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2021年02月06日22:12

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2020年 第94回キネマ旬報ベストテン

■日本映画ベストテン
1位 『スパイの妻 劇場版』
2位 『海辺の映画館 キネマの玉手箱』
3位 『朝が来る』
4位 『アンダードッグ』
5位 『本気のしるし 劇場版』
6位 『37セカンズ』
7位 『罪の声』
8位 『喜劇 愛妻物語』
9位 『空に住む』
10位『アルプススタンドのはしの方』

■外国映画ベストテン
1位 『パラサイト 半地下の家族』
2位 『はちどり』
3位 『燃ゆる女の肖像』
4位 『ストーリー・オブ・マイライフ わたしの若草物語』
5位 『異端の鳥』
5位 『死霊魂』
7位 『フォードvsフェラーリ』
8位 『ペイン・アンド・グローリー』
9位 『1917 命をかけた伝令』
10位『TENET テネット』

■文化映画ベストテン1位
『なぜ君は総理大臣になれないのか』

■読者選出日本映画ベストテン1位
『天外者』
■読者選出外国映画ベストテン1位
『パラサイト 半地下の家族』

☆個人賞
■日本映画監督賞 大林宣彦(『海辺の映画館 キネマの玉手箱』)
■日本映画脚本賞 濱口竜介、野原位、黒沢清(『スパイの妻 劇場版』)
■外国映画監督賞 ポン・ジュノ(『パラサイト 半地下の家族』)

■主演女優賞 水川あさみ(『喜劇 愛妻物語』『滑走路』)
■主演男優賞 森山未來(『アンダードッグ』)
■助演女優賞 蒔田彩珠(『朝が来る』)
■助演男優賞 宇野祥平(『罪の声』『本気のしるし 劇場版』『恋するけだもの』ほか)
■新人女優賞 モトーラ世理奈(『風の電話』『タイトル、拒絶』)
■新人男優賞 奥平大兼(『MOTHER マザー』)

読者の監督賞は作品賞の監督なので略。

 キネマ旬報、ようやく発表になりました。
 ベストテン2位以下の書かれたデータがネット上にないので、けっこう困った。本家本元キネ旬公式HPでは、2位以下は「本誌にて発表」として、購入を促進。各種ネットの報道機関も親元に従って、1位までしか公表せず。個人のツィッター上でもほとんど見当たらないのだから、どこかで緘口令でもひかれているのかと思った。天下のインターネットも大したことないね。それとも載せたら訴訟します、とかどこかに書かれているのかな? あのねえ、そんなことしなくても私は毎年買ってますので! ただまだ買いに行けてないだけ。こういうのをネットで流すのは映画そのものが話題になっていいと個人的には思うのだけど…、まあ、もし問題あるというなら消しますよ。

 で、今回は映画芸術でワースト1位になった『スパイの妻』をはじめ、ワースト2位『罪の声』、ワースト4位『海辺の映画館』もランクイン。よかった。この2誌は一時期、選考者がカブったりして、けっこう似たり寄ったりのベストテンになることがままあったので。それこそ昔は正反対のベストテンだったという記憶がある。それが戻ってきた。こういうのは文化的に健全なことだと思う。

 私が見ていないのは日本映画ベスト4位の『アンダードッグ』。外国映画ベスト5位の『死霊魂』、8位の『ペイン・アンド・グローリー』。それと文化映画ベスト1位の『なぜ君は総理大臣になれないのか』、読者選出日本映画ベスト1位の『天外者』も見逃しだがや(なぜか名古屋弁)。キネ旬はいつも長尺の作品をベストに入れる傾向があるので、長尺映画が苦手な私は毎回こういうことになる。『アンダードッグ』ってそんなにいいの? やられたなあ。大林宣彦は予想どおりランクイン…どころか監督賞までもらっている。生前の人柄とこれまでの功績をたたえてなんだろうなあ。

 それから外国映画ベストテンにNETFLIX作品が一本も入っていないのは解せないなあ。同じネット配信映画でも『アンダードッグ』は入っているのだし。もしかして単に試写会がないので(たぶん)、見ていない評論家が多いだけ?(まあ、上映期間も短いが)。テン以下に入ってるかどうか、また本誌で確認します。

 あと俳優関係の賞は新人賞をのぞいて、すべて毎日映画コンクールと同じ顔ぶれで面白味がないね。そこはちょっと不満。まぁ、水川さんと森山さん、どちらも私は作品を見れていないので(水川さんの『喜劇 愛妻物語』は見ているが…)、何とも言えないのがツラい。本当に2020年はこの二人以外に考えられない、っていうほど圧倒的だったんなら、納得するけど。
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