東京は深々と降り積もった雪。
ひとり休みだったので、録画した日本映画を観る。
『赤穂浪士 天の巻・地の巻』
監督:松田定次 製作:1956年
大石内蔵助は市川右太衛門
浅野内匠頭は東千代之介
吉良上野介は月形龍之介
痺れるのは、大石内蔵助と、立花左近(片岡千恵蔵)のシーン。
泣ける。
堀田隼人という、生涯孤独で、お上に一泡吹かせてやりたいというか、厭世感のある浪人が回す。
大友柳太朗が演じている。「北の国から」の笠松のじいさんですね。
赤穂浪士、いまだに、なんとなくしかわからんですが、
浅野内匠頭って、いっつもシュッとした二枚目がやってませんか?
イケメンだったのかな。イメージかな。
あ、脚本が、新藤兼人でした。
『薄桜記』
監督:森一生 製作:1959年
安兵衛の高田馬場の決闘から始まる。
ので、先日観た「決闘高田の馬場」から続いていて、わかりやすい。
中山安兵衛を勝新太郎
丹下典膳を市川雷蔵
あ、高田馬場の安兵衛って堀部安兵衛になるのか。知らんかった。
典膳の奥方になる千春が絡むいろいろから、安兵衛の12月14日までの話。
12月13日、片腕がなく片足を負傷した典膳の討ちあいに助太刀の安兵衛。
その時に、撃たれてこと切れそうな千春が、14日に茶会があると教えてくれる。
ラストシーンは、討ち入りの門前。
ちょいちょい血が飛ぶ映画。
あと、千春の色気が怖い。
レビューなどを読むと、忠臣蔵と丹下左膳が混じり合ったものの様子。
なるほど。雷蔵と、勝新の2本立て、って感じの話だもんね。
大雪の日の忠臣蔵もの。
これほどぴったりくるものか。
最高の一日でした。
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