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2021年02月23日11:05

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2021-02-19 中華そばガーデン

 明日は臨時に早朝から出勤だし、2月の有給休暇取得が無いこともあり、午後から有給休暇として昼過ぎに退出。
 さてさて、何処で何を食おうかと、スマホでGoogleMapをラーメン店表示にしてどの方面へ行こうかと眺めていると、ポン!と「「中華そば ガーデン」の表示が出た。
 聞いたこと無いがと指タッチして情報窓を開けると、一昨年位に開店したそうだが、中華そば店らしくない店名は、それ以前が「Cafeガーデン」だったのをそのまま継承しているとのことで、喫茶店のオーナーが店を閉める際にそのまま名前ごと引き継いで中華そば屋にしたとのこと。珍しいパターンだ。
 情報窓から食べログを開いて写真や営業情報を読むと、どうも可児市にある大石屋系の中華そばらしい。チャーシューが分厚いことで有名なあの大石屋。メニュー写真にはラーメンの小(600円)、中(700円)、並(800円)、大(950円)、チャーシュー麺の並(1,150円)、と大(1,250円)、そして小ライス(150円)、以上という潔さ。この店ラーメンのみ、しかも味は一種類で勝負しているらしい。まさに大石屋系だ。行ってみるべし。
 店は4階建鉄筋コンクリートのアパートの1階の道路側。駐車場はアパートの1階に3軒分のテナント後が全部中身を取り払われた状態で空いており、それが3台分の駐車場となっているのだが、出入りが狭いので、ワンボックスで行っている自分が困っていると、店の大将らしい老人が隣の広い駐車場を指さして停めろという。どうやらそこも借りているらしい。
 店に入ると、低めのテーブルに藤弦風の椅子、出入り口付近のカラーBOXには週刊誌という、いかにも近所の常連で持っていた喫茶店という感じ。疑問に思っていた「中」と「並」の差と訊くと、麺量は同じでチャーシューの枚数の差だという。「中」は2枚、「並」は「3枚」、「大」は5枚らしい。
 カウンターに座っていた先客が「チャーシューは分厚いよ。」と助言をしてくれた。
 「大」は麺量も多いみたいなので、ここ「並」と小ライスを付けることとした。チャーシュー麺はどんなチャーシューか味わってみないとわからないので次回に廻す。
 店は老夫婦でやっているようで、接客担当の老婦人がガラスコップの水と熱い布お絞りを出してくれる。前の喫茶店で使用していガラスコップなのだろうか。今時のラーメン屋は何処も洗いやすさと割れ難さを優先して味気ないプラスチックコップ使用の店が多いし、お絞りに至っては良くて紙製、下手すれば無しという店が多いので、この店の熱い布お絞りは寒い冬には嬉しい限り。
 注文してしばし待つと、先に小ライスが出てきた。小ぶりの飯茶碗に盛られた白飯は仏だが、付いてきた半月に切られた沢庵が結構厚くて、ライスの付随物としては結構な量だ。
 そして、待望のラーメン。富山ブラックもかくや、と言わんばかりの黒さ。うーん、可児市の大石屋はどうだったろうか、もう20年以上行っていないので思い出せない。たしかスープはそんなに塩辛くはなかった筈だが。
 麺は中太でやや縮れた黄色麺。黄色がかって見えるのはスープの色が移っているかと思ってしまうほどスープの色は濃い。
 黒いスープに隠れてはいるが、チャーシューも確かに居る。大石屋系らしく丸く分厚い。厚みは1センチ弱位か。つまんではみたが、これはちょっと後に食べよう。
 スープは、やはりその色程の塩辛さではなく、程よい塩味とそして僅かに甘い。出汁もよく効いていて幾らでも飲めてしまう。
 麺とスープを味わってそのあと期待のチャーシューへ。見た目は堅そうな肉なのだが、歯を当てるとそれ程でもなく案外に柔らかい、そして肉の脂の甘さが際立ってとても美味い。久しくぶりにおいしいチャーシューを食べた。肉の主張が麺よりも前に出ることなく、それでいて肉の食感がちゃんとあり、他の店のチャーシューの脂で柔らかいだけのチャーシューとは一線を画している。
 大石屋のチャーシューはもう少し固かったと思ったが、記憶の彼方を探ってみるが、思い出せない。ただ、見た目を思い出して、そっくりだと思った。
 そこからはもう、夢中で麺とスープを啜り、チャーシューを齧り、ライスを放り込む。3枚有ったチャーシューは結局1枚が最後まで残り、たっぷりと味わうことができた。
 スープもレンゲで掬いきれない分は丼に口をつけて飲み干してしまう。飲み干せてしまうほど、塩辛さもコクも丁度良い加減の一杯だった。ご馳走様。
 久しぶりに「満足する旨さ」のラーメンだった。また来よう。
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