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2022年01月17日00:03

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高い所が好きな人たち

元々はネットの世界で使われていた言葉が、
市民権を得て広く使われるようになるというのは、よくあったりします。
【意識高い系】という言葉も、そんな言葉の一つでしょうね。


【意識高い系】とは
【意識の高い言動をするけど、実が伴っていない人】を揶揄した言葉でしてね。
以前『その男、意識高い系』なんという連続ドラマが放送されましたが、
本来ネットスラングであった言葉が、
NHKのドラマで取り上げられたりしたわけですから、大出世ですよ。


この意識高い系の生息が最初に確認されたのは、大学生の就職活動においてでしてね。
実際は大して凄くもないのに、自分を凄く見せようと小難しいビジネス用語を積極的に使ったり、
本当に好きでやってるとは思えない趣味やボランティアをドヤ顔で語ったり、
無謀にも起業に踏みだそうとしたりなんというのが、意識高い系の典型的なパターンですね。


意識高い系の人たちは、語る言葉だけを捉えれば確かに意識が高いんですが、
実際はそうでないからこそ【意識高い系】なわけですね。


その意識高い系の本領が発揮されるのが、SNSの投稿記事ですね。
休日に会社に出勤して多忙をアピールしたりとか『もう三十時間くらい起きてるよ』などと、
【寝てない・食べてないアピール】が凄いわけですね。


さらに『自分が二人欲しい』とか『一日が三十六時間だったらいいのに』とか、
赤面しそうな事を平気で言っちゃうわけですね。


他にも【コミット】とか【アウトプット】といったカタカナを、やたら使いたがったり、
『○キロ走った』とか『ジムに行った』とか、体を鍛えているアピールもしてくるわけです。


そういった投稿を盛んにしてくるわけですが、
本当に忙しい人は呟いてる暇なんかないわけですから、
その時点で底が割れてる感はありますよね。


最近のSNSの普及は凄いですから、何かあるとネット上で呟くという方も多いわけですが、
もしも歴史上の偉人たちがツイッターなどをやっていたら、面白いでしょうね。


天正十年の明智光秀のツイッターには『本能寺なう!』なんて書かれてましてね。
それを見た信長が『えっ、マジで?』なんて呟きましてね、
火縄銃を扱った記事に【イイネ!】してる場合じゃないという事を悟るわけですね。


秀吉は秀吉でもって、木下藤吉郎時代に
『信長様の草履が臭すぎて、懐の臭いが取れない』なんて呟いていた事が
発覚しそうになって慌ててたりしてね。


聖徳太子なんかは『十人の話を聞くとか無理〜』なんてボヤいてたり、
千利休は『ありえねえ〜!急須で入れたお茶と綾鷹、間違えた〜』なんてんで、
自分の過ちをカミングアウトしてたりするわけですね。


海外の偉人たちも呟くでしょうね。
マリー・アントワネットが一言『首もげた』とか、
ピカソが『落書きで賞取っちゃった。画家って楽勝すぎ〜』なんて呟いて炎上したりとか、
ゴッホが『耳切ったなう!』なんて呟いたら、完全に事件ですよね。
やはりあの時代には、SNSは無い方がよかったんでしょうね。


微笑亭さん太
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