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2022年06月26日15:19

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大八曲がり&鉄印ぶらいとなれっじのおぼえがき。

これまでの鉄道趣味(乗り鉄)遠征で、JR中央線のだいたいの経路は踏破している。
けれど近年になってからは、いわゆる「大八曲がり(岡谷−辰野−塩尻という、かつての中央東線のメインルート)」をきちんと踏破していない。
それと、塩尻−名古屋という中央西線のルートにも、しばらくご無沙汰している。
さらには、中央西線の沿線には、明知鉄道という鉄印帳の対象私鉄もある。
そんなわけで、大八曲がりと明知鉄道とに乗りにいくことにした。

思い立ったのが、6月16日木曜日。
さっそく、JR東日本のウェブサイト「えきねっと」で乗車券を調達。
しかしどういうわけか、大八曲がりを経由する部分の乗車券について「この経路はお取り扱いできません」とのご託宣が出てしまう。
仕方がないので、翌17日、勤務先の近くのJR駅にて指定席券売機で購入しようとしたけど、やはりダメ。
結局、「みどりの窓口」の有人窓口にて、切符を作ってもらった。
今後、JR東日本はみどりの窓口を削減するそうだけど、こういう経験をするとちょっと不安になる。
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2022年6月18日(土)
【あずさ1号】(立川0721-0928塩尻)
地元JR駅から武蔵野線と中央線快速とを乗り継いで、立川駅へ。
立川駅では、私が乗ってきた中央線快速列車が停まるホームの、向かい側にあずさ号入ってくるので、乗り継ぎはとても楽(^^)。

私が乗ったあずさ号には、残念ながら車内販売がなかった。
駅の自販機で買ったPET飲料をすすりながら、Kindleでラノベを読みながら、目的地へと運ばれていく。

【JR中央線(中央東線)】(塩尻0934-0956辰野1054-1105岡谷1142-1152塩尻)
特急あずさ号は3分ほど遅れて塩尻駅に到着。
当初の予定では、塩尻駅での乗り継ぎ時間は6分間だったのが、列車遅れによって3分間しかなくなってしまった(^^;。
少し急いで跨線橋を渡り、辰野行き列車の出るホームへ。

私を待っていてくれたのは、JR東日本のE127系電車。
ここから乗るのが、いわゆる「大八曲がり」ルートだ。
フォト

現在は岡谷−みどり湖−塩尻というショートカットルートがメインルートになっている中央東線だけど、かつては岡谷−辰野−塩尻というルートを通っていた。
地図を見れば一目瞭然と思うが、この辰野回りのルートは、かなり大回りのルートだ。
これ、伊那谷出身の代議士であった伊藤大八という政治家が無理矢理、中央線に辰野を経由させたという逸話(都市伝説?)があり、それでこのあたりが「大八曲がり」と呼ばれたりする。
ただ、現在のみどり湖ルートは塩嶺トンネルによってショートカットしたルートであり、中央線の開通当時にはこの塩嶺トンネルを掘るのは難しかっただろうから、辰野を経由するのは必然だったかもしれない、とか思ったりもする。

車窓に、山間の果樹園らしき農園が見えた。
このあたりだと、やはり、リンゴ園だろうか。

30分もしないうちに、列車は終着・辰野駅へ。
大八曲がりをたどるには、ここで岡谷行きの列車に乗り継ぐわけだけど、次の列車までは1時間弱ほどの時間がある。
それで、辰野駅の駅前に出てみた。

駅の隣、「信州フューチャーセンター」とかいう施設の前に、4〜5台ほどのテントやキッチンカーが出て、物品販売をやっている。
”えんがわまるしぇ”とかいうイベントのようだ。

奥の方のテントでレギュラーコーヒーを購入しようと思ったら、なんと、本日はアイスコーヒーしか用意していない、とのこと。
今日は暑くなるという天気予報だったので、ホットコーヒーの用意をしてこなかったんだって。
しかし、現状は、ちと肌寒い。
よって、アイスコーヒーは遠慮して、同じテントにてホットジンジャエールをいただいた。

ジンジャエールをすすり終えたところで、その斜め向かいのテントにてソースカツ丼とおやきとを購入。
おやきは、夏限定「きゃらぶき」のおやきだそうな。
辰野駅の待合室に陣取り、カツ丼とおやきを美味しくいただきました。
なにしろ今朝は、我が魔窟庵をでる前に、温めた牛乳を1杯飲んだだけだったし。
特急あずさ号には車内販売がなかったし。

辰野駅から、「大八曲がり」の残り半分をまわって岡谷駅へ。
岡谷行きの電車は、こちらはJR東海の313系電車。
フォト

岡谷駅からは、先ほどもあずさ号で通った線路を再び通って、塩尻駅へ。
そして、塩尻からは中央西線へ。

【しなの10号&中央線(中央西線)】(塩尻1203-1305中津川1317-1328恵那)
名古屋行きの特急しなの号は、JR東海の、制御振り子による車体傾斜機能付き353系電車。
でも、既に登場から25年以上が経過しているそこそこ古い車両だからだろうか、率直に言って、客室内が、かすかに臭い。
臭い、つまり、かすかにトイレのにおいがするのだ。
どうも、私の経験では、古い特急車両にはトイレのにおいがついてまわる、という気がする

中津川駅にてしなの号を降り、後続の普通列車(名古屋行き快速)に乗り継ぐ。
この列車は、名古屋方面からきた中津川行きの列車が、中津川駅にて折り返すもの
車両は旧国鉄時代から使われているのであろう、ロングシートの211系電車。
これもやはり、ちと古い。

中津川駅から2駅、恵那駅にて下車する。

【明知鉄道明知線】(恵那1350-1440明智1519-1609恵那)
ここで、今回の遠征のもうひとつの目的である明知鉄道に乗り継ぎ。
明知鉄道では、ここ恵那駅と、反対側の終着である明智駅とで、鉄印帳記帳を取り扱っている。
だから、ここ恵那駅で記帳を受けてもいいのだけれど。
でも、せっかくだからいったんは明知鉄道の全線に乗り、そのあとで鉄印の記帳を受けることにしようか(なにが「せっかくだから」なのかはわからないけど(笑))

恵那駅の窓口で、全線フリーきっぷを購入した。
通常は1380円のところ、今年は6月と7月の土休日に限り880円だそうな。
どうやら、明知線開通88周年にちなんだ特別価格のようだ。

明知鉄道の車両は、第三セクターの標準ともいうべき単行ディーゼルカー。
フォト
路線は、里山と林とを抜けて走る、というイメージか。

途中の駅について、いくつか。
飯沼駅。
「勾配日本一の駅」との案内表示が立っている
確かに、鉄のレールの上を鉄の車輪で動くという普通鉄道の性質から(と言っていいのかな、シロウト考えだけど)、鉄道は急勾配の途中に駅を作るのが、苦手。
だからこそ、引き込み線方式のスイッチバック駅なんかを作ったりするわけだけど(姨捨駅みたいに)
この飯沼駅のくらいの勾配が、駅を作る限界なのかな。
(なお、現時点では、京阪京津線大谷駅のほうが急勾配だとする説もあるみたい)

飯羽間駅。
「日本一の農村風景」という案内板が立っている。
日本が戦後失ってしまった「心のふるさと」の風景、とかいうような説明文を見ると、あまのじゃくなワタクシは、それは「失ってしまった」のではなく「捨ててきた」のだろう、と思ったりするのだけど。
捨ててきたものを、捨て去った後にその価値に気づき、あわてて復活させようとする。
みっともないような気がするけど、でもまあ、価値の再発見とはそういうものかもしれない。

極楽駅。
なにが、極楽なのかな。
そんなに良いところなのかな。
何か特別なものがあるようには見えなかったけど。
(あとでしらべたところでは、かつてあった極楽寺にちなんだ駅名なのだそうな)

終着・明智駅。
駅名は「明智」なのに、鉄道会社名も路線名も「明知」であるのは、どうしてなんだろか。

駅の窓口にて、鉄印帳記帳の書き置き印をもらい、ついでに鉄印帳をかたどったキーホルダーを購入した。
(今月から発売を始めたらしい)

駅前に出ると、すぐそばに小屋のようなカフェ施設があるのが目に入った。
ここで軽食をとれるみたいなので、ホットコーヒーをいただいた。
カレーライスファンを自認するワタクシとしては、もう少し時間があって食事時だったりしたら、カレーライスをいただいたところ。
しかし、なにしろ折り返しの恵那行き列車の出発時刻まで30分ほどしかない(鉄印帳の記帳やらなんやらで10分ほど費やしたから)ので、ゆっくりとカレーライスを堪能する余裕はなさそう。
ここのカレーライスは、いつか、次の機会に。
コーヒー、美味しくいただきました。

先ほどまで乗ってきた線路を逆にたどって、恵那駅へ。

【中央線(中央西線)】(恵那1630-1737名古屋)
ここから、名古屋行き快速列車に乗り継ぎ。
乗り込んだ車両は、JR東海の313系電車だった。
211系電車のロングシートと違い、ほとんどすべての席がクロスシート。
列車の進行方向に対して前向きに着席できると、車窓を眺めるのが楽で良い。
とはいえ、実際の私はKindle読書と居眠りとで名古屋までの約1時間を過ごしてしまったのだけど。

名古屋に着いたところで、これで中央西線にも全線通しで乗り通したことになる。
長野〜静岡・愛知といった中部地方南側のあたりでは、あとは飯田線にきちんと乗っておきたいところ。
たしか、飯田線をきちんと乗りとおしたのは、15年ほども前だったような気がするので。
けれど、でも、飯田線は現在、落石で一部区間が不通になっていて、全線復旧は今月末の見込みだという。
まあ、きちんと復旧したら、乗りにこようかね。

【のぞみ240号】(名古屋1749-1917品川)
名古屋駅から、新幹線にて東京へ。
恵那駅からの在来線列車が少し遅れ気味で名古屋駅に着いたので、定時到着でも12分間しかない乗り継ぎ時間で大丈夫かな、とか少し心配した。
しかし、名古屋駅の在来線と新幹線との乗り換え動線は非常にスムーズ。
おかげでかなりの余裕を持って、新幹線ホームにあがることができた。
もうちょっと余裕があれば、新幹線ホームで立ち食いの名古屋名物・きしめんをいただくことすら出来たかもしれない。

東海道山陽新幹線ではホットコーヒーの車内販売が健在なのが、うれしい。
サンドイッチとホットコーヒーとをいただいて、のんびりする。

品川駅にてのぞみ号を下車。
上野東京ラインの列車に乗り継ぐには、東京駅よりも品川駅の方が便利なのだ。

というわけで、次に出かけるとしたら飯田線の旅か、それとも東北か、北陸か、関西か。
どこにしようかな(^^)。
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