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2022年03月31日21:29

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ダグラムの価値

昨日の日記に書いた「ボトムズの前作品」とは 太陽の牙ダグラム というロボットアニメである。
この作品もかなりの問題作だ。

要約すると
〇ほぼ政治劇
〇出演者はおっさんが多い
〇主人公は半裸でヒロインは頬がこけている
https://www.google.com/search?q=%E3%83%80%E3%82%B0%E3%83%A9%E3%83%A0&tbm=isch&hl=ja&chips=q:%E3%83%80%E3%82%B0%E3%83%A9%E3%83%A0,g_1:%E3%82%AF%E3%83%AA%E3%83%B3:tk1odTcWU1g%3D,online_chips:%E3%83%87%E3%82%A4%E3%82%B8%E3%83%BC:puST9KMZdcg%3D&client=avast-a-3&sa=X&ved=2ahUKEwjkw7DCo_D2AhU8xYsBHfiEAqAQ4lYoA3oECAEQJg&biw=909&bih=719

無垢な少年にプラモデルを売りたいスポンサーの意向をほぼ無視した高橋監督はこの作品がロボットアニメ初体験らしい。
その新人監督の暴走を許したスポンサー(バンダイ)の度量には拍手を送るべきだ。
スポンサーとしてガンダムの打ち切りを宣告したクローバーとはかなり異なる。
高橋監督はいわゆる濃いシナリオが好きで、その後も大人向けのシナリオを作っていくのだが、そういうのはOVAでやればよいのであって子供向けのTVアニメでやるべきではない。
だが彼はやってもうた。
周囲もそれを止められなかった。

本作品は本国の圧政に耐えかねた植民地が独立を求める独立闘争が背景にある。
独立戦争と言えばジオン公国もそのように謳っていたが、地球連邦の各コロニーに対する管理はユルユルで圧政からは程遠い。
一方で本国は 植民地の管理能力が低いため独立してしまうとかえって国家運営が混乱するため、まだ本国が面倒を見てやらなければいけない と見ているため強めの管理をしているという事情がある。

どちらかが悪と言うわけではなく両方に合理的な言い分がある という子供には理解しにくいシナリオを最後まで押し通したのであった。

こういった政治劇が主軸となるシナリオ構造のため戦闘シーンより政治劇シーンが多く、若者よりおっさんが目立つという渋すぎる画面構成だった。

とはいえ一応可憐なヒロインもいた。
一応、高橋監督も萌え要素を考慮したと思われる。
しかしヒロインの頬はこけていた。
それなりにナイスバデーのおめめぱっちりブロンド美人なのだが頬がこけている。
その意図はなに?

高橋監督はスポンサーの意向をくんで様々なロボットを登場させたもののシナリオは好き勝手に進め、70話で完結した。
40話で打ち切られたガンダムとは大違いである。
よく1年以上も続けらたものだ。

本作品は総集編が劇場版として作成されたものの続編は一切作られず、不人気作品と認定された。
この作品に一定の理解を示すオトナの層があるが、放映当時の子供たちには理解しにくかっただろう。
私はこの作品をさほど高く評価しないが、これが当時それなりに評価されたこそ、次回作が30年も愛される作品を生み出す背景になったことはほぼ間違いないだろう。
それこそが本作品の大きな価値だ。
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