美しいものとは

ラッセンと言う画家がいる
確かに綺麗なのです、これは自分の好みなのですが
彼の絵を自分の部屋に飾ろうとは思えないのですよ

綺麗とは何、そう思うと汚れた自分としては、ラッセンは綺麗過ぎる

そうですね、少しは曇った方が良い、女性の美しさの様に、淫靡な部分が有った方が好き

人の痛みが理解した哀愁を感じてる方が良い、人も物も汚れて一人前と何処かで聞いた事が有る

質が悪いものは、古くなると祖材ゴミに成るが

芯がブレない物は骨董品と言われる

なる程、大木に寄生し日陰で生きる植物のようだ、
時間を食べて価値を養い静かに生きる蘭に似ている

寄生樹木が死ぬる時、朽ち果て形を残すのは蘭に食べ物を残す為なのかも知れない

人の知らない所で恋は育っていくものなのだろう