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2021年05月24日21:56

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消去法の詭弁

「不可能なものを除外していって、残ったものがたとえどんなに信じられなくても、それが真相なんですよ」
ホームズのセリフと言うのは聴いたことがあったが「弘法も筆の誤り」とはまさにこの事だな、と言うのが率直な感想だ。ホームズともあろうお方がこんなおかしなことを言うなんてあせあせ(飛び散る汗)

前述した言葉は「消去法」そのものなのだが、これを推理に当てはめるのはあまりに滑稽だ。
何故なら消去法は「選択肢の中に必ず正解が含まれている」場合のみ使えるからだ。選択肢の中から「不可能なものを除外」するというが、そもそも選択肢の中に真相は含まれておらず、ホームズが予想もしなかったようなものが真相である可能性は十分にある。
いかに名探偵といえども、起こりうる全ての可能性を列挙することなど不可能だろう。
事件や事故に遭遇した時人は皆、口をそろえてこう言う。「こんなことが起こるとは思っていなかった」と。
予想通りの「未来」などあり得ないのだ。

勿論メタ的に言えば、推理ものである以上登場人物の中に必ず犯人はいるし、探偵は必ず真相にたどり着くのだが、それはあくまで二次元での話だ。


「不可能なものを除外していって、残ったものがたとえどんなに信じられなくても、それが真相なんですよ」
この論理は、「食パンをくわえて登校する女の子」のように、決して三次元では存在しえないのだ。

【最新話レポ】「懐かしすぎる名言きたwww」コナンが再びシャーロック・ホームズの“名言”を口にする!?/アニメ『名探偵コナン』第1006話
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