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2020年11月10日06:28

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BAE、ボーイング、ロッキード・マーティン、日本のFXにRFI解答

目2020年10月30日に次期戦闘機開発の日本国内の元請業者に三菱重工業が決定しました。続いて、海外の協力企業の選定を行うために防衛省は《これまでに戦闘機のインテグレーションを行った経験のある…》7つの会社に対して情報開示請求(RFI)を発出しました。それに対して回答を寄せた企業は3社。BAEシステムズ、ボーイング、ロッキード・マーティン。この事について海外の専門誌がどのように伝えているか気になりまして、今回フライト・グローバル誌の記事を翻訳し熟読してみました。ご興味がある方がいたらお付き合いして下さい。

BAEシステムズ、ボーイング、ロッキード、日本の次期主力戦闘機(FX)への情報開示請求(RFI)へ解答する 
2020年11月6日:グレッグ・ワルドロン著【フライト・グローバル】

BAE, Boeing, Lockheed respond to new Japanese F-X RFI
2020-11-06: By Greg Waldron Flight Global
https://www.flightglobal.com/defence/bae-boeing-lockheed-respond-to-new-japanese-f-x-rfi/140995.article

BAEシステムズ、ボーイング、ロッキード・マーティン、は日本の将来戦闘機開発プログラムに関する情報開示請求(RFI)に返答をした。日本の防衛装備庁(ATLA)は9月16日に7社に情報開示請求を行ったが、BAEシステムズ、ボーイング、ロッキード・マーティンのみが情報開示請求の締め切りに解答を寄せた。またロッキードはノースロップ・グラマンと共同で申し込んだ。

MHI(三菱重工業)が指揮をとり最良の戦闘機の形状などのコンセプトデザインを提案したとATLA(防衛装備庁)は語る。
「3社からの情報開示請求(RFI)に対する回答は防衛省によって評価され、今年中には1社が選ばれて決定される」。
RFI(情報開示請求)への返答は、10月30日に防衛省が三菱重工業との間でF−X(次期主力戦闘機)開発の契約に調印して2030年代にF−2(後継機開発)を成功させる事になるというニュースの後に続いた。

《BAEシステムズ》
BAEシステムズは現在ヨーロッパで行われている国際共同開発のテンペスト・プログラムをリードしている。BAEシステムズは技術的分野を横断してF−X開発で支援できる可能性についてRFI(情報開示請求)に対して検討していると語る。
「我々は喜んで日本の防衛省のRFI(情報開示請求)の回答を提出し、それがF−Xプログラムに重要な価値を加える事を確信している」
アンディ・ラザム(Andy Latham)BAEシステムズ航空ビジネス日本担当主任がそう語る。
「我々は過去10年間に世界中の国々と協力してその国の独立を守るために必要な能力を提供してきた実績がある。我々の戦闘機の共同開発プログラムの実績はすでに我々に提供されており、協力関係で要求される次世代の戦闘機開発プログラムを提供できる技術や能力の領域に挑戦できる事を推察し理解できるはずである」

《ボーイング》
ボーイングはこれまでに日本に対して多くの戦闘機を提供してきておりその中にはF−15Jをアップグレードした新しい“日本のスーパーインターセプター”(高性能迎撃機)も含まれる。
「我々は日本の次世代戦闘機の開発を支援するための提案を行う事に招待された事を光栄に思う」とボーイングは語る。
「我々のプロポーサル(提案)は日本が主導する次期戦闘機開発に先端技術(cutting-edge technology)を基盤にボーイングと日本の最良の関係を築く事である。我々は日本との間でこれまでに強力で豊富な提携関係の歴史が存在し、そして日本とアメリカの鍵となるインターオペラビリティに沿う形での低コスト低リスクを請け負う事ができる先進的な戦闘機の開発の道筋を検証する」

《ロッキード・マーティン》
ロッキードもまた日本との間には長い歴史が存在する。F−2戦闘機はロッキードからF−16の提供を受けたものであり、日本政府はすでに147機のF−35の取得の最中であり、それらは数の多さで世界第2位の運用国となり、MHI(三菱重工業)はF−35の最終組み立てライン(final assembly line)を運営している。
「ロッキード・マーティンは日本のF−X情報開示請求(RFI)にノースロップ・グラマンと共同で解答をした」ロッキード・マーティンはそう語る。
「我が社のRFI(情報開示請求)への回答の要点は、日本のF−Xインテグレーター三菱重工業(MHI)はじめ国産デザインと国内開発を請け負う産業界との関係が密接である事をテコ(leveraging)にして、最重要な開発コストと期間を縮小する分野で開発支援できる潜在能力があることである」
ロッキード・マーティンの強みはステルス戦闘機に豊富な経験がある事で、そんなF−35の資産とともに重要なインターオペラビリティに触れる事が出来る点である。
「我々がMHI(三菱重工業)とのパートナーに選ばれ日本の次期戦闘機の開発コストの削減に効果を上げ、日本の技術的能力の進化に協力し続ける事になるために必要な条件に対して非常に良いポジションにある事を我々は確信している」。:終了






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