mixiユーザー(id:67571937)

2020年11月18日19:20

166 view

医療扶助と「善い人生」

明日は朝から内視鏡検査、つまり胃カメラでの検査。これで2回目。以前から胃の痛みはあったが、保険料滞納で健康保険証さえ持たせてくれなかったので、病院には行けなかった。就職しても警備業など健康保険もないところが多く、それでも2か月先の給料支払いなど待つ余裕はないので、週給で支払ってくれるところはありがたかった。日払いで当日分の給料を受け取ることもあった。子供二人を抱えた「父子家庭」で、本当に「食うだけ」で病院に行くことなどできなかった。ひとたび貧困・失業・病気などの輪廻の輪に入ってしまうと、生きているうちは抜け出せはしない。身体は動かず、電車の入ってくる駅で線路に引き込まれるような恐怖を感じるようになり、まだ「引きこもり」状態の娘がいたので(息子は慶應義塾大学を自力で卒業して、家を出て行ったっきり)「死んだ気になって」65歳を迎えたころ、生活保護受給者となった。
十二指腸潰瘍、C型肝炎、肝硬変、ピロリ菌感染と高血圧(脳内出血)、脊柱管狭窄の治療ができているのは、まったく生活保護、その医療扶助の御かげ以外の何物でもない。せっかく病気の治療をしてもらったのだから、「善い人生」を今からでも送らなければいけないと思う。つまり「健康で文化的な生活」を追求することは、私の義務であると思う。私が生活保護裁判の原告として、実名を含む個人情報を明らかにして裁判に出ているのは、そういう背景があるからだ。
最初は「胃カメラ」は死ぬまで受けないつもりでいたが、あまりにも苦しく辛かったので数か月前に内視鏡検査を受けた。「初めてにしては、飲み方がうまい」と看護師に褒められたが、嬉しくはなかった。2回目は、少し余裕がある。
2 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する