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2021年12月19日23:40

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大きい月・小さい月

■19日(日) 今年一番小さい満月「マイクロムーン」 見られる所は?
(日本気象協会 - 12月18日 15:51)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=174&from=diary&id=6782595

スピリチュアルな話や戯言は一切無視して,サイエンスの話をします。

月が大きく見えたり小さく見えたりするのは,月が地球の周りを回る公転軌道が,少し楕円形だからです(中学校理科の「ケプラーの法則」で習ったやつです)。
そのため,地球と月の間の距離は,最大で±5.9%変わります。
いちばん近いところ(近地点)に来た時に満月になると大きく見え,最近では「スーパームーン」と言った呼び名が付けられて,話題になったりします。そして,一番遠いところ(遠地点)付近で満別になると,「小さい満月」になるわけです。
この遠近の周期(近店月)は,月の満ち欠けの周囲(朔望月)と少しずれているので,だいたい14朔望月ぐらいの周期で,満月が大きくなったり小さくなったりすることになります。今夜の満月の7朔望月前が5月26日の満月になります。

写真で比べてみます。

フォト


写真は5月25日の月と12月19日の月を同じ拡大率で撮影して並べたものです。
5月26日は,月食があり,曇天だったので,25日の月を使っていますが,近地点通過時刻は26日の午前中だったので,25日深夜の月は,26日の月と同じくらいの大きさでした。

写真にすると一目瞭然。視直径で約11%の違いがあります。
月が大きい,小さいと感じるのは,普段,よく月を見ている人でもない限り,そんなに分からないと思いますが,写真を撮って並べてみると,はっきりします。

kの7か月後ぐらいには,また,「大きい月」が巡ってきます。


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