仕事中、ずっとその時間に放送しているラジオを聴くか、
radikoのタイムフリーで深夜のオールナイトやJUNKを聴いている。
リアルタイムでは何年も文化放送を聴いてきたのだが、
コロナが始まって、連日コロナの恐怖だけを伝える放送を続け、
「対策が緩い」「もっと経済や人の動きを制限する政策をしろ」
「PCR検査が足りない」と政府批判を続けた。
コロナが広がり始めた初期はそういったヒステリー気味な反応も仕方がないとしても、
その後、暫くして様々なデータが出始めて、それらを冷静に見れば、
海外と比べて日本の被害が圧倒的に少ないことや、
コロナの死者数がインフルエンザの間接死を含む年間の死者数と
それほど変わらないこと、
インフルエンザでは脳症で子供が毎年数十人亡くなっていたのに、
コロナで子供の死亡はほとんどないことなど、
コロナ恐怖という印象とは少し違った面があるのに、一切伝えない。
また軽症や無症状が多いコロナをいくらPCR検査で陽性者を洗い出しても
感染を食い止めることは不可能だと子供でも分かるのに、
そういった考察はせず、
政府の情報をひたすら垂れ流してきた。
ワクチンについても同様で、ネガティブな情報は一切伝えず、
テレビや新聞などと同様のスタンスだった。
ラジオはその他のメディアとは少し違う媒体で、
様々なリスナーの意見をある程度のバランスを維持しつつ伝えるメディアだと思っていたのだが、
そんなことは全くなく、心底ガッカリし、
それから一切文化放送は聴かなくなった。
一方で、ニッポン放送では夕方のニュース番組で辛坊治郎がMCをしていて、
こちらはコロナの恐怖ばかりを煽る報道に苦言を呈し、
ワクチンについても長期的な安全性が未確認であると伝え、
かなりバランスを取って放送していたので、時々、こちらを聴くようになった。
1年以上、そんな感じだったが、
今日久しぶりに、文化放送の『ロンドンブーツ1号2号 田村淳のNewsCLUB』を聴いた。
最初のゲストは堀潤。
この人は確かNHKのアナウンサーだったが、NHKを退社し、
紛争地域や貧困地域など、日本であまり報じられないニュースを取り上げて、
報道メディアの在り方などを問うようなことが多かったと記憶しているが、
コロナやワクチンについては、メディアの報道姿勢を問うようなことを
している様子がない。
緊急事態宣言で疲弊した飲食店などの支援について取り上げたりしているようだが、
そもそも緊急事態宣言が必要なのか、緊急事態宣言に違法性はないのか、
緊急事態宣言の効果はあるのか、など、
緊急事態宣言の重要性や、緊急事態宣言の発出ばかりを報じるメディアの姿勢を
問うても良いようなものなのだが、そういった声は聞こえないし、
今日のラジオでは、当然ながら今問題のウクライナの話だけだった。
2人目のゲストは音楽評論家や作詞家として活動する湯川れい子という人。
最初は、ロシアとウクライナの戦争の話が始まり、
男は子供のころから戦争ごっこや、ヒーローものの戦いごっこが好きで、
それが戦争に繋がるというような話だったと思うが、
「ん?」
と思いながら聴き、次に
国連憲章に人間から生まれた子供を殺すような戦争という行為はやめなければならない
という文章を付け加えろという話が出てきて、
「ん??」
となった。
国連憲章には第1条に、
『国際の平和及び安全を維持すること。』
と書いてある。
書いてあっても、戦争をする国はいるし、一方的に侵略戦争をする国もいる。
「国連憲章に書け」とか、「憲法9条を守れ」とか言ったところで、
戦争をしかける国がある以上何の効力もなく、
攻められたら武力で対抗しなければならない。
次にジェンダーの話になり、
「昔、マイケルジャクソンのアルバムを高評価したのは私だけで、
男の評論家はみんな評価が低かった。」
から、男はみんな見る目がないとか、
「お互いに戦争や殺し合いをするのは人間だけで、戦争は男だけがやっている」
という話もあった。
動物も縄張り争いや、子孫を残すために、
生死をかけてオス同士が戦っていると思うのだが、
そういったことは目に入らないらしい。
昔、見る目がない男の評論家たちから、色々言われたのかもしれないが、
その一事をもってして、「男はダメ」「センスがない」「意見が古い」という
かなりの偏見で、
ジェンダーの問題を語ろうとしているのに、
「男だから」という決めつけから始まっていて、
胸糞悪くて、聴くのをやめてしまった。
相変わらず、全然ダメだった。
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