無言歌は続く

　今宵一枚目の音楽は　43枚組最後の一枚
　クナッパーツブッシュ・コレクション 4
　CD43　ワーグナー　楽劇「神々の黄昏」

　ジークフリート:マックス・ロレンツ
　ブリュンヒルデ:アニーコネツニ
　ハーゲン:フレッド・デスタル,アレクサンダー・キプニス*
　グンター:ヤロ・プロハスカ
　グートルーネ:ヴァンダ・アクセル*
　第1のノルン:ベラ・パレン,エンド・サーントー*
　第2のノルン:ロゼッテ・アンダイ
　第3のノルン:ヴァンダ・アクセル
　ヴォーグリンデ:Luis Helletsgruber
　ヴェルグンデ: アニー・ミカルスキー
　フロースヒルデ:Dora With
　ウィーン国立歌劇場管弦楽団＆合唱団
　録音:1937年1月24日＆6月19日*

　楽劇「神々の黄昏」

　ブリュンヒルデ:Gertrude Runger
　ジークフリート:ユリウス・ペルツァー
　第1のノルン:Mela Bugarinovic
　第2のノルン:Dora With
　第3のノルン:Esther Rethy
　ウィーン国立歌劇場管弦楽団
　録音:1938年9月25日

　楽劇「神々の黄昏」

　ジークフリート:セット・スヴァンホルム
　ハーゲン:ヘルベルト・アルセン
　グンター:パウル・シェフラー
　ヴェルグンデ:エリザベス・ラトガース
　ヴォーグリンデ:エルゼ・シュールホフ
　フロースヒルデ:Mela Bugarinovic
　ウィーン国立歌劇場管弦楽団＆合唱団
　録音:1941年6月27日

　楽劇「神々の黄昏」

　ブリュンヒルデ:アニーコネツニ
　ジークフリート:セット・スヴァンホルム
　ハーゲン:ヘルベルト・アルセン
　グートルーネ:Daga Soderzvist
　第1のノルン:エルゼ・シュールホフ
　第2のノルン:Piroska Tutsek
　第3のノルン:ヒルデ・コネツニ
　ウィーン国立歌劇場管弦楽団
　録音:1943年6月30日　最後の一枚は全て第三夜　神々の黄昏　英雄の死　迫り来る神々の黄昏　ワーグナー・オペラの最高傑作「指輪物語」　ジークフリートの死　愛馬を駆って夫の遺体眠る焔の中へ身を躍らせるブリュンヒルデの愛　崇高さゆえの悲劇は　やがて迫る神々の居城ワルハラ炎上へと一気に破局を迎える　指輪をめぐるファンタジックなイメージと目まぐるしく錯綜するアイロニーで描かれたワーグナーの「指輪」四部作　ここに完結

　本棚を眺めていたら雑誌で　音楽現代　2008年7月号があり　甦る伝説　ハンス・クナッパーツブッシュ　と言うのがあったので　今夜はこれを読むとしよう　生誕120年記念の一冊　と言うことは今年生誕133年と云ふことになろうか

　朝からたけのこ掘り　まだ小さい　今度の雨の後が楽しみだ　雨後の筍　と云ふくらいだからな　幾本か掘って茹でる　釜茹で　畑の耕耘　冬野菜の葉物の場所を耕耘　途中耕運機の燃料を買いに行く　燃料は軽油である　昼になる　

　うどんを茹でる　ほぼかけうどん風　一応讃岐うどんの乾麺　茹でたら２３０グラムであった　昼前に前のお菓子屋さんが来て新作に作りたてに冷凍のお菓子を持ってきた　そごうとか川越の旧道に店も出している　我が街ではちょっと抜け出ている和菓子屋さん　もらうことがあるが買ったことはない　昼に早速柏餅を食べる　桜仕立て　おいしかった　のち午睡　今日は昼めし旅がなかったようで　竹林の蜂さんを見に行ったりあれこれ　午後はのんびりだね　2時半　お茶を飲む　今日は時代劇なし　お茶を飲んでのんびり　風呂に入る　録画してあった時代劇を見る　一時間なので早く終わる

　夕飯に豚肉の味噌焼きだったか何焼きだったか　おいしかったがひとり一枚　下にサラダを敷く　玉レタスにサニーレタスを適宜千切り作る　それぞれ葉っぱ三、四枚　ご飯味噌汁　あいかわらず少量だな　生活するには充分だ

　李賀　陳商に贈る　若い時から好きだった漢詩の一つ　希望を断ち切られた男の自嘲かな

　長安有男児
　二十心已朽
　楞伽堆案前
　楚辞繋肘後
　人生有窮拙
　日暮聊飲酒
　祗今道已塞
　何必須白首


　書き下し文

　　陳商に贈る

　長安に男児有り
　二十にして心已に朽ちたり
　楞伽案前に堆く
　楚辞肘後に繋る
　人生窮拙有り
　日暮聊か酒を飲む
　祗だ今道已に塞る
　何ぞ必ずしも白首を 須たん


　現代語訳

　長安に一人の男児がいる
　二十歳にしてすでに心は朽ちてしまった
　楞伽経は机に堆く積まれ
　楚辞は肌身離さず持っているほどの者だ
　しかし人生には困難がつきまとうもので
　現在は日が暮れると少々酒を飲み憂さを晴らすような生活だ
　今まさに将来の道が塞がってしまった
　どうして白髪に老いるのを待つ必要があるだろうか