が終わり、「会津戦争」に終止符が打たれました。家老・梶原平馬、内藤介右衛門を先頭に、藩主・松平容保は世子・喜徳、家老・萱野権兵衛を従えて追手門前、甲賀町通りの路上に設けられた降伏式場に臨みました。新政府軍からは、軍監・中村半次郎（桐野利秋）、軍曹・山県小太郎らが諸藩の兵を率い、錦旗を立てて式場に入りました。松平容保は中村半次郎に「謝罪書」を、萱野権兵衛は「戦争責任は家臣にある。藩主父子には寛大な処置を」と重臣らが連名で記した「嘆願書」を提出して、式は終了しました。松平容保は城に戻ると重臣・兵士らに別れを告げ、戦死者を葬った城内の空井戸・二ノ丸の墓地に花を捧げたあと、薩摩・土佐の二小隊に護られて、北追手門を出て滝沢村の妙国寺に入りました。城中の兵士は１１月７日、米沢藩士に護られて猪苗代に謹慎しました。５００余人の病人・負傷者を城内から青木村に移して治療させ、婦女・老幼・城外にあって降伏した藩士・１７００余名は塩川・喜多方に立ち退かせました。翌１１月８日、軍監・中村半次郎が入城し、目録に照らして鶴ケ城を受け取り、城門には錦旗が翻りました。薩摩藩の軍監・中村半次郎の計らいで松平容保は死一等を減じられ、江戸に蟄居となりました。本来なら家老上席・西郷頼母、田中土佐、神保内蔵助が切腹するところでしたが、この時、西郷頼母は行方不明、田中土佐と神保内蔵助は城下の戦闘で自刃していたため、次席の家老・萱野権兵衛が戦争の責任を一身に負って切腹しました。会津藩２３万石は没収となり、嫡男・容大に陸奥国斗南（青森県むつ市）３万石が与えられ「斗南藩」として存続しました。
最後に、ナリタブライアンが菊花賞を勝ち、シンボリルドルフ以来１０年ぶり、日本競馬史上５頭目の三冠馬となるです。ナリタブライアンは、１９９３年５月１３日に「日本中央競馬会（ＪＲＡ）の馬体検査を受けて合格し、５月１９日に栗東トレーニングセンターの大久保正陽厩舎に入厩しました。主戦騎手は南井克巳となりました。８月１５日、ナリタブライアンは函館競馬場の「新馬戦」で競走馬としてデビューしました。「ビワハヤヒデの弟」として注目を集め、２番人気に支持されましたが２着に敗れ、中１週で再び「新馬戦」に出走して初勝利を挙げました。その後、３戦目の「函館３歳Ｓ（Ｇ�掘法廚錬驚紊版圓譴泙靴燭�、４戦目の「きんもくせい特別」に勝利、５戦目の「デイリー杯３歳Ｓ」では３着でした。臆病な性格であったため、疾走中に自分の影を怖がり、レースで走りに集中する事が出来きませんでした。この問題は、シャドーロールを装着して下方の視界を遮る事によって解決されました。初めてシャドーロールを装着した６戦目の「京都３歳Ｓ」で３歳馬のレコードを１．１秒更新する勝利を挙げました。こうして、「シャドーロールの怪物」と呼ばれる事になります。１番人気に支持された「朝日杯３歳Ｓ（Ｇ�機法廚任蓮⊇�盤に馬群の中ほどに付けて第３コーナーで前方へ進出を開始する走りを見せて、Ｇ�欺虱ゾ，鬚靴董嶌罵ソ┌該于看蓮廚冒�ばれました。１９９４年２月１４日の「共同通信杯４歳Ｓ（Ｇ�掘法廚任蓮�馬群の中ほどに控えて最後の直線入り口で先頭に並びかけると、そのまま抜け出して優勝しました。前日には兄・ビワハヤヒデが「京都記念（Ｇ�供法廚鰺ゾ，靴討�り、兄弟による連日の重賞制覇となりました。「スプリングＳ（Ｇ�供法廚任蓮�第３コーナーで最後方からまくりをかけて優勝しました。「皐月賞（Ｇ�機法廚任蓮�圧倒的な１番人気に支持されました。レースは、サクラエイコウオーが逃げ、非常に速いペースで推移しました。ナリタブライアンは先行策から第４コーナーで先頭に並びかけると、後方から追い込んだサクラスーパーオーとフジノマッケンオーの追撃をかわして、３馬身１／２差で中山競馬場芝２０００ｍのコースレコードで優勝しました。「日本ダービー（Ｇ�機法廚蓮⊇�盤はメルシーステージ、その後アイネスサウザーが先頭に立ちました。１番人気のナリタブライアンは序盤から馬群の外を走り、第３コーナーでスパートを開始し、第４コーナーで２番手に立ち、そのまま全出走馬中最も速い上がりを記録して５馬身差で優勝しました。秋緒戦の「京都新聞杯（Ｇ�供法廚任話云〇抻�率７７．８％、単勝１．０倍の１番人気に支持されました。しかし、最後の直線で先頭に立った後に、内から伸びてきたスターマンに競り負けて２着に敗れました。「菊花賞（Ｇ�機法廚任蓮◆屮�ラシック三冠」達成への期待で１番人気に支持されました。スティールキャストが序盤から大逃げを打ち、ナリタブライアン、ヤシマソブリン、スターマンは馬群の中ほど、エアダブリンは後方からレースを進めました。第４コーナーでヤシマソブリンが前方へ進出を開始すると、ナリタブライアンがそれを追って先団に取り付き、直線では出走馬中最も早い上がりを見せてヤシマソブリンに７馬身差をつけて優勝しました。芝状態は稍重だったにも関わらず、兄・ビワハヤヒデが前年にマークしたレースレコードを更新する走破タイムで、シンボリルドルフ以来１０年ぶり、日本競馬史上５頭目となる「クラシック三冠」を達成しました。古馬との初対戦となった「有馬記念（Ｇ�機法廚任蓮�圧倒的な１番人気に支持されました。ツインターボが序盤から大逃げを打ち、１０００ｍ通過が５８秒台と早いペースで推移しました。一時は画面の端まで後続馬が見えないほどリードが広がっていましたが、３コーナーでツインターボは後続馬に捕まると、ナリタブライアンは向正面で進出を開始し、第４コーナーで先頭に立つと、そのまま２着の牝馬ヒシアマゾンに３馬身差をつけて圧勝しました。１９９４年の通算成績を７戦６勝、Ｇ�毅款，箸掘◆崘�度代表馬」及び「最優秀４歳牡馬」に選ばれました。年間総収得賞金は、史上最高額となる７億１２８０万２０００円でした。１９９５年の「阪神大賞典（Ｇ�供法廚蓮◆嶌綽逝膺椋辧廚鉾爾Ρ洞舛乃�都で行われました。ナリタブライアンは生涯最速の上がり（３ハロン３３．９秒）を記録し、直線で抜け出すと独走で優勝しました。しかし、レースから１１日後の３月２３日、腰に疲労が蓄積しているとの診断を受けました。４月７日に右股関節炎を発症している事が判明し、「天皇賞（春）（Ｇ�機法廚悗僚仭�は断念されました。「天皇賞（秋）（Ｇ�機法廚錬曳嵜裕い忙抻�されましたが、レース終盤に失速して１２着に敗れました。その後、「ジャパンカップ（Ｇ�機法廝驚紂◆嵳�馬記念（Ｇ�機法廚錬潅紊貿圓譴泙靴拭�１９９６年は、「阪神大賞典（Ｇ�機法廚覗闇�の「年度代表馬」マヤノトップガンをマッチレースの末に下し、連覇を果たすとともに１年ぶりの勝利を挙げました。「天皇賞（春）（Ｇ�機法廚任錬曳嵜裕い忙抻�されましたが、サクラローレルに差されて２着に敗れました。芝スプリント戦の「高松宮杯（Ｇ�機法廚暴仭�し、４着に敗れました。通算獲得賞金は、１０億２６９１万６０００円となり、メジロマックイーンを抜いて歴代１位となりました。６月１９日、ナリタブライアンは右前脚に屈腱炎を発症したと診断され、そのまま引退となりました。１１月９日に京都競馬場で、１１月１６日には東京競馬場で引退式が行われました。関東と関西の２か所で引退式が行われた競走馬は、シンザン、スーパークリーク、オグリキャップに続き史上４頭目でした。１９９７年には史上２４頭目の「顕彰馬」に選出されました。
今日の誕生日：鈴木俊一、谷豊（ハリマオ）、グレン・フライ（イーグルス）、伊原剛志、浜崎貴司（元ＦＬＹＩＮＧ ＫＩＤＳ）、松岡修造、宍戸留美、永井佑一郎（アクセルホッパー）、小田茜、窪塚俊介、Ｓｏｗｅｌｕ、濱家隆一（かまいたち）、金ちゃん（鬼越トマホーク）、チェン・チュー（元ＳＤＮ４８）、大矢真那（元ＳＫＥ４８）
今日の記念日：戦争と武力紛争による環境搾取防止のための国際デー 、アパート記念日、お見合い記念日
今日の「今日訓」：本日は、２００１年１１月の国連総会で制定された国際デーの一つ「戦争と武力紛争による環境搾取防止のための国際デー」、１９１０年、東京・上野に日本初の木造アパート「上野倶楽部」が完成した事で「アパート記念日」、１９４７年、戦争のために婚期を逃した男女３８６人が、東京の多摩川河畔で集団お見合いを行いました。これにより、「お見合い記念日」となりました。
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