『スティルウォーター』 2022年10作目 ☆☆☆★ チネ・ラヴィータ
https://www.universalpictures.jp/micro/stillwater
殺人罪で服役中の娘の冤罪を晴らす為に奮闘する父の話。
父親役がマット・デイモンで、失業中の不器用な冴えない父親を好演してました。
マットも年頃の娘さんが居る役を演じる歳になったんですね。
監督が10年程温めていた企画で、舞台はフランスのマルセイユなんですね。
娘さんがフランスに留学していて、留学先で事件に巻き込まれ、冤罪で服役している。と云う話なのですが、殺人で懲役9年は軽いと思うのですがどうなのでしょう?
それで、この娘さんがレズビアンで「彼女を殺した」んですね。
本人は「私じゃない」と主張していて、殺害したのはアラブ系の男だと名前をちゃんと上げている。
なので、無能なフランス警察と、アラブ・コミュニティの凶悪さで有罪になった。
と云う話で、父親としては娘を信じてアラブの男を探すんだけど、アラブ・コミュニティの凶悪さで全く話にならず、フランス警察の無能さと、弁護士の偏見で何も出来ない。
監督が10年温めていた企画だそうなのですが、何処に拘ったのでしょうか?
レズビアンですかね? 今ほどLGBTがどうこう云う時代じゃない頃からの企画なので違うと思う。
ただ、「レズビアンだからこその殺人」とされているのは納得。
以前、映画のトークショウでゲイの方が「レズビアンは深海魚。数が少ないから見つけたら必ず食うし、食ったら絶対に離さない」とおっしゃってました。
アラブ・コミュニティの凶悪さも半端なかった。
平気で人殺すし、人殺しても何とも思わない、最初から法を守る気なんか欠片も無い。
作中でもフランス人のおじさんが(ピー)て云ってたし。
作中では協力者の女性がこのおじさんを(ピー)呼ばわりしてたけど、おじさんの方が素直だと思う。
大体、この女性がシングルマザーなのも相手がアラブ系だからだし。
フランス警察の無能ぶりも酷かった。
あれじゃ何も解決出来ないね。
そのくせ余計な事するし。
大体、「元刑事」が探りを入れたら「こいつら駄目だ」て呆れてたし、終盤のあの行為も「警察への協力」じゃなくて、「怪しいよ。調べてみ」てアドバイスしてたんだと思う。
最後は事件の真相がちゃんとわかるし、そこに至るまでに「父の愛」をしっかりと感じた。
親の思いは子には伝わらないものだし、「子を信じるのが親」なんだなと。
マットの演技が素晴らしかった作品です。
映画日記一覧
https://mixi.jp/view_diary.pl?owner_id=23096056&id=1381108346
映画blogはこちら。
http://blog.livedoor.jp/ken_taro/
ログインしてコメントを確認・投稿する