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2021年01月15日16:08

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本物の緊急事態宣言を見せてやるぜ

マレーシアの状況がなかなか興味深いのでお知らせします。

ここ最近、新型コロナ感染者が毎日2,000から3,000人出ています。
人口3,200万人のマレーシアですから、比率としては日本より酷いかもしれません。

1月13日から26日まで新型コロナ感染者の多い大都市がロックダウンされることになりました。
私達が住んでいるペナンも含まれています。
外食は禁止(持ち帰りは良い)、外出は1家庭2人まで、移動は10km圏内のみ、食料、生活必需品の買い出し以外の外出禁止。
大きな通りでは検問があり特別な理由がなければ州外へ出ることは禁止、違反者は逮捕、罰金。

今はこれらの規制の緩い会社近くの社宅に疎開しています。
独身時代に住んでいた家でご近所さんたちとも顔見知りで、何かと助けてもらってます。
ここでは外食可(2人まで)、州内であれば移動の制限無しです。

興味深いのはマレーシアの緊急事態宣言です。
12日に国王が首相からの提議を受け、8月1日まで非常事態宣言を発令しました。
これはマレーシア憲法に定められていて、建国以来4回目です。
日本とはかなり違うので驚きました。

1、憲法、国会、地方議会の停止
2、選挙(総選挙、地方選挙、補欠選挙)の停止
3、内閣は国王の宣言の下、国会の議論を経ずに法律を制定できる
(イスラム法、公民権、宗教に関するものは除く。但し、この時発令される法律が憲法に違反していても有効。
有効期限は6カ月だが緊急事態宣言中は再発布可能。緊急事態宣言終了後、国会の承認が得られれば終了後も継続可)
4、司法は緊急事態宣言下における如何なる決定に対しても国王の責任を問うことはできない
5、軍隊による違法入国者の摘発が可能
(マレーシアは外国人労働者が多く、違法入国者も多い。大企業は彼らに対し劣悪な住環境しか提供していない)

5に関しては、昨年マレーシアにある世界最大のゴム手袋製造会社で大規模感染があり、
今まで明るみに出ていなかった違法入国した外国人労働者の住環境が問題になりました。
彼らは貨物用コンテナを住居として用意され、過密状態で住んでいたそうです。
当然企業も問題視されましたが、違法入国者が多いことも問題になりました。

昨年3月からスマホ所持者は政府作成のアプリによって、どこに行くにも記録をしなければなりません。
スマホを持ってない人は各所で用意されているノートに記録します。
近所の小さな雑貨屋ですら検温と記録なしには入店できません。
マスクをしていない人や違反者を見つけて写真を撮りインターネットで晒すという、密告のようなことも多いです。
日本の大戦中(またはそれの現代版)のような管理社会ではないでしょうか。

日本でここまでやる必要はないと思いますが、こういう国もあるということで紹介します。

なお、情報の正確性、及び私の翻訳、解釈に間違いがある可能性もありますので、ご了承下さい。

それでは。
お互い健康には気を付けて。
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