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2021年06月04日23:26

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もっとインフレになるかも<生きれるか

ジワジワインフレになっているのですが
幸いにもコロナ禍で、賃貸家賃のインフレが始まってないから
まだ助かっている人がいる。

賃貸家賃がどうなるか、今のところわからない。
箱は減ってないけど、安い家賃の物件は金利や修繕費の上昇で
減っていく可能性がある
どんな部屋でも6万円くらいはしてしまうということ。

銀行の人とも話したら、インフレの恐ろしさを知らない人が多い。
政治家や官僚にもインフレなんて大したことないと思われている節がある

このまま国債引き受けでM2,M3供給を続けると
インフレは避けられない。
今までがデフレだった分、急激な上昇が始まる可能性がある。
日本は米ドルやユーロのように使っている国が多くないので
いたずらに円を発行しても国内だけでだぶついてしまうから
東南アジア全域で使われていればまだましだったかもしれないが
このままだと天保の改革のようなことになる。

天保の改革とは水野忠邦がやった緊縮財政のことだけど
水野忠邦自身が武士の金融構造を知らなかったものだから
ただ民間いじめしただけに終わった。
この辺は子吉の女房で描かれている。

幕府に金がないのは武士の贅沢のせいだから贅沢を禁止しろ
歌舞伎も遊びも結婚式も葬式も禁止だ!
と乱暴だが
金融では
高利貸し(当時は銀行がないので民間の消費者金融)の金利をゼロ金利に近づけ
金貨の金の含有率を下げて通貨供給量を増やした(M2を増やす)
これで借金の決済はできたがただのインフレが来て
米騒動や打ちこわしが起こった。
結局これは明治新政府の円貨切り替え(デノミ)でしか解決できなかった。

武士というのは計算をすると恥だと思っている。
親の代から○○には人足具足いくつ幾つと決まっているから
それをそろえるのが出費
禄高(給料)に応じて支払いを減らすなどということはしない。恥だ。
だから足りないと借りてくる。
計算は商人がやることだからそんな汚いことは絶対にしない。
で、飢饉で禄高が減るたび借金まみれになり
税金のない商人から借りるばかりで最後は徳政令になる

今の日本と似ているのは、為替レートと産業構造が変わって外貨の獲得が
できなくなったのに、歳出が減らないどころか社会保障費で
増える一方で、減らすに減らせない点だ。

結局金融緩和で通貨レート防衛をした。
アメリカがいつまで我慢できるか、というやり合いになっている。

なぜ日本が破たんしないのか、というと、米国のドル安政策で
つながっているから。

日本が破たんしそうになると、アメリカがちょっと水をくれる。
今回だとアベノミクスの通貨安の容認だ。
だから105-115を行ったり来たりする。
いつまで容認してくれるか?
米国の借金が破裂(長期金利高騰)するまでだ。
アメリカが壊れない限り、ドルと円の交換でドルの利益や
貿易黒字をめぐんでくれる。

最近は目くじらを立てていた自動車の競争力が目に見えて落ちた上に
GAFAやワクチンなど利益が増えてきたので気にしなかった。
アメリカはそれより中国の人民元レートを切り上げたくてしょうがないので
地政学上思い切った円高をやっていない。
それがバイデン菅で文句を言ってこない理由。
しかし今後どうなるかわからない。
ロンヤスが終わったらプラザ合意になったから。

ニクソンショックとプラザ合意は、ドルを360>100まで75%切り下げた。
その分双子の赤字が減った。日本がその分肩代わりしたに等しい。
ニクソンの時のインフレが一番ひどく
ブラックジャックでしょっちゅう社会のノイローゼが描かれている。
500万とか2000万とかBJがいきなりいうのはインフレだったから。

そういうわけで、今の円はドルとリンクしているので、
多少の緩和でも大丈夫だったが
産業構造の変化が出てきたので、民間に影響が出だしている
ただ手取りが減り続けているのはM2緩和のし過ぎの弊害だ。
ほかならぬインフレをしているのは、社会保障費のほうだ。
(これも病気を作り続けないといけない米国企業の問題がある)

米国がいつまた切り下げをやってくるかわからない。
その日はそんなに遠くないかもしれない。
米国のテーパリングから始まるかもしれないし
金の代替となっている原油が電気化で不要になればドルは基軸の後ろ盾がなくなる。
電気にでもするのか?多分簡単にはいかない。

「その日」は突然やってくるので
小さなサインを見つけないといけない。

ある日突然スーパーから食品がなくなり
ATMは引き出し制限がかかる、というかATMそのものがその辺から消えている
だからそこらじゅうで引き出し行列が起こる
電気ガス水道は毎月倍になっていき、自治体ごと止まるところも出てくる。
今のうちから省エネを考えておくといいかもしれない。

いずれにせよドルは果てしなく安くなるしかない。
円も果てしなく安くなる。安くなる競争で輸入が厳しくなるだろう。
さてなぜドルがこんなことになったのか?

実はケインズはブレトンウッズ体制の時に
米国中心の金本位制ではドル以外の世界通貨を作って金とリンクしろ
と言っていたのにドルになった。
1ドル360円。
当時は米国があまりにも強かったから
誰も米国の景気が悪くなるなんて
ベトナム戦争で負けるなんて思っていなかった。
だからケインズの提言を無視して金の決済通貨がドルになった。
貿易もドルで払われる。

世界中でドルを使うのだからあっという間にドルが足りなくなった
果てしなく刷り続けないと増え続ける西側諸国は貿易ができない。
中南米に米国の武器を売るにもドルがいる。
だからドルを果てしなく刷ったので、金本位制を停止して
切り下げた。
ベトナム戦争や朝鮮戦争、宇宙開発で金ばかりかかり
さらにドルを半額にしないといけないほど刷った。
それでもいつも足りないから、ドルの偽札がいっぱい出てくるのだ。

米国の産業が海外(日本)に依存するようになって
本国ドルは輸入ばかりで産業輸出ができなくなり、
貿易赤字が膨らみすぎたので、さらに半額にした。
ジョギングブームを創出し、NIKEが入ってきたころだ。
しかしドルが戦争や貿易決済に使われている限り
ドルの減価は永久に進むのだ。

日本円は刷ったところで日本国内でしか使えない。
ユーロやドルと違い、同じように発行したら
ただインフレになる。
外貨に対し切り下げの選択肢はないから切り上げるしかない。
一旦暴走したモノの値段を止めるにはどうするか。
普通は利上げするが国債発行1000兆円なので今その選択肢はない。
ではどうするか?
デノミしかないのだ。
菅はコロナとオリンピックで燃え尽きて、続投しないかもしれない。
コロナ後にハイパーインフレが来たら、その処理に耐えられるとは思えない。
だれがデノミ宣言をするか、が次のテーマになる。

それが「その日」だ。
黒田総裁がやめるか
菅の後の総理が反リフレか
10月にならないとわからない。
しかし黒田さんがやめる2023年5月までに
海外から何らかの波が来る可能性もある。

猛烈な円高か、猛烈な円安か
あらゆるものが枯渇するか
何かが来るので
今は嵐の前の静けさだと思ったほうがいい
嵐の前でこれなんだから
いざ嵐になったら何が起こるか想像がつかない。



■「コロナ疲れ感じる」7割、20代が最多 内閣府調査
(朝日新聞デジタル - 06月04日 19:05)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=6543274
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