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2022年02月02日23:06

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『スティルウォーター』 2022年10作目 ☆☆☆★ チネ・ラヴィータ

『スティルウォーター』 2022年10作目 ☆☆☆★ チネ・ラヴィータ
https://www.universalpictures.jp/micro/stillwater

 殺人罪で服役中の娘の冤罪を晴らす為に奮闘する父の話。
 父親役がマット・デイモンで、失業中の不器用な冴えない父親を好演してました。
 マットも年頃の娘さんが居る役を演じる歳になったんですね。

 監督が10年程温めていた企画で、舞台はフランスのマルセイユなんですね。
 娘さんがフランスに留学していて、留学先で事件に巻き込まれ、冤罪で服役している。と云う話なのですが、殺人で懲役9年は軽いと思うのですがどうなのでしょう?
 それで、この娘さんがレズビアンで「彼女を殺した」んですね。
 本人は「私じゃない」と主張していて、殺害したのはアラブ系の男だと名前をちゃんと上げている。
 なので、無能なフランス警察と、アラブ・コミュニティの凶悪さで有罪になった。

 と云う話で、父親としては娘を信じてアラブの男を探すんだけど、アラブ・コミュニティの凶悪さで全く話にならず、フランス警察の無能さと、弁護士の偏見で何も出来ない。
 
 監督が10年温めていた企画だそうなのですが、何処に拘ったのでしょうか?
 レズビアンですかね? 今ほどLGBTがどうこう云う時代じゃない頃からの企画なので違うと思う。
 ただ、「レズビアンだからこその殺人」とされているのは納得。
 以前、映画のトークショウでゲイの方が「レズビアンは深海魚。数が少ないから見つけたら必ず食うし、食ったら絶対に離さない」とおっしゃってました。

 アラブ・コミュニティの凶悪さも半端なかった。
 平気で人殺すし、人殺しても何とも思わない、最初から法を守る気なんか欠片も無い。
 作中でもフランス人のおじさんが(ピー)て云ってたし。
 作中では協力者の女性がこのおじさんを(ピー)呼ばわりしてたけど、おじさんの方が素直だと思う。
 大体、この女性がシングルマザーなのも相手がアラブ系だからだし。

 フランス警察の無能ぶりも酷かった。
 あれじゃ何も解決出来ないね。
 そのくせ余計な事するし。
 大体、「元刑事」が探りを入れたら「こいつら駄目だ」て呆れてたし、終盤のあの行為も「警察への協力」じゃなくて、「怪しいよ。調べてみ」てアドバイスしてたんだと思う。

 最後は事件の真相がちゃんとわかるし、そこに至るまでに「父の愛」をしっかりと感じた。
 親の思いは子には伝わらないものだし、「子を信じるのが親」なんだなと。

 マットの演技が素晴らしかった作品です。


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