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2020年06月09日16:52

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可愛くて面白い。これ最強

レトロゲーをクリアしてみようのコーナー。
今回プレイしたのは「モンスターワールド4」です。
メガドライブミニに収録されていたソフトですね。

4というからには当然シリーズがあるわけですが、僕はこれ以外だと、ファミコン移植された「西遊記」をクリアしたのみです。

今作の4は、シリーズ初の女主人公。
少女が戦士となって旅立つところから、最後は世界を救う勇者になるまでを描いています。

・評価点
「とにかく可愛い」
女主人公アーシャは、デフォルメされた姿や細かい動きがとにかく可愛い。
基本的なアクションだけでなく、例えば立ち止まっていればあくびをしたり、トゲに刺さればお尻を押さえたり。
氷で滑れば片足立ちでバランスを取り、さらに滑ればクルクルと回転しながら滑ったり。
相棒ペペログゥにぶら下がる姿や、重すぎて動けない姿など。
様々な姿がどれも可愛く、プレイヤーを飽きさせない。
敵のデザインも可愛いものが多く、コミカルに描かれていて憎めない。

「多彩な仕掛けとペペログゥのアクション」
今作は、相棒としてペペログゥを連れている。
こいつを活用したギミックが豊富で、新しい場所に行くたびに楽しませてくれる。
例えば、頭にのせることで上からの火の玉を防いだり、その状態でジャンプすれば羽ばたいてゆっくり降下。
投げればスイッチや仕掛けを作動させてくれる。

しかもペペログゥは何度か成長していき、アクションも変化。
大きくなったペペログゥは頭に乗せると重すぎてアーシャが動けなくなる。
しかしそれを利用し、滑る氷の床でペペログゥを重しに使ってブレーキをかけるなど。
やっていて「あ、なるほど!」となった。
こうしたスカっとする謎解きが多彩で、頭を使ったプレイが楽しい。

「秀逸なストーリー」
アーシャは町を拠点に、4つの国を回って精霊を助け出していく。
しかし途中でアクシデントがあり、王女様が敵として登場するなど、驚かせてくる。
後半はペペログゥが離脱することでアーシャの孤独な旅となり、最後でまた驚かせてくれる。
単に国を往復して淡々と進めていくだけでなく、ストーリーによる味付けが面白かった。


・改善点
「後半のダンジョン難易度が高い」
謎解きや探索、迷路などは、まだ頭を使ってプレイするのでやりがいに繋がる。
しかし後半ステージは、純粋にアクションの腕前を要求される。
例えば空中の動く足場は回転していて流され、それを次々に飛び移る必要があったり。
横風が吹くエリアで綱渡りをしながら、制限時間内に進まなければならなかったり。
要求されるアクションがかなりハイレベル。
しかも、ただ戻されるだけでなく、ジリジリとライフを削られていくため、何度もリスタートする羽目に。
この繰り返しはかなりつらかった。

「攻撃パターンの変化がない」
謎解きやアスレチック的なアクションに主眼を置いているゲームなのでやむを得ないところはある。
しかし、アーシャの攻撃手段は剣しかないため、最初から最後までずっと同じ。
装備はパワーアップするが、敵を攻撃する手段自体は単調。
例えば魔法の弾を飛ばすとか、チャージ斬りとか、そうした工夫はあってもよかった。
ただ「敵がいつ隙を見せるか」を見切るゲームであるため、あえて加えなかった可能性もあるが。

「見た目の変化がない」
相棒のペペログゥはストーリー進行によって変化するが、アーシャの姿は変わらず。
装備が変化したら本人の姿も変わるところまで望むのは贅沢だろうか。


・総評
とても面白いゲームでした。
忘れたころにもう一回やってもいいゲーム。
十分に良作と言える。

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