微妙な空気に満ちた会見。。

マスコミの「一言も聞き漏らさず 言質をとって追求し
言い逃れなどさせないぞ！」の熱に満ち溢れていた
空間だったが
いざ会見がはじまり
登場した社長のまとう雰囲気に一変したね。

社長は居直るわけでもなく
かといって平身低頭謝罪するといった姿勢でもない
小役人が身にそぐわない舞台に引っ張りだされ困惑しているような
挙動不審のていをさらしていた

投げられた質問に
まっすぐ受け答えすらできず口ごもり
わけのわからぬ話をとうとうと語りだす
「何を聞かれ、何を答えるべきか」すら理解できていない様子

頭の中では
「俺じゃない！俺じゃない！」
「どうやって責任を回避しようか」
「この場を無事に切り抜けたい」
なんてことで頭の中を占めていたようで
心ここにあらずな受け答えに終始していた

意気込んでいたマスコミも
社長の様子、受け答えに急激に熱がしぼんでいっていた
「あぁ、こいつダメだ・・」まさにこんな感じ
吊るしあげ質問攻めにしても
絵にもならぬし 逆にこちらが虐めてるようにさえ
映るんじゃないかと
質問する記者のトーンすら落ちていく・・

それでも、我慢強く内容を聞いていけば
社長は海にかんしても経営に関しても
素人同然のような印象を受けたし
終始、隙さえあれば「私のせいではありません、責任はございません」と
言いたいのだろうと思わせる言葉運びであったよね

肯定も釈明すらも思うとおりに
口に出す能力すら持たない社長のその場の振る舞いに
その場の皆が「あからさまな失望」を顔に出していたね
謝罪の言葉だけは体裁だけであったが口には出来たようだ

いずれにしても
「安全」「責任」「義務」などには関心を一切抱いていない
御仁なのだと安易に推察できる言動だった
この会見の収穫はそれだけ。



■出航の判断「今となれば間違ったなと」　知床観光船事故、社長が会見
(朝日新聞デジタル - 04月27日 18:09)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=6938325