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2021年06月12日21:25
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(2017年)5月
(2017年)5月最初のライブ鑑賞は，翌日から5連休という5月2日（火）18時，札幌市資料館での嵯峨さんを素材とした写真展の初日を飾るライブ演奏でした。
どこの職場もそうかもしれませんが，連休前は比較的ゆったりとした時間が流れることもあれば，連休前に済まさねばならない緊急案件のために夜中まで忙しい時間を過ごすこともあります。
この日は幸い緊急案件はなく，当時の職場にほど近い資料館に18時までに入ることができました。窓の外に桜の花が見えた記憶があります（余談ながら桜が卒業や門出の象徴として扱われるのは北海道の住民には全く実感がないところです。）。
主役たる写真家の大坪俊裕さんは，しばらく嵯峨さんの演奏活動を追っておられ，ほうぼうのライブ会場でお見かけし，一時期は顔見知りのようになっていました。ライブに先立ち，事情を御説明の上，写真に写り込むことに差し支えはないか確認された後，演奏風景などを撮影されるのが常でした。ですから，この時の資料館に展示されていた写真の中にもラクラの時と思われる私が写り込んでいるものがありました。
嵯峨さんは，ドシプルールを手にした写真の方が表情がいきいきしているなどとおっしゃりつつ，このような機会にも大瀧詠一路線は健在でした。「夢で会えたら」は馬頭琴のインストで終わるのかなと思っていたら，歌声はなくとも語りだけはありました。
全体の演奏時間はそう長くはなかったと思いますが，嵯峨さんの音楽のエッセンスを感じさせるものでした。場内は立ち見も多数の盛況ぶりでした。客席には嵯峨さん関係でお馴染みの方々も多くお見かけしましたし，某京極町の某施設関係者もいらっしゃっていて，カルマンのライブのことをお話しされるのがもれ聞こえてきたりしました。
私は道北に帰省中で訪れることができませんでしたが，最終日の(2017年)5月7日（日）にもミニライブがありました。
連休初日の(2017年)5月3日（水）は，東京方面から来た某グループのホールコンサートがありました。これを道北から姉も観に来ており，おそらく翌日から姉の車で一緒に帰省して連休の残りを道北で過ごしたのだったと思います。札幌では連休中にジャック，ダイマ，一風来などで魅力的な催しもあったのですが，道北滞在中にて出席することができませんでした。
連休が明けての週末，（2017年）5月13日（土）は，小樽のライブハウスに行きました。
連休初日に来た某グループと若干の関係がある別のグループのライブでした。それまでグループ名は知っていたものの，個々のメンバーについてはほとんど予備知識のない状態での鑑賞でした。前日の金曜日にバスセンター前駅で地下鉄を降りてアリオのタワーレコードまで歩き，予習を兼ねてそのグループの1stアルバムの初回限定盤をポイントも使って買った記憶もあります。そして，まさにその夜，グループのうちの1人の脱退発表があったのでした（そのまま芸能界も引退するという卒業宣言でした。）。
最後の舞台でこそないものの，脱退発表翌日のライブというのは，地方の300人規模のライブハウスが受け止めるには大きすぎやしないかとも思われ，実際，翌日の小樽は，本州方面からの遠征組ではないかと思われるお客も見かける盛況でした。
当然ながら脱退に関する言及もあり，本人も今日は父親が友人と北海道旅行の最中で観に来ているなどと語っていましたが，前日大きな発表をした娘を見守る親心もあってのことではないかと想像しました。
白紙の状態での鑑賞でしたが，この日に気に入って覚えた曲もありましたし，最年少なのに歌唱力では一番なのだなと思って覚えたメンバーもありました（このグループはこの時点では8人だったのが，その後も脱退が続き5人にまで減って解散してしまいました。ただ，5人になってからの方が安定感が増したと思いますし，お気に入りの曲も多いです。）。
翌週はザッハトルテの来道でした。
札幌が水木2日間，中1日置いて函館が土日2日間の日程です。
都丸さんはカリトマトで盛んに来札されていますが，ザッハトルテのお三方でとなると，道南には何度もおいでになりながら，札幌には私が道南から戻ってまもなくの2015年秋から1年半ぶり以上２度目だったと思います。今回も札幌公演については田村さんがコーディネートされたもののようで，2日とも共演されていました。
函館は土曜がマルセン，日曜がもとの五稜郭ダイエー（更に遡ればホリタ）の跡地にできたシエスタハコダテのGスクエアといういずれも懐かしい場所でした（シエスタハコダテになってからは訪れたことはありませんでしたが。）。
日曜日は昼下がりのライブだったので，土曜の夜に一泊すれば行けないことはありませんし，シエスタだけなら日帰りできるかもと一瞬かすめたのですが，道南時代はあれだけ札幌方面と行き来していたのに，いざ札幌に戻ると道南への心理的距離が遠くなり，迷ううちに満席の報があり悩みはなくなりました。はこだて国際民俗芸術祭への御出演をきっかけにコンスタントに来函され，すっかり函館市民に親しまれています。
まず，(2017年)5月17日（水）は，北大総合博物館でした。
今のところ訪れたのはこの時だけとなりますが。かつては理学部の校舎だった場所ではないかと思われました。
所在地は北１０条なので，地下鉄の北１２条駅から歩くのがよいかと考えたのですが，北大構内に入ってから照明も少ない暗い中で道を外れてしまい，仕事帰りのスーツ姿で草ぼうぼうところを歩いた記憶があります。
この日は予約なしで訪れたのですが，受付の方が当日料金を徴収すべきところを誤ったようで，席に着いてから田村さんがお詫びと差額の徴収にいらっしゃいました。
職場から開演近くに駆け込むことになったので，前方には着席できず，都丸さんの手元はよく見えるが，ウエッコさんやヨース毛さんの手元はやや厳しいという着席位置となりました。
この日は田村さんやカポウさんのユニットとの共演。
ヨース毛さんがお作りになったソロアルバムが売られていたので，購入してサインをいただいたところ，函館とのゆかりを覚えてくださっていました。
翌（2017年）5月18日（木）は，ハンモックベースカフェでした，
カリトマトで何度も訪れたこの場所にザッハトルテが来る日があるとはとの感慨がありました。因みにここではドリンクにレッドブルを選択することができ，私はけっこう好きなので，専らレッドブルを頼んでいました（エナジードリンク類の飲みすぎは身体によくないとの話もありますが，たまにしか飲まないので大丈夫でしょう。）。
前日のスリーマンライブに対し，この日はたっぷりのソロライブに，ゲスト田村さんとのセッション曲もあるという構成でした。
一瞬日帰りで行こうかなと脳裏をかすめたシエスタハコダテでしたが，前売りだけでほぼ完売の大人気にて，この時のザッハトルテとはこの日でお別れとなりました。
京都からのユニットをお迎えして道南での日々も甦る2日間が終わり，再び道央に生きる自分と向き合った翌(2017年)5月19日（金）は，仕事帰りにラクラで嵯峨さんでした。
嵯峨さんは前述のとおりこの月の初めの資料館以来。ラクラは前年(2016年)以来でした。
ラクラは以前は名のみ知る存在だったのですが，かつて住んだことのある辺りに近く，職場からも徒歩圏内ということで，一度行って様子がわかってからは，続けて機会に恵まれました。
客席にはよこたにさんがいらっしゃっていたほか，お店の固定客の方々が多かったのでしょうか，かなりの盛況でした。
大瀧詠一路線はこの日はほんの少しだけ控えめだったでしょうか。孝子さんの山形の鬼嫁話や店主鳥居はゆきさんとのＧ線上のアリアやピアソラのアヴェマリアなど感じ入りました。
孝子さんの御指導に従い，客にダンスを求められた曲では，ダンスというより手振りだけのタコ踊りでしたが，私も果敢に挑み，心強かったとのお言葉を後ほど嵯峨さんからいただきました。
続く週末はザッハトルテを追っての函館行きはせず，(2017年)5月21日（日），まずは午後イチくらいの時間に北5��西７丁目ヨドバシカメラの北向いにあるストークマンションの208号室に行きました。普段はオーガニックフードのカフェといった趣きの場所のようで，この時には知る由はありませんでしたが，後に知遇を得た菊地美幸さんともゆかりのある場所のようでもあるのを何かで目にした気もします。
吉田夫妻が東京に移られる前にお会いしたのは，おそらくこの時が最後だったのではないかと思われます。場内には吉田さんが撮影された女性モデルなども使った情景写真が展示され，スタジオライスのサイトで見た覚えのあるものもありました。
吉田さんによると，写真の展示だけのつもりが，朝から女性陣を中心とする関係者から撮影にひっぱりだこだったとのことでした。混乱を招くといけないので，この日にお集まりの方々には自分が音楽の人であることは話さず，写真家だと思われているとのことでもありました。
もれ聞こえた会話や御説明からは，高い女子力を発揮し，被写体とのコミュニケーションでその魅力を引き出す作業は，エミさんとのコミュニケーションでそのヴォーカルの魅力を引き出す音楽活動と一貫しているとのことで，非常に納得がいきました。
かつて吉田さんがプロデュースされたアルジェ，ウタコメに発祥するクラムジークなどもみな女声ヴォーカルユニットです。
エミさんもいらっしゃっていて少しお話ができたと思います
展示されている写真の中には，かつては何度も訪れたみなとみらいらへんで撮影されたと思われるものもあり，懐かしさを感じて，お断りの上で写真の写真撮影をしました。。
次の目的地の札幌市資料館が14時15分開演でしたので，それに間に合うくらいに失礼したと思います。にわか雨の中，自転車を走らせました。
資料館では，親子で写真絵本を作ってみようといった内容のワークショップに引き続き，小寺卓矢さんの映像作品を素材とした「小さな森のコンサート」がありました。中村千津子さんらも関わっておられたもののようです。
小寺さんの同様の催しは，アミカやのやであらさんとのコラボを観たことがあって，震災後の時期でＰＡや照明を極力使わずに行われていたのを覚えています。
その時の朗読は小寺さんが御自分でされていたのですが，この日は中村千津子さんの朗読に健さんの音楽を添えた企画となっていましたし，アミカやのやの後に発表された写真絵本を題材にした演目も加わっていました。
特に前触れなく訪れたのですが，入場させていただき，受付ではいつも小松崎さん関係の催しに来る人だといった御反応をいただいたのだったかもしれません。
翌(2017年)5月22日（月）は，札幌ステラプレイスのシネマフロンティアで某ライブビューイングに行きました。ライブビューイングにも地域格差があって，私が見るようなものだと道内では札幌でしか上映されません。そのため行くようになったのは道央時代の2015年からのことです。
ライブ会場での物販類を映画館で買うことができるのも魅力ですが，朝から売っているため，仕事帰りに駆け込むと人気のあるものはなくなっていることも多かったです。この時もほしいものを全部買うことはできなかったので，通販で入手したものもありました。そうした教訓を活かし，忙しくない時には時間休を取得して数時間前に一度訪れるようにすると，だいたいのものが入手できることが多くなりました（現下の情勢により今はライブビューイングはもとよりライブ会場でも物販がなくなり，ライブに因んだ品は通販で売られることが多くなりました。）。
この日は某グループの久々のライブで，MCでは，解散したの？とか活動休止中なんでしょ？とか言われるが，どっこい現役といったお話がありました。ところが，その後1年くらいで芸能界を退いたメンバーもあり，このグループの活動継続は望めなくなってしまったのでした。
翌（2017年）5月23日（火）は，旭川出張だったようです。日帰りでしたが，職場の旭川支店のようなところが実家から近いため，親の顔を一瞬は見て帰ったと思います，
翌（2017年）5月24日（水）は，仕事帰りにカフェロウライフで伊藤賢一さんとあらさんでした。伊藤賢一さんはニューアルバムを携えての北海道ツアー中で，ソロや様々な方々とのジョイントが予定されていました。かねて健さんや浜田さんと御一緒されているのは存じていましたが，あらさんとはこの日が初共演とのことでした。その関係から健さんもロウライフの客席（最後尾のカウンター）にいらっしゃったと思います。
ロウライフは初めて訪れましたが，あらさんがお書きになっていたところによると，現在地には別の場所から移転したもののようです。この時点では北４条西１３丁目のいわゆるミニ大通に面して所在していました。当時の職場にほど近く，少し残業してからでも19時の開演に間に合いました。
するとどうでしょう，客席にはこうした場と接点があるとは思わなかった旧い友人の姿もあったではありませんか。学校ではゼミの先輩，職場でもほぼ同期にも当たります，そういえばこの辺りに住まいがあった気がしますが，小樽に通勤していたはず，私が少々残業したとはいえ小樽からこの時間に帰宅できるのか尋ねたところ，全然大丈夫だとのことでした。住まいが近いのでロウライフの前を通ることがあり，このライブを知らせるポスター類が見て関心を持ったということのようでした。
大学や職場の関係者とライブ会場系の知人が重なることはそれまで殆どなかったので，不思議な感覚でしたが，合唱などやっていた記憶もありますから，私などよりも音楽への関心は深いのかもしれません。
ライブの方は，あらさんのナイトフラワーが健さんとの共演だとダルシマーが低いところを受け持つのに対し，伊藤さんのギターが高いところも受け持つのが印象的でしたし，ジョセフィンズワルツやその場で決まったと思しきミスロウワンデイビスなどもよかったです。
その友人は伊藤さんとあらさんそれぞれのソロアルバムも記念に購入していました。
私はあらさんのオリジナルが好きなのだと2ndを勧めたのですが，選んでいたのはやはり最新3rdアルバム。あらさんがお声掛けくださっていたので，共通の先輩に当たることなど言い添えました。
翌(2017年)5月25日（木）は，健さんと伊藤さんのジャックライブにも行っています。
前年(2016年)の時は職場から駆け付けようとして途中で開演時刻を過ぎてしまい断念していたところ，その週末のジャック健さん昼下がりソロに伊藤さんがサプライズのようなゲストでお出になり少し取り返した気がしたものでしたが，この時には開演から見届けることができてよかったです。
前月の健さんと小田桐さん以来で打ち上げにも残り，高知でのお客から教えらえたというエレノア・プランケットはプランケット家の火災から独り生き残った少女の名であり，あの終止しない感じは少女の将来に想いをはせることにつながっているのではないかといったお話を伺いました（坂上さんのブラインド・メアリーやリトル・アニータについてのお話しに通じるものを感じました。）。以前から感じていた，結局ジャンルというよりその人なのだなあとことに通じるようなお話もあったと思います。
その週末(2017年)5月27日（土）には，Zepp Sapporoに某グループのライブに行きました。2月にペニーレインにも来ていたグループです。かなりの雨だったのと，チケットの競争が激しくてあまり鑑賞条件には恵まれなかったのですが，このグループは翌月に解散したので，最後の来道を見届けることができてよかったです。
この日の鴨々堂には鬼怒無月さんがいらしてアンニュイとのライブがあったのですが，これと重なって行くことができなかったのでした。因みにゼップからそれほど離れていないと思います（今はなき鴨々堂では佐藤さんと権頭さんの三日満月がライブをされたこともありました。私の道南時代のことで，道北への帰省が1日ずれていたら鑑賞できていたかもしれなかったのですが…。）。
この後は31日にステラプレイスのHMVに小樽のライブハウスで観た某グループから2名ほど訪れてのトークイベントを観ていますが，2017年の5月はこうして終わり，6月はのやにてマルカート＆チエルームのジョイントライブに始まります。
どこの職場もそうかもしれませんが，連休前は比較的ゆったりとした時間が流れることもあれば，連休前に済まさねばならない緊急案件のために夜中まで忙しい時間を過ごすこともあります。
この日は幸い緊急案件はなく，当時の職場にほど近い資料館に18時までに入ることができました。窓の外に桜の花が見えた記憶があります（余談ながら桜が卒業や門出の象徴として扱われるのは北海道の住民には全く実感がないところです。）。
主役たる写真家の大坪俊裕さんは，しばらく嵯峨さんの演奏活動を追っておられ，ほうぼうのライブ会場でお見かけし，一時期は顔見知りのようになっていました。ライブに先立ち，事情を御説明の上，写真に写り込むことに差し支えはないか確認された後，演奏風景などを撮影されるのが常でした。ですから，この時の資料館に展示されていた写真の中にもラクラの時と思われる私が写り込んでいるものがありました。
嵯峨さんは，ドシプルールを手にした写真の方が表情がいきいきしているなどとおっしゃりつつ，このような機会にも大瀧詠一路線は健在でした。「夢で会えたら」は馬頭琴のインストで終わるのかなと思っていたら，歌声はなくとも語りだけはありました。
全体の演奏時間はそう長くはなかったと思いますが，嵯峨さんの音楽のエッセンスを感じさせるものでした。場内は立ち見も多数の盛況ぶりでした。客席には嵯峨さん関係でお馴染みの方々も多くお見かけしましたし，某京極町の某施設関係者もいらっしゃっていて，カルマンのライブのことをお話しされるのがもれ聞こえてきたりしました。
私は道北に帰省中で訪れることができませんでしたが，最終日の(2017年)5月7日（日）にもミニライブがありました。
連休初日の(2017年)5月3日（水）は，東京方面から来た某グループのホールコンサートがありました。これを道北から姉も観に来ており，おそらく翌日から姉の車で一緒に帰省して連休の残りを道北で過ごしたのだったと思います。札幌では連休中にジャック，ダイマ，一風来などで魅力的な催しもあったのですが，道北滞在中にて出席することができませんでした。
連休が明けての週末，（2017年）5月13日（土）は，小樽のライブハウスに行きました。
連休初日に来た某グループと若干の関係がある別のグループのライブでした。それまでグループ名は知っていたものの，個々のメンバーについてはほとんど予備知識のない状態での鑑賞でした。前日の金曜日にバスセンター前駅で地下鉄を降りてアリオのタワーレコードまで歩き，予習を兼ねてそのグループの1stアルバムの初回限定盤をポイントも使って買った記憶もあります。そして，まさにその夜，グループのうちの1人の脱退発表があったのでした（そのまま芸能界も引退するという卒業宣言でした。）。
最後の舞台でこそないものの，脱退発表翌日のライブというのは，地方の300人規模のライブハウスが受け止めるには大きすぎやしないかとも思われ，実際，翌日の小樽は，本州方面からの遠征組ではないかと思われるお客も見かける盛況でした。
当然ながら脱退に関する言及もあり，本人も今日は父親が友人と北海道旅行の最中で観に来ているなどと語っていましたが，前日大きな発表をした娘を見守る親心もあってのことではないかと想像しました。
白紙の状態での鑑賞でしたが，この日に気に入って覚えた曲もありましたし，最年少なのに歌唱力では一番なのだなと思って覚えたメンバーもありました（このグループはこの時点では8人だったのが，その後も脱退が続き5人にまで減って解散してしまいました。ただ，5人になってからの方が安定感が増したと思いますし，お気に入りの曲も多いです。）。
翌週はザッハトルテの来道でした。
札幌が水木2日間，中1日置いて函館が土日2日間の日程です。
都丸さんはカリトマトで盛んに来札されていますが，ザッハトルテのお三方でとなると，道南には何度もおいでになりながら，札幌には私が道南から戻ってまもなくの2015年秋から1年半ぶり以上２度目だったと思います。今回も札幌公演については田村さんがコーディネートされたもののようで，2日とも共演されていました。
函館は土曜がマルセン，日曜がもとの五稜郭ダイエー（更に遡ればホリタ）の跡地にできたシエスタハコダテのGスクエアといういずれも懐かしい場所でした（シエスタハコダテになってからは訪れたことはありませんでしたが。）。
日曜日は昼下がりのライブだったので，土曜の夜に一泊すれば行けないことはありませんし，シエスタだけなら日帰りできるかもと一瞬かすめたのですが，道南時代はあれだけ札幌方面と行き来していたのに，いざ札幌に戻ると道南への心理的距離が遠くなり，迷ううちに満席の報があり悩みはなくなりました。はこだて国際民俗芸術祭への御出演をきっかけにコンスタントに来函され，すっかり函館市民に親しまれています。
まず，(2017年)5月17日（水）は，北大総合博物館でした。
今のところ訪れたのはこの時だけとなりますが。かつては理学部の校舎だった場所ではないかと思われました。
所在地は北１０条なので，地下鉄の北１２条駅から歩くのがよいかと考えたのですが，北大構内に入ってから照明も少ない暗い中で道を外れてしまい，仕事帰りのスーツ姿で草ぼうぼうところを歩いた記憶があります。
この日は予約なしで訪れたのですが，受付の方が当日料金を徴収すべきところを誤ったようで，席に着いてから田村さんがお詫びと差額の徴収にいらっしゃいました。
職場から開演近くに駆け込むことになったので，前方には着席できず，都丸さんの手元はよく見えるが，ウエッコさんやヨース毛さんの手元はやや厳しいという着席位置となりました。
この日は田村さんやカポウさんのユニットとの共演。
ヨース毛さんがお作りになったソロアルバムが売られていたので，購入してサインをいただいたところ，函館とのゆかりを覚えてくださっていました。
翌（2017年）5月18日（木）は，ハンモックベースカフェでした，
カリトマトで何度も訪れたこの場所にザッハトルテが来る日があるとはとの感慨がありました。因みにここではドリンクにレッドブルを選択することができ，私はけっこう好きなので，専らレッドブルを頼んでいました（エナジードリンク類の飲みすぎは身体によくないとの話もありますが，たまにしか飲まないので大丈夫でしょう。）。
前日のスリーマンライブに対し，この日はたっぷりのソロライブに，ゲスト田村さんとのセッション曲もあるという構成でした。
一瞬日帰りで行こうかなと脳裏をかすめたシエスタハコダテでしたが，前売りだけでほぼ完売の大人気にて，この時のザッハトルテとはこの日でお別れとなりました。
京都からのユニットをお迎えして道南での日々も甦る2日間が終わり，再び道央に生きる自分と向き合った翌(2017年)5月19日（金）は，仕事帰りにラクラで嵯峨さんでした。
嵯峨さんは前述のとおりこの月の初めの資料館以来。ラクラは前年(2016年)以来でした。
ラクラは以前は名のみ知る存在だったのですが，かつて住んだことのある辺りに近く，職場からも徒歩圏内ということで，一度行って様子がわかってからは，続けて機会に恵まれました。
客席にはよこたにさんがいらっしゃっていたほか，お店の固定客の方々が多かったのでしょうか，かなりの盛況でした。
大瀧詠一路線はこの日はほんの少しだけ控えめだったでしょうか。孝子さんの山形の鬼嫁話や店主鳥居はゆきさんとのＧ線上のアリアやピアソラのアヴェマリアなど感じ入りました。
孝子さんの御指導に従い，客にダンスを求められた曲では，ダンスというより手振りだけのタコ踊りでしたが，私も果敢に挑み，心強かったとのお言葉を後ほど嵯峨さんからいただきました。
続く週末はザッハトルテを追っての函館行きはせず，(2017年)5月21日（日），まずは午後イチくらいの時間に北5��西７丁目ヨドバシカメラの北向いにあるストークマンションの208号室に行きました。普段はオーガニックフードのカフェといった趣きの場所のようで，この時には知る由はありませんでしたが，後に知遇を得た菊地美幸さんともゆかりのある場所のようでもあるのを何かで目にした気もします。
吉田夫妻が東京に移られる前にお会いしたのは，おそらくこの時が最後だったのではないかと思われます。場内には吉田さんが撮影された女性モデルなども使った情景写真が展示され，スタジオライスのサイトで見た覚えのあるものもありました。
吉田さんによると，写真の展示だけのつもりが，朝から女性陣を中心とする関係者から撮影にひっぱりだこだったとのことでした。混乱を招くといけないので，この日にお集まりの方々には自分が音楽の人であることは話さず，写真家だと思われているとのことでもありました。
もれ聞こえた会話や御説明からは，高い女子力を発揮し，被写体とのコミュニケーションでその魅力を引き出す作業は，エミさんとのコミュニケーションでそのヴォーカルの魅力を引き出す音楽活動と一貫しているとのことで，非常に納得がいきました。
かつて吉田さんがプロデュースされたアルジェ，ウタコメに発祥するクラムジークなどもみな女声ヴォーカルユニットです。
エミさんもいらっしゃっていて少しお話ができたと思います
展示されている写真の中には，かつては何度も訪れたみなとみらいらへんで撮影されたと思われるものもあり，懐かしさを感じて，お断りの上で写真の写真撮影をしました。。
次の目的地の札幌市資料館が14時15分開演でしたので，それに間に合うくらいに失礼したと思います。にわか雨の中，自転車を走らせました。
資料館では，親子で写真絵本を作ってみようといった内容のワークショップに引き続き，小寺卓矢さんの映像作品を素材とした「小さな森のコンサート」がありました。中村千津子さんらも関わっておられたもののようです。
小寺さんの同様の催しは，アミカやのやであらさんとのコラボを観たことがあって，震災後の時期でＰＡや照明を極力使わずに行われていたのを覚えています。
その時の朗読は小寺さんが御自分でされていたのですが，この日は中村千津子さんの朗読に健さんの音楽を添えた企画となっていましたし，アミカやのやの後に発表された写真絵本を題材にした演目も加わっていました。
特に前触れなく訪れたのですが，入場させていただき，受付ではいつも小松崎さん関係の催しに来る人だといった御反応をいただいたのだったかもしれません。
翌(2017年)5月22日（月）は，札幌ステラプレイスのシネマフロンティアで某ライブビューイングに行きました。ライブビューイングにも地域格差があって，私が見るようなものだと道内では札幌でしか上映されません。そのため行くようになったのは道央時代の2015年からのことです。
ライブ会場での物販類を映画館で買うことができるのも魅力ですが，朝から売っているため，仕事帰りに駆け込むと人気のあるものはなくなっていることも多かったです。この時もほしいものを全部買うことはできなかったので，通販で入手したものもありました。そうした教訓を活かし，忙しくない時には時間休を取得して数時間前に一度訪れるようにすると，だいたいのものが入手できることが多くなりました（現下の情勢により今はライブビューイングはもとよりライブ会場でも物販がなくなり，ライブに因んだ品は通販で売られることが多くなりました。）。
この日は某グループの久々のライブで，MCでは，解散したの？とか活動休止中なんでしょ？とか言われるが，どっこい現役といったお話がありました。ところが，その後1年くらいで芸能界を退いたメンバーもあり，このグループの活動継続は望めなくなってしまったのでした。
翌（2017年）5月23日（火）は，旭川出張だったようです。日帰りでしたが，職場の旭川支店のようなところが実家から近いため，親の顔を一瞬は見て帰ったと思います，
翌（2017年）5月24日（水）は，仕事帰りにカフェロウライフで伊藤賢一さんとあらさんでした。伊藤賢一さんはニューアルバムを携えての北海道ツアー中で，ソロや様々な方々とのジョイントが予定されていました。かねて健さんや浜田さんと御一緒されているのは存じていましたが，あらさんとはこの日が初共演とのことでした。その関係から健さんもロウライフの客席（最後尾のカウンター）にいらっしゃったと思います。
ロウライフは初めて訪れましたが，あらさんがお書きになっていたところによると，現在地には別の場所から移転したもののようです。この時点では北４条西１３丁目のいわゆるミニ大通に面して所在していました。当時の職場にほど近く，少し残業してからでも19時の開演に間に合いました。
するとどうでしょう，客席にはこうした場と接点があるとは思わなかった旧い友人の姿もあったではありませんか。学校ではゼミの先輩，職場でもほぼ同期にも当たります，そういえばこの辺りに住まいがあった気がしますが，小樽に通勤していたはず，私が少々残業したとはいえ小樽からこの時間に帰宅できるのか尋ねたところ，全然大丈夫だとのことでした。住まいが近いのでロウライフの前を通ることがあり，このライブを知らせるポスター類が見て関心を持ったということのようでした。
大学や職場の関係者とライブ会場系の知人が重なることはそれまで殆どなかったので，不思議な感覚でしたが，合唱などやっていた記憶もありますから，私などよりも音楽への関心は深いのかもしれません。
ライブの方は，あらさんのナイトフラワーが健さんとの共演だとダルシマーが低いところを受け持つのに対し，伊藤さんのギターが高いところも受け持つのが印象的でしたし，ジョセフィンズワルツやその場で決まったと思しきミスロウワンデイビスなどもよかったです。
その友人は伊藤さんとあらさんそれぞれのソロアルバムも記念に購入していました。
私はあらさんのオリジナルが好きなのだと2ndを勧めたのですが，選んでいたのはやはり最新3rdアルバム。あらさんがお声掛けくださっていたので，共通の先輩に当たることなど言い添えました。
翌(2017年)5月25日（木）は，健さんと伊藤さんのジャックライブにも行っています。
前年(2016年)の時は職場から駆け付けようとして途中で開演時刻を過ぎてしまい断念していたところ，その週末のジャック健さん昼下がりソロに伊藤さんがサプライズのようなゲストでお出になり少し取り返した気がしたものでしたが，この時には開演から見届けることができてよかったです。
前月の健さんと小田桐さん以来で打ち上げにも残り，高知でのお客から教えらえたというエレノア・プランケットはプランケット家の火災から独り生き残った少女の名であり，あの終止しない感じは少女の将来に想いをはせることにつながっているのではないかといったお話を伺いました（坂上さんのブラインド・メアリーやリトル・アニータについてのお話しに通じるものを感じました。）。以前から感じていた，結局ジャンルというよりその人なのだなあとことに通じるようなお話もあったと思います。
その週末(2017年)5月27日（土）には，Zepp Sapporoに某グループのライブに行きました。2月にペニーレインにも来ていたグループです。かなりの雨だったのと，チケットの競争が激しくてあまり鑑賞条件には恵まれなかったのですが，このグループは翌月に解散したので，最後の来道を見届けることができてよかったです。
この日の鴨々堂には鬼怒無月さんがいらしてアンニュイとのライブがあったのですが，これと重なって行くことができなかったのでした。因みにゼップからそれほど離れていないと思います（今はなき鴨々堂では佐藤さんと権頭さんの三日満月がライブをされたこともありました。私の道南時代のことで，道北への帰省が1日ずれていたら鑑賞できていたかもしれなかったのですが…。）。
この後は31日にステラプレイスのHMVに小樽のライブハウスで観た某グループから2名ほど訪れてのトークイベントを観ていますが，2017年の5月はこうして終わり，6月はのやにてマルカート＆チエルームのジョイントライブに始まります。
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