皆様、おはようございます。
ユーチューブで、レナード・バーンスタインとウィーンフィルハーモニー管弦楽団による名演奏を紹介していましたが、この演奏スタイルが、間違っていることをコメント欄に記述したので、下記に、コメントをメモ(記録)としました。
おはようございます。
バンスタインをはじめ、大半の指揮者は、1945年以降、ストコフスキー配置で演奏・録音されてきました。
この配置での演奏が間違っていることに著名な指揮者達は、スコアーを診ても判明できないことが残念でなりません。
バロック時代から1945年まで、伝統的に続いてきた対抗配置(両翼配置とか旧ドイツスタイルとも呼ばれている)で演奏されなければ、クラシック音楽の本来の醍醐味が味わえないことを30年余り前から、クラシック音楽&オーディオセミナーで伝授してきた次第です。
ステージ左右の高音と低音の掛け合いは、間違いであることを指揮者用スコアーから検証し判明できましたから。
対抗配置で演奏・録音に特化した巨匠指揮者は、オットー・クレンペラしかいません。
1945年当時、指揮者よりも録音メーカーのプロデューサーの方が権威が上で、指揮者の思考観がつぶされたことが根本原因でした。
英国デッカのジョン・カルショーやエリック・スミスは、録音性を重要視し、ストコフスキー配置の演奏を強制したのです。
対抗配置での演奏の本質も気づけないプロデューサー達、残念でなりません。
オペラを観れば判るように、善役はステージ左側から登場し、悪役はステージ右側から登場します。
対抗配置での演奏は、第1ヴァイオリンは、ステージ左側に配置し、第2ヴァイオリンは、ステージ右側に配置され、善と悪の葛藤劇(掛け合い)が、本質的なオーケストラ配置です。
第1ヴァイオリンの後方に、チェロ・コントラバスが配置され、第2ヴァイオリンの後方にビオラが配置されることが、本来の対抗配置です。
指揮者用スコアーを診て精査できれば、バッハ、モーツアルト、ベートーヴェン、ブルックナー、マーラーに至るまで、例外なく、作曲家は、対抗配置での演奏を意図して描かれていることに、1945年以降の指揮者が、余りにも不知・無知な状況が続いて来て残念でした。
ウィーンフィルハーモニー管弦楽団によるニューイヤーコンサートは、来年の元旦コンサートで、バレンボイムが、只今、リハーサル(ゲネプロ)中と想っていますが、10数年前のバレンボイムが元旦コンサートに出演以来、多くのウィーンフィルハーモニー管弦楽団によるコンサートは、対抗配置の復活が診られ、嬉しく想っている次第です。
感謝。
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