9月に観た映画

9/2 『花折り』(1968/川本喜八郎)★★★
9/2 『鬼』(1972/川本喜八郎)★★★
9/2 『詩人の生涯』(1974/川本喜八郎)★★★
9/3 『道成寺』(1976/川本喜八郎)★★★★
9/3 『火宅　能「求塚」より』(1979/川本喜八郎)★★★
9/4 『新任バスガイド　けむり添乗日誌』(2002/竹内雅俊)★
9/6 『銀河の裏筋　性なる侵乳！』(2021/渡邊元嗣)★★
9/6 『野菊の墓』(1981/澤井信一郎)★★★★
9/7 『劇場版　ほんとうにあった怖い話　事故物件芸人２』(2021/天野裕充)★
9/8 『札幌オリンピック』(1972/篠田正浩)★★★
9/9 『最高殊勲夫人』(1959/増村保造)★★★
9/9 『悶絶！！　未亡人サロン』(1995/新田栄)★
9/10 『勝手にしやがれ』(1960/ジャン・リュック・ゴダール)★★★
9/10 『花ともぐら』(1970/岡本忠成)★★★
9/10 『チコタン　ぼくのおよめさん』(1971/岡本忠成)★★★★
9/10 『モチモチの木』(1972/岡本忠成)★★★★
9/12 『サクラより愛をのせて』(1976/岡本忠成)★★
9/12 『虹に向って』(1977/岡本忠成)★★★
9/12 『おこんじょうるり』(1982/岡本忠成)★★★★
9/12 『注文の多い料理店』(1993/岡本忠成・川本喜八郎（監修）)★★★
9/13 『野菊の如き君なりき』(1955/木下恵介)★★★★
9/14 『新任バスガイド　あいのり欲望ツアー』(2004/城定秀夫)★★★
9/15 『キモハラ課長　ムラムラおっぴろげ』(2021/城定秀夫)★★★★
9/16 『昼下りの情事　噂の看護婦』(1974/藤井克彦)★★★
9/17 『からっ風野郎』(1960/増村保造)★★★
9/17 『エロ義母と発情息子―淫らな家族―』(2004/坂本太)★★
9/18 『新任バスガイド　発情モデル撮影会ツアー』(2005/中村和愛)★
9/19 『卍（まんじ）』(1964/増村保造)★★★
9/19 『噂の女　朝まで抱いて』(1980/高橋伴明)★★
9/21 『温泉宿　一発二日艶子の湯』(2006/吉田剛也)★★
9/22 『あざみさんのこと』(2020/越川道夫)★
9/23 『女教師　汚れた噂』(1979/加藤彰)★★★
9/24 『刺青（いれずみ）』(1966/増村保造)★★★★
9/25 『サドルの女』(2004/金田敬)★★★
9/27 『裸の天使　赤い部屋』(2021/窪田将治)★★
9/28 『聖なる蝶　赤い部屋』(2021/窪田将治)★★
9/29 『新任女教師　美術室の情事』(1996/永岡久明)★
9/30 『赤い天使』(1966/増村保造)★★★★
9/30 『新任女教師　淫らな噂』(1996/成瀬正行)★

昭和の名画を週代わりでフィルム上映しているロイヤル劇場は、緊急事態宣言中
は休館になっていたので、9月はなし。10月から再開するので楽しみ。

川本喜八郎と岡本忠成の作品をまとめて観る事ができて、何本かは昔観ていたもの
だが、とても満足できた。川本の『道成寺』、岡本の『チコタン』『おこんじょう
るり』などは傑作。川本の『死者の書』は観れなかったが、昔、岩波ホールで
観たときのインパクトが強く残っているので、ＤＶＤを入手して再見したい。

増村保造を少しずつ観ているが、若尾文子って凄い女優だったんだと改めて思う。
『卍』『刺青』『赤い天使』。

澤井信一郎の追悼で、デビュー作の『野菊の墓』を40年ぶりに再見したわけだが、
公開当時は世間一般も「主演の松田聖子が酷い」というような、バッシングに近い
評価が多く、自分もつまらなかった記憶があるが、今回見直したら素晴らしい映画
だと感じた。40年を経てのこの印象の違いってなんだろう。年とったから涙もろく
なった？いや、聖子も相手役の桑原正も新人でセリフも演技も器用とは程遠いもの
があるのは事実だが、逆にういういしさが出ていて、この悲恋のストーリーに相応
しいと思える。

さて今月は引き続き増村保造、あと先日ＮＨＫのアナザーストーリーズで「口裂け
女」を見てしまった（発祥は岐阜）ので、その関係の映画を観ていきたい（もとも
とホラーが好きなので、何本かは見ているが、まとめて鑑賞することで、新しい何
かを発見できるかも。