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2020年03月11日03:35

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短期間の買い替え B&WからPMCへ

「ものを短期間で買い換えるのはよくない。」
という教え?は、なんとなく日本人の多くが自覚している感覚ではないだろうか。

昨年10月にKEF 105 series 2から、B&W Nautilas 804に買い換えた。
一時は、「スゲーェ!」っと感嘆した。
が、高音のピークや、音の固さが次第に気になりだした。
優秀なので、ケーブルなどの変化に敏感だ。
変えた時は、よいのだが、1時間くらいピアノでも聴いていると、なぜか「固さ」が気になるのだ。
音楽の前に、音を聴いている感じ。
カザルスの前に、固い音がはばまれている感じ。

しかしこれは1時間くらい聴かないと分からない。
1時間の間は、いわゆるオーディオ的に「聞こえなかった音が聞こえる」等楽しいのだ。
しかしそれを過ぎて、音楽に入っていこうとすると「独特の固さ」が気になる。
それと解放感がない。伸びやかさがない。
Vcのふわっとした感じとか。

それで、冒頭の言葉に反するが、他のSPの方がよいかも?と思いはじめた。

とはいえ、これまでけっこういろんなSPを使ってきた。
英国に限定しても、LINN,Harbeth,Rogers,KEF、等々。
前述のKEFは、音のバランスは最高だったが、現代的な解像度となると古さは否めない。

そこでPMCというイギリスのメーカーが浮上し、検索し、レビュー等を見てみた。
過去に何度か聴いたことがある。
特別な個性はないが、「ナチュラルな解像度(B&Wはエッジが効いた解像度)」だった覚えがある。

そうこうしているうちにまた友人から、B&Wを買ったのと同じダイナミックオーディオから、PMCのOB1iの中古が出たとの情報が入った。
滅多にない品物でしかも価格も相場より安い。

友人いわく「この値段なら、気に入らなければオークションで売れる」とのこと。
悪魔のささやきである。(笑)
一晩考えて、発注した。
804に関してはいろいろな使いこなしを大分やったが、例の「固さ」やエッジは取れない。
アンプもいろいろ変えたが、うまくいかない。
というわけで、残る?イギリスSP、PMCを注文した。

804もそうだが、サイズが大きいので、売ったり買ったり面倒だ。

でも(トールボーイでは)ブックシェルフの小型では味わえない、ヴェルディのレクイエムの爆発(笑)がある。
そう思って、注文した。
二度目だったので、担当の人も気ごころが知れていて、若干安くしてくれた。

届いて、開梱作業に一息。
出てきた音は地味。。。。
しかし解像度はある。
昔のBBC系の伝統もある。
これみよがしな所はないが、ケーブルや機器の変化にも応答する。

なにより804で気になっていた「固さ、高域のピーク」や「エッジの強調」はない。
だから、地味だけど、愛している。
低域がもうちょい力強くとか、あるけど、それは今後の課題だ。
使いこなしで好みにもっていける。
ポテンシャルは感じる。

これからどうやって、自分風味にもっていけるか、だ。

というわけで、冒頭の言葉を破ってしまった自分。
だが、音楽は毎日聴くし、よいかな、と思う今日この頃。

届いてまだ1週間、PMCという新しい相棒とはこれからだ。

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